今日の授業 羅生門
今日の授業では学生の発表がありました。
1人は、羅生門をつつむ、日没という時間について論じました。
また、もう1人は、カラスという動物と、老婆との関係を論じました。
ともに、とても大切な要素です。
時刻やそれにともなう明るさ、暗さの変化を整理しなければなりません。
また蛇やカラスという、重要なイメージを分析する必要があります。
また、カラスは夕暮れと関係があります。
すべてがこれから一つの糸につながっていきます。
蛇を売っていた女が髪を抜かれていますが、女と髪と蛇といえば、メデューサを思い出します。
空間的には、雨が上下の垂直性と、上から下への動きを作り出します。
暗さも、雲が下がってきて上から押し付けてくるように、暗さが広がっていきます。
空間論を考えましょう。
雨は上から下へと降ってきます。
門が子宮に続く産道を象徴的に示しているとすると、そこを上下に出入りする下人は、どんな形で下に降りてくるのでしょうか。
©2022 SHUNJI HIOKI
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