ツツジとサツキの見分け方 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

ツツジとサツキの見分け方

 

 いま咲いているのがツツジですね。漢字ですと躑躅という難しい字です。

 しかしよく似た花にサツキがあります。

 二つの花の見分け方があります。

 

 大雑把に言うと、東京を中心にした考え方ですが、ツツジは4月から5月に咲き、サツキは5月から6月にかけて咲きます。桜が散った後、鮮やかに咲き始めるのがツツジだと考えればいいでしょう。それからツツジのほうが、サツキよりも花が大きくて一輪が華やかです。葉っぱもツツジのほうが大きいです。

 

 もう少し厳密にいうと、雄蕊の数を数えます。おしべがぽよんと飛び出ているので数えやすいですね。これが5本ならサツキです。

 ツツジはおしべが5本の時もありますが、たいていそれより多いです。8本とか9本もあります。

 ほかにもいろいろ見分け方はありますが、だいたいこれでわかることが多いです。

 

 短歌を作ったり小説を書くときは、こういう花の雄蕊の数まで把握していないといけないということです。なかなか大変です。

 

 写真はツツジとルメです。