岩谷薫氏の記事、そして『亡くなる心得』 ”日置俊次氏昼下がりのルビー出版”  | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  岩谷薫氏の記事、そして『亡くなる心得』

 

  リブログしてくださった記事をリブログするというのも、無粋なのかもしれませんが、天才写真家の岩谷薫氏が、私のブログ記事をとりあげてくださいました。

 岩谷氏が何度も指摘しておられるように、現在の出版界は本当にひどい状態です。売れるというものだけがちやほやされ、金儲けの話だけかぎまわっています。本当に心をこめた作品はないがしろにされ、詐欺被害にあうような状態です。

 少しだけ文章を引用します。

 

 こんな社会の、実にレベルの低い「一億総白痴」の時代に、のたうちまわりながら、身を削り、御自身の誠実な作品を刻んでおられるお姿を心より応援したく思います。

 

 以上、引用です。このようにおっしゃっていただいて恐縮です。これはそのまま岩谷氏にお返ししたい言葉です。岩谷氏の労作『亡くなる心得』も、素晴らしい作品で、その内容に癒しを受けている人が多いのに、出版界は心を閉ざして認めようとしません。

 『亡くなる心得』の「心得」には、知っておくべきことという意味のほかに、覚悟というニュアンスがあり、その覚悟を示すために、岩谷氏はご自身でご苦労されながら出版されたのです。それは私も同じです。

 霊的なものが天から降りてくるのを感じ、つまりインスピレーションにうたれて、生きている間に、この崩れかけた世の中を潤すような仕事をしておきたいと思っているのです。金儲けなどにはならず、ただ骨身を削ってのたうちまわる苦行ですが、それに耐えて出版をしています。

 

    

 

    

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            皆様のご健康をお祈りいたします。

    そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

    いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。