スペイン狂想曲

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1890年代のスペイン、セビリア。カーニバルで賑わうセビリアで、アントニオは美しく妖艶な女性、コンチャに一目惚れしてしまいます。アントニオは、酒場で出会った男、パスクアルの忠告を無視し、コンチャの虜となっていき...。

 

原題は"The Devil Is a Woman"なのですが、女が悪魔というより、男が愚かという印象を受けました。そんなに何度も騙されちゃダメでしょう。少しは、経験から学ぶとか、懲りるとかしてもよさそうなものです。

 

まぁ、確かに、実際にかのマレーネ・ディートリッヒが現れたら、冷静でいられるわけもなく、どんなに分かりやすい罠でも掛かってしまうものなのかもしれませんが、それにしてもです。

 

コーチャが最後まで悪魔に徹するのかと思ったら...な終わり方は、時代が反映されているのか、マレーネ・ディートリッヒを完全なる悪魔として描くことが憚られたのか...。

 

まぁ、もっとも、コーチャに男たちに対する悪意があったというよりは、ただ、自分の欲望に忠実で、それを満たすための手段として男たちを利用しただけ。特に男たちを破滅させようとか、不幸にしようといった意図があったようには思えません。

 

そんなところも、コーチャの不思議な可愛らしさに繋がっているのかもしれません。

 

ストーリー的に面白みがある作品とは言えませんが、マレーネ・ディートリッヒの魅力をたっぷり味わえる作品です。

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間諜X27

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第一次大戦下のウィーン。軍人だった夫が殉職し、娼婦となっていた女が、祖国に対する忠誠心を買われ、"X-27"と呼ばれるスパイになります。彼女は、反逆者と目される大佐の身辺を洗うよう命じられ、ロシアに潜入しますが...。

 

正直、彼女をスパイにする必然性があったようには思えません。"愛国心"という部分についても、今一つその強さが伝わってきませんでした。

 

愛国心に篤かったはずの彼女が、何故、そんなに簡単に大佐に惹かれていったのか、愛する国を裏切り、自らを犠牲にしてまで彼を助けたのか、その背景も見えてきません。

 

スパイのやり方についても、彼女の持つ一番の武器を活かせているかと言うとそでもないような...。

 

ストーリーや設定については、かなり穴が目立ちます。スパイものの魅力を作るドキドキハラハラも薄かったです。

 

それでも、マレーネ・ディートリッヒの存在が光っています。ちょっとした"変装"で全く違う人物に見えてしまうあたり、外見の作り方の巧さもあるのでしょうけれど、彼女の演技力あってこそなのでしょう。

 

そして、処刑の際の彼女のカッコよさ。最後の衣装を要求するシーン、目隠しで兵士の涙を拭くシーン...。ただ美しいだけではない、凛としたカッコよさを感じさせるマレーネ・ディートリッヒありきの作品と言ってよいでしょう。

 

マレーネ・ディートリッヒの存在が、本作を観る価値のある作品にしているのだと思います。

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アズミ・ハルコは行方不明

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山内マリコの小説を映画化した作品。原作は未読です。

 

安曇春子は、27歳、独身の会社員で地方都市にある実家で、両親、高齢の祖母、猫のみーちゃんと共に暮らしています。祖母の介護でイライラする母親との生活は息苦しく...。一方、成人式で中学時代の友人、ユキオと再会した20歳の愛菜は、流れでつい身体の関係を持ち...。

 

そろそろ若さを失いつつある者たちの鬱屈した思いを描きながら、社会の病理を炙り出そうとしたのでしょうか。

 

ただ、春子にしても、愛菜にしても、そこに行かざるを得なかったギリギリ感が乏しく、それぞれの言動に納得できるものが感じられませんでした。

 

まぁ、原作のある作品なので、原作の問題なのであれば仕方ないところかもしれませんが、本作の構成というか見せ方にも難があるような気がします。

 

時間軸のずらし方も凝っているようで、ただ、分かり難く支離滅裂にしているだけのような感じですし、オシャレを狙って外してしまったというか、変にカッコつけようとして失敗した感じが否めませんし、観ていて落ち着きません。

 

本当に行方不明になってしまったのは、安曇春子ではなく本作のストーリーだったのかもしれません。

 

春子を演じた蒼井優は流石に力を感じさせてくれますし、愛菜を演じた高畑充希も蒼井優に引けを取らない存在感を出していただけに勿体なかったです。残念でした。

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クロモジ茶

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先日、埼玉県、長瀞にある宝登山神社に行ってきました。山頂にある奥宮まで行ってきました(といっても、ロープウエイですが...)。

 

お守りなどを頒布している社務所を兼ねた建物とラムネなどちょっとした飲食物を売っている建物(坂本売店)が並んで建っていて、商品名と価格が書かれた札が貼られていたのですが、気になったのが「クロモジ茶 200円」。結構、暑くて、汗もかいたし、喉も乾いたし...ということで、頼んでみました。

 

あまりクセがなくあっさりした味。後味がすっきりして、とても飲みやすいお茶でした。ちょっとばかり汗をかいた時や暑い日の水分補給にはぴったりな感じがしました。

 

お店の方のお話によると胃腸に良いのだとか。(後で調べてみたら、他にも、肌に塗ると皮膚病に効くといった効能があるようです。)

 

クロモジは関東地方以西の山地に自生するクスノキ科の落葉低木で、その小枝や根、葉を乾燥させたものを煎じるとクロモジ茶。

 

帰ってから、検索してみたら、色々なところで製造、販売されているようです。

 

他所の土地に行って、美味しくて感激したものを買って帰って、飲み食いしてみたらがっかりということは少なくなく、やはり、旅先だからこそ、その土地で飲食したからこそ、美味しく感じられるということはあるワケで、日常に戻って飲んでみてどう感じるかは微妙だったりもしますが、ちょっとお取り寄せしてみたくなったりしています。

 

秩父 長瀞 寶登山神社 公式サイト

http://www.hodosan-jinja.or.jp/

 

ニュートン・ボーイズ

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1919年から24年の間に、テキサスからカナダにかけて80を超える銀行を襲い、さらに当時としては史上最大の郵便列車強盗となる300万ドルという大金を奪ったアウトロー4人兄弟の実録ドラマ。

 

1919年、テキサス州コーヴァルド郡。刑務所を出所したウィリス・ニュートンが、母親と弟2人がいる故郷に帰ります。ある日、ウィリスは、刑務所時代の仲間と銀行強盗をします。失敗に終わりますが、この時ニトロで金庫を爆破する方法を思いついたウィリスは弟を呼び寄せ...。

 

兄弟で組んで強盗をするのですが、とっても結束が固いというか、他人を信用しないというか...。

 

面白いのは、エンドロールで、モデルとなったご本人たちが、テレビ番組に出演したり、インタビューを受けている映像が出てきます。そのあっけらかんとした雰囲気やご本人たちの罪悪感のなさに驚かされます。アメリカ人は、先住民から土地を奪って国を建てたワケで、事件が起きた頃は、まだ、西部開拓時代の名残があったのでしょう。基本的に、強い者が力づくで奪っていくという行為を是としていた価値観が反映されているのかもしれません。

 

そんなところも含めて、4年間で80回の銀行強盗とか、当時として史上最大の列車強盗という罪の大きさを考えると信じられないほど、ユルユルとしています。

 

コミカルでテンポも良く、左程、退屈することもなく観ることはできます。そして、エンドロールで驚かされますが、映画作品としては特筆することもないような...。まぁ、悪くはないといったところでしょうか。

チャーリング・クロス街84番地

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ヘレーン・ハンフの自伝的小説、舞台劇を映画化した作品。原作は未読です。

 

NY在住の劇作家ヘレーヌが広告で観たロンドンの古書店に稀覯本の注文を出すと、丁寧な返信と共に目当ての本が送られてきました。喜んだ彼女は、その古書店主に返事を書きます。その後20年以上に渡って文通を続け...。

 

距離が離れたところにいる人との一般的な通信手段が手紙だった時代のオハナシ。イマドキの若者には、解説が必要な状況だと思います。考えてみれば、携帯でEメールのサービスが始まったのが1999年。"文通"が人と人が繋がる普遍的なあり方だった時代は、それ程、"大昔"ではないのですが、それでも、Eメールが普及した頃に青春以上だった人にとっては、想像しにくい状況かも知れません。

 

それはともかく...。

 

NY在住のヘレーヌとロンドンの古書店のスタッフの遣り取りを通して、アメリカとイギリスの文化風習の違いや当時の時代的背景や風俗を丹念に浮かび上がらせていきます。そして、そんな異なる文化の相手を思い遣り、時には、遠慮のない注文を付けながら交流を深めていく様子が心に沁みます。

 

特に大きな事件が起こるわけではなく、手紙のやり取りを通して静かに交流が深められていきます。実に地味な展開ですが、ヘレーヌ役のアン・バンクロフトと文通の主な相手となる古書店スタッフ、フランクを演じるアンソニー・ホプキンス、そして、出演時間は短いもののしっかりと存在感を示しているフランクの妻、ノーラ役のジョディ・デンチ。それぞれが力のある演技で見せてくれています。

 

ところどころに織り込まれるユーモラスな遣り取りも素敵。"アメリカ人が夢見る理想のイギリス"を感じさせる部分もあったりしましたが、チャーリング・クロスに行ってみたくなったりもしました。

 

観てよかったです。きっとずっと忘れない作品になると思います。お勧めです。

炭火焼 たまり巻

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醤油はあっさり目で流石に京都の有名店な上品な味。そして、お米の風味や海苔の香りがしっかりと感じ取れます。

 

販売元のサイトを見ると、他にもいろいろなあられ、おかきが販売されています。ポチッとしたら最後、やめられないとまらないになることが怖くて、必死にこらえています。でも、あまり長くは我慢できないかも...。

 

京都 鳴海屋公式サイト

http://www.kyotonarumiya.jp/

 

暗黒街

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一匹狼の強盗ブル・ウィードは、浮浪者の男にロールス・ロイスと名前を付けて自分の手下にします。ブルの愛人フェザースとロイスは互いに愛し合うようになりますが、ブルへの忠誠心から一線を越えることはしません。ある日、フェザースを力ずくで襲おうとしたマリガンをブルが撃ち殺し、裁判で死刑となりますが...。

 

1927年の作品。90年前の作品で、無声映画です。

 

最初の"ギャング映画"と言われている作品だそうです。確かに、ブルはギャングですが、彼のギャングとしての活躍が描かれているというより、ブルとフェザースとロイスの三角関係を描いたメロドラマといった雰囲気。

 

そして、時代もあるのか、フェザースやロイスの"昔気質"な雰囲気は、"不倫は文化"になって久しい今、却って新鮮で清々しかったりもします。

 

ラストのセリフが輝やいています。人の生きる意味、人生の在り方について考えさせられる重みがありました。このブルの想いは、時代を超えて私たちの心に刺さります。

 

サイレントで、時々、一面にセリフが書かれた画面に挟まるのですが、最初は、普通の映画と同じような映像の合間にその字幕を読んで映像に戻るという作業に馴染めず、少々、戸惑いました。

 

セリフがない分、派手というか表情や動作が過剰になりがちな俳優たちの演技にも違和感を覚えたりもしましたが、そんな"サイレント映画の文法"に慣れていくと、結構、面白く観ることができました。

 

観ておいて損はないと思います。

その男、凶暴につき

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ビートたけしが初めて北野武名義で監督した映画作品。

 

39歳の刑事、我妻諒介は、ある事件の主犯格の少年宅に押し入り、殴る蹴るの暴行を加え、少年を無理矢理自首させます。そんな順法精神の欠片もない我妻は署内でも異端視されていました。ある日、一隻の釣り船で麻薬売人の柄本が惨殺死体となって発見されます。我妻は、捜査を進めるうち、青年実業家、仁藤と我妻の親友であり、防犯課係長でもある岩城に辿り着き...。

 

タイトルにあるように"凶暴な男"が登場します。"その男"だけでなく、この男もあの男も...。暴力的な男たちが何人も登場します。そのために暴力シーンがたっぷり。次々に人の命が奪われます。けれど、物語自体は、淡々と粛々と進んでいきます。ラストでの主人公は、お約束通り、結構、不死身だったりしますが、基本的には、あまりに呆気なく死んでいきます。そんなところに下手にドラマチックに盛り上げないリアルが感じられます。

 

一方で、このドライな雰囲気が、人物描写の薄さに繋がってしまっている感じもします。個々の人物の背景があまり描かれず、言動の裏にあるものが伝わってこないため、"何か徹底的なこだわりがあって常識や世間や規則から外れてしまっている"というよりも、"独りよがりなガキ"のように見えてしまいました。

 

1989年の製作ですから、28年前の作品。それ程、昔の作品ではないです。その頃を知っている人が今の時代に相当数生きている程度の"昔"です。でも、インターネットもなく、携帯電話もなく、最先端の情報伝達手段がポケベルで...。本筋とは関係のないところですが、通信手段の進化の速さを実感させられました。

 

ところどころに、あまり必要性を感じられない無駄とも思えるような描写があり、冗長な印象も受けましたが、独特のザラッとした肌触りは印象的でした。

 

北野武は、映画監督より、俳優としての才能の方が上なのではないかと思ったりしましたが...。寺島進、岸部一徳、白竜、佐野史郎、遠藤憲一...、他の俳優陣もそれぞれに印象的でした。

 

今まで、あまり北野武の監督作品は観ていなかったのですが、少しずつ、観てみたいと思います。

堅焼きあられ 大岩巻

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半年位前に初めてその存在を知り、その後、時々食べています。

 

商品名の通り、岩のようなゴツゴツした仕上がり。"堅焼き"となっていますが、食べるのが大変というレベルではありません。ちょっと濃い目の味ですが、噛んでいくと米の風味と醤油の旨みが口の中に広がります。海苔の香ばしさとのバランスが良く、美味しいです。

 

家に置いてあると、つい夜に食べたくなってしまったりして、ダイエットの敵でもあります。なので、本当は、あまり手の届くところに置いておきたくないのですが、時々、つい買ってしまったりしています。

 

 

製造販売元の遠州屋公式サイト

http://enshuya.jp/

 

通信販売サイト

http://engasane.jp/SHOP/EG-O-030.html