浅草寺の北、浅草警察署近くに鎮座します。

 

富士信仰が盛んだった江戸時代、富士山の遙拝所として勧請された浅間神社の一つです。元々は蔵前の三好町(現在の蔵前二丁目)にありましたが、幕府の命を受けて現在地に遷座しました。当時、この地は富士山に似た小丘だったそうです。

本殿から発見された棟札により創建は元禄年間(1688年~1703年)と推定されていますが、1671年(寛文11年)の江戸絵図には鳥居が記載されており、その頃には鎮座していたとする説もあります。

江戸時代は富士権現と称され、浅草寺の子院である修善院が別当として管理していましたが、神仏分離により、1873年(明治6年)から浅草神社の兼務社となりました。

土蔵造の本殿は1878年(明治11年)の建造で、1945年(昭和20年)の東京大空襲でも焼け残りました。1997年(平成9年)~1998年(平成10年)に改修工事が行われ、外側に漆喰塗が施されました。また、2016年(平成28年)には境内に小さな富士塚が築かれました。

例大祭はかつては旧暦の6月1日でしたが、現在は、富士山の山開きが行われる7月1日となっています。

その縁日として植木市が開催されていましたが、現在では5月と6月の最終土・日曜日に行われています。植木屋を中心として多数の店が出され、多くの人で賑わいます。植木市では、疫病除け・水あたり除けのお守りとして麦藁蛇が頒布されます。元は宝永年間(1704年~11年)に駒込の喜八という百姓が夢告を受け、駒込富士神社で授与するようになったものですが、霊験あらたかであると評判になり、浅草でも授与するようになったそうです。戦後は中絶していたが、近年、再現し、植木市と正月三が日に頒布するようになりました。御朱印にも麦藁蛇がデザインされています。

 

 

 

御朱印

 

夏詣での御朱印

2017年(平成29年)7月1日拝受

 

浅草富士浅間神社(あさくさふじせんげんじんじゃ)

御祭神:木花咲耶比売命(このはなさくやひめのみこと)

御利益:安産、疱瘡・疫病除けなど

近隣の駅:浅草駅(東武鉄道、都営地下鉄、東京メトロ)徒歩12分

       浅草駅から都営バス「池袋駅東口行」で「浅草警察署前」バス停すぐ

                     「南千住駅西口行」か「南千住車庫前行」で「浅草七丁目」バス停徒歩3分

 

*7月1日の富士山山開きの日、5月と6月の最終土日に行われる植木市の日以外は無人。現在、浅草神社で御朱印をいただけるようです。

 

公式サイト(浅草神社公式サイト内)

浅草富士浅間神社 | 浅草神社 三社様 (asakusajinja.jp)