新刊『資料集 印象派の絵画』
日置俊次(作家、青山学院大学教授)の新刊のお知らせです。『資料集 印象派の絵画』を刊行しました。
いかにも地味なタイトルですが、私が『イレーヌの髪』を書くのに必要とした、絵画作品集です。印象派の絵画の画像を選んでまとめました。
ルノワールやモネの絵が中心となります。
様々な絵が相互に関連を持って、影響を与え合っているので、そのような謎を解くことが、私の小説の一つの目的です。
これは私の短編集『イレーヌの髪』の、「メイキング」の場面を明らかにした資料集だと言えます。
特に『イレーヌの髪』で取り上げたフレデリック・バジールは、日本ではあまり知られていませんので、その絵画を集めています。
興味深い作品の画像が満載ですので、資料集を読むと、小説の読みも深まりますし、ヨーロッパの歴史も理解できて、いろいろ楽しめるのではないかと思います。
資料集の終わりには、『イレーヌの髪』の表紙デザインの例を並べています。
表紙デザインも試行錯誤を繰り返し、さまざまな工夫をしたからです。
『資料集 印象派の絵画』は日本語版であり、フランス語版は存在しません。
ファイル提出の際に、日本語という選択肢がないので、French Edition としていますが、日本語による編集です。ご注意ください。
みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。
いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。