原宿竹下通りをちょっと東側に逸れた辺りにあります。女子中高生や国内外からの観光客で満員電車並みに賑わう竹下通りの喧騒を掻き分けて境内に入ると、そこは別世界。静かな空間が広がります。
日露戦争で日本海海戦の総合司令官として連合艦隊を指揮し、勝利した東郷平八郎を祀る神社です。勝利の神様として有名です。
東郷平八郎が1934年(昭和9年)5月30日に亡くなると、全国から海軍省に東郷を顕彰する神社の創建の要望と献金が届けられます。当時の海軍大臣大角岑生が財団法人東郷元帥記念会を設立し、寄せられた献金によって神社の創建が計画されました。1937年(昭和12年)9月に地鎮祭、1940年(昭和15年)5月27日(海軍記念日)に御鎮座祭が行なわれました。
1945年(昭和20年)に東京大空襲によって社殿が焼失しましたが、戦後、復興の機運が高まり、1958年(昭和33年)に奉賛会が結成され、1964年(昭和39年)に社殿が完成しました。
勝負に勝つことを願う人々、団体が奉納した必勝祈願幟が立ち並びます。スポーツ関係が目立ちます。勝負の日を前にしたアスリートが参拝していたりもするそうです。
海軍との繋がりから、境内には、海軍や海事、水産関係物または崇敬者を合祀奉斎する霊社、海の宮も置かれています。
勝負に賭けた雰囲気とはちょっとズレる感じもしますが、原宿だからでしょうか、ハローキティの交通安全お守りがあったり、ハローキティをデザインしたオリジナルの御朱印帳があったりします。ハローキティの御朱印帳には、通常の御朱印の「勝」の位置にキティのリボンの真ん中に錨マークが入ったスタンプを押していただくことができます。
2016年（平成28年）4月4日
東郷神社（とうごうじんじゃ）
御祭神：東郷平八郎（とうごうへいはちろう）
御利益：勝利等
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表参道駅(東京メトロ)徒歩10分
社務所受付時間：8時～17時
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