~Soulfly(ソウルフライ)~命を削って聴けっ! | 雑音にしか聴こえない音楽~命を削って聴け!~デス、グラインド、ノイズ、スラッシュ~

雑音にしか聴こえない音楽~命を削って聴け!~デス、グラインド、ノイズ、スラッシュ~

一般ぴーぷるが絶対に聴かないだろう音楽を数々紹介。日の目を見ない音楽に光を当てるべく旧譜から新譜まで幅広く分析します。

Soulfly

Soulfly Dark Ages

アーティスト : SOULFLY (※1)

アルバムタイトル : Dark Ages (※2)

野田聖子ソリャナイヨ度 : ★★★★★(五つで満点)

自民党も甘いよ度     : ★★★★★

一般ウケ度         : ★★★★★(その世界では売れています)

ジャンル : トライヴァルメタル(勝手に分類します)

使用用途 : 自分自身の民族性を確かめる時のBGM(そんな時ナイって(´・ω・`) ?)

備考 : 元Sepultura(※3)のVo.&Gt.のマックス・カヴァレラが作ったグループ。


こんばんはケルベロスでございます|(-_-)|。


今回は野田聖子が郵政民営化賛成に意見を変え、自民党もそれによって処分を軽くするとのことで無念の涙を呑んだ有権者の魂を鎮めるべくトライヴァルメタル(※4)をご紹介いたしますm(__)m。


このアルバムの全体の評価としては、マックス・カヴァレラ在籍時代のSepulturaを思わせる激烈さが感じられて非常に良い、「感動したっヽ(゚∀゚)ノ」(小泉純一郎 談) だが・・・本当は・・・。表ジャケモノトーンで動物の頭蓋骨を中心にして骨を組み合わせたシンボルが禍々しく描かれています「暗黒時代」というイメージにピッタリですね(*´∀`)ノ。全曲紹介したいが特筆すべき曲の紹介にとどめる(;-_-+。


1曲目~2曲目「The Dark Ages」(0:48)直訳「暗黒時代」~「Babylon」(3:53)直訳「バビロン」 オープニングのSE→2曲目です。非常に暗く重々しいSEです。ん~古代暗黒時代に引き込まれるような感じが・・・期待大ヽ(゚∀゚)ノ。

でもって、さらに重々しいギターリフとフロアタム(※5)でザクザクと刻みが入ります。「稲妻と雷/恐怖と驚き/殺害につぐ殺害/混乱、無秩序/憎しみと苦痛/再び立ち上がり/何も残らなくなる/もう一度かかってこい/いつまでもいつまでも・・・バビロンで」。んん~、あとで紹介しますがマックス・カヴァレラの悲痛が感じ取れます(´・ω・`) 。その背景を感じながら聴いていると自然に悲しくなります。しかし、スゴイ気迫です。鬼気迫るとはこのことか(・∀・;)。


4曲目「Carved Inside」(3:35)直訳「体内に刻まれている」 ワウで変化をつけ、ハネたBa.で始まる・・・と思ったら、「Wooっ!」という掛け声とともに歯切れの良いツービートっ!イイっすねぇヽ(゚∀゚)ノ。サビは重々しく「なぅっ!ふぃーるゆぅそぅいんさぁぁぁぃっ!なぅっ!かーぶいんさぁぁぁぃっ!(訳)今...お前の魂を体内に感じるんだっ!今...体内に刻まれているっ!」 Gt.ソロは不協和音が気持ち良く、その後マックスの咆哮へと続く・・・うう~ん、スゲェ(≧▽≦)タマリマヘン!


5曲目「Arise Again」(4:10)直訳「再び蘇る」 オリエンタルな雰囲気を感じさせるイントロ。マックスの地の底から響くような叫び「ををぉぉぉおおお~~~」を合図に少しハネているミドルテンポでAメロが始まる

。すぐに倍の刻みに移行し、そしてサビへ・・・「あらぃっ!あげぇんっ!あらぃっ!あげぇんっ!」ううむ、歯切れが本当に良いっ!キレ良過ぎですYE━━ d(゚∀゚)b━━S!!


6曲目「Molotov」(1:57)直訳「モロトフ」ソビエト連邦首相のモロトフか? 光速ナンバーですヽ(゚∀゚)ノ。激速「ドッタ・ドッドタ、ドッタ・ドッドタ」というリズムで疾走感があります。んん?聞き慣れない言葉だと思ったらロシア語かぁ。そうするとやはりソビエト連邦首相「モロトフ」にちなんだ歌ですな(*´∀`)ノこの曲はS.O.D.のVo.ビリー・ミラノが電話越しに絶叫している。「人生は旅だ、美しくて自由だ。人生は不思議だ、美しくて自由だ」というフレーズが印象的です(≧▽≦)クッハァ!


8曲目「Innerspirit」(5:15)直訳「内なる精神」 遅く重いリズムにGt.の不協和音が乗っかり、非常に禍々しく聞こえる。Gt.がサイレンのようにも聞こえ、まるで何か起こりうる不吉なことを警告しているかのようです。地響きみたいなツーバスとともにマックス「るぅろぉぉぉぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉぉぉ~~~」ん~表現しにくい叫びだぁヽ(´A`)ノアララ。さらに曲にリズムを感じさせる掛け声「うをぉっ!あぁっ!うをぉっ!あぁっ!」がこだまする。ん~?モー娘(※6)の「恋のダンスサイト」の掛け声(ウー、ハー、ウー、ハー)を百万倍激悪にしたかのようなイメージかなぁ(´・ω・`) ンナワケナイ?しかし、全編にクリーンなコーラスが多く入っていて哀愁が漂っております(u_u)〃。


9曲目「Corrosion Creeps」(4:26)直訳「腐敗が忍び寄る」 ををっ!一瞬、Obituaryの”Insane”の始まりかと思いましたよ(*´∀`)ノ。だけど中身は完全に別物っ!この曲はサビの部分でラップの要素を取り入れています。さすが!マックス・カヴァレラ!スラッシュメタルに色んな音楽を取り入れることについては天才です(`・ω・´)b。このままユックリとしたリズムでいくのかな?と思った瞬間・・・、光速ツービート+光速Gt.リフっ!ツボを心得ていらっしゃいますねぇ(゚ー゚)(。_。)ウンウン。で、またラップ調のサビへ・・・(´・ω・`) ヤラレマシタ


10曲目「Riotstarter」(5:00)直訳「暴動を起こす者」 民族音楽(主に打楽器類を使用)で始まる。戦いの前の儀式的な音楽のようにも聞こえるなぁ。その後にGt.の速弾きが始まり、民族打楽器、デジタルビートと絡み合い、ある種風変わりな印象を受ける。これぞトライヴァルメタルっ!今回の作品ではこのトライヴァル色は薄れているが、アルバムの要所要所に民族的な風味がちりばめられている。この曲について、ライナーには”Nailbomb(※7)”に似ているって書いてあったけど、まさにその通り。歌詞にも「I’m The Nailbomb」って言っているしね(-ω-;)。最後はデジタルチックなブラストでキメています(≧▽≦)タマリマヘン。


14曲目「Staystrong」(8:13)直訳「苦難に耐えろ」 ワウを駆使した光速Gt.リフから始まる。この曲はマックスの息子リッチーと共演していて、リッチーが歌っている箇所は彼自身が書いた詞であるとのこと。この曲を聴いた時、正直、体が震えました。こんな感覚は久々です。マックスとリッチーの魂をふりしぼるかのような叫び「お前がいなくなってしまった今/苦しいことばかり/俺達を傷つけている/俺は強いままでいようとしている/お前に会いたいだけだ/デイナ/モーゼ/俺を見ていてくれ/神様、この苦痛を取り除いてくれ/俺の命を代わりに差し出す/この命を代わりに持って行け」 実際の悲劇を知っているだけに涙が出ました。歌詞の最後にカッコ書きで「モーゼを忘れないために・・・。おまえの心に祝福あれ」と書かれている。マックスよ「Carry On!(頑張れっ!)」


15曲目「Soulfly V」(10:53) インストです。まるでマックスの憤怒と悲しみを癒すかのような・・・。マックス曰く「良い事、悪い事、ありとあらゆる事を経験してきたけど、最後には精神的に癒される」と・・・。この曲はフランスでレコーディングされ、ブラジル系フランス人ミュージシャンのステファン・ゴールドマンが参加しており、様々な民族楽器のサウンドをこの楽曲に注ぎ込んでいる。


<もしものコーナー>

もしSoulflyのメンバーが野田聖子に投票で一票を入れていたら、野田聖子「郵政民営化に賛成します」と言った瞬間、暗黒世界に引きずり込み舌を抜く(゜Д゜)ウヘェ。強い信念を持つ政治家が少ない中、アンタだけは違うと思ってましたよ。最初、郵政民営化に反対した時は「どうして?」と思ったけど、自分の信念を貫いて戦うなら良いと感じました。でもココに来てこれですか?ガッカリデス・・・(´・ω・`) 。真のサムライスピリットも持つものはもう小泉純一郎ぐらいしかいないのか・・・?しかし、自民党も甘いよo(`ω´*)oバカカ?


<バンドうんちく>

Sepulturaを脱退したマックス・カヴァレラが中心となって結成した。Sepultura脱退、新バンド結成のキッカケはマックスSepultura在籍時代に溺愛していた義理の息子デイナが事故で死亡。悲しみに打ちひしがれる彼はやがてメンバーから孤立し、さらにマネージメントを含めてのバンド内のイザコザも同時に発生してしまったためである。当初はVo.&Gt.マックス・カヴァレラ、Gt.ジャクソン・バンデイラ、Ba.マルセロ・D・ラップ、Ds.ロイ”ラタ”マヨルガというメンバーというメンバーだったが、2ndでGt.がマイキー・ドーリングに交代。その後2003年にマックス以外のメンバーが突然脱退。現在はGt.マーク・リゾ、Ba.ボビー・バーンズ、Ds.ジョー・ヌネズ(2ndで叩いていた)という編成である。本作品は幼くして亡くなってしまったモーゼ(ソウルフライ・ファミリーに生まれた、新たな命であったマックスの孫である)に捧げているとのことです(u_u)〃。


※1:このバンド名となった「Soulfly」とは、亡くなった者の魂(soul)が生きている者の周りを飛び(fly)守ってくれるという息子へのトリビュートの意味を含んだものであるとのこと。


※2:「暗黒の時代」という意味。


※3:ブラジル出身のスラッシュメタルバンド。Ds.のイゴール・カヴァレラはマックスと兄弟。バンド名はポルトガル語で「」という意味。


※4:民族楽器を取り入れたヘヴィメタルのジャンルの一つ。


※5:ドラム機材の一つ。床置き用のタム。


※6:アイドルユニット「モーニング娘」。現在のメンバーは吉澤、高橋、紺野、小川、新垣、藤本、亀井、田中、道重、久住の10人・・・のハズ・・・(´ロ`;)マチガッテル?


※7:マックス・カヴァレラと「ファッジトンネル」のアレックス・ニューポートのプロジェクトバンド。かなりインダストリアルな要素を取り入れている。


サンプル音源:http://www.soulfly.com/darkages/#