坂東三十三カ所観音霊場、第32番札所の音羽山清水寺にお参りした際、最寄り駅の長者町駅から徒歩50分の道中で見つけました。

 

 

 

 

 

科名と属名:アカバナ科マツヨイグサ属
学名:Oenothera rosea

英名:rose evening primrose

和名:ユウゲショウ(夕化粧)

別名:アカバナユウゲショウ
分類:多年草
草丈:20~50cm
開花期:5月~10月

原産地:南米~北米南部

 

 

南米から北米南部の原産ですが、現在は帰化植物として世界の温暖な地域に広く分布しています。日本では、明治時代に観賞用として移入されたものが関東地方以西に野生化しており、道端や草地でよく見られます。

 

マツヨイグサ属の花はすべてが南北アメリカが原産で、現在、そのうちの14種類が日本に帰化しています。これらは生態や特徴がよく似ていて、咲かせる花の色によって区別しています。白または薄ピンク系統は「ツキミソウ」、黄花系統は「マツヨイグサ」、赤花系統は「ユウゲショウ」と称されています。

 

花が夕方に開花するため「夕方、化粧したように咲く花」ということで、この名前が付けられています。けれど、実際には昼間から咲いている個体がほとんどで、夕方になるとしぼんでしまうものさえあります。