なんかちょっと衝撃的な記事でした。

「人間の遺体の堆肥化を認める法案が通過 米ワシントン州」

https://www.cnn.co.jp/usa/35136075.html

 

抜粋します。

 

堆肥化については「遺体をわらや木片などの自然の材料で包む。約3~7週間すれば微生物の活動の効果で土に変質する」と述べた。

遺族は施設を訪れ故人の遺体だった土を最終的に受け取ることも可能とし、その利用方法は遺族次第と説明。不要なら、同社が地元の保存団体と協力し、州内の土地を育てることに使われる方法もあるとした。

 

なるほど。

効率的かもしれない。

 

京都の桜があんなに美しいのは 遺体が埋まっているから。と言われていますね。

戦争でたくさんの犠牲者が出ると そこに桜を植えてきた。

 

吉野の桜がみごとなのも

わざわざ あそこに桜を植えたから。

 

梶井基次郎も「檸檬」の中でこんなふうに書いています。

「桜の樹の下には屍体が埋まっている」

 

昔それを読んだときに 大変印象に残り

京都にいる老人に聞いてみたら

「埋まってるよ」と言っていました。

遺体のあるところに桜を植えるんだけどね。って。

 

母が亡くなったとき

本人の希望で樹木葬になりましたが

その時は 遺体ではなく遺骨を埋めたところに母の好きな桜の苗を植えました。

遺体ほどの栄養素は無いけど カルシウムはありそうです。

「お母さんは土の中に消えて 桜になるんだね」と しみじみした覚えがあります。

 

私のお墓の前で泣かないでください。

私はそこにいません。

 

肉体が滅びると 魂は自由にアストラル世界を漂う。

魂が抜けた肉体は 土の栄養になって自然を豊かにする。

シュール。

 

阿蘇の噴火

池袋の老人の暴走

昨日はダンプカーの正面衝突

台湾の地震

スリランカのテロ

今朝はフィリピンの地震

 

すごく世の中が慌ただしい。

たくさんの人が亡くなっている。

亡くなった人・・・    遺体の堆肥化・・・

 

考えさせられることがいっぱい。

 

とりとめのない連想をしました。