久々の大雨だった | 同 床 異 夢

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この度の大雨で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

 

       (増水して水位が上がった河川(夢前川))

長期にわたり雨が続き、少し不便な生活をすることになった。

幸い、私の所は大した被害もなかった。

しかし、JRは運休し高速道路も使用できない状態だった。

そのため流通が滞っていた。

これが1週間も続けば、食料やガソリンの供給も止まっていた恐れがある。

 

つくづく、都市は自然災害に脆弱であると痛感した。

 

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近くの河川(夢前川)を見に行くと、水位がかなり上昇していた。

日本の河川の構造は概ね下記のイラストのようになっている。

上の写真は、「高水敷」という所まで水位が上がった状態。

その場所は自転車道になっていたり、ベンチがあったりする。

画像で、ベンチが水没しているのがわかる。

 

      (水位が高水敷を越えている箇所もあった 夢前川)

 

「まだ堤防敷まで、かなりの余裕がある」

と言った人がいたが、この堤防敷が破壊されると、民家はあっという間に浸水する。

また、私の近所の河川(夢前川)は堤防敷はコンクリートで覆われておらず

盛土しているだけだ。

 

大量の水が堤防敷の盛土を浸食する恐れが十分に考えられる。

たまたま、今回は大雨が3日程度で終わったが、

これが5日とか7日続けばどうなったか?

 

日本というのは山間部から海までの距離が短いので、

大雨が降ると水は勢いよく流れる。

水の勢いが強いと盛土している所は、えぐり取られる恐れがある。

    (堤防が決壊した様子 岡山県倉敷市)

川が曲がっていると上の画像のように外側の堤防に水圧がかかり、

盛土がえぐり取られたりする。

今回こういう事が、姫路でおこっていても不思議ではなかった。

たまたま、おこらなかっただけだ。

 

「自然災害だから仕方がない」

 

確かにその通りだが、だからといって放置するのは間違っている。

少しでも減災する努力が必要である。

それで、被害に遭う人が減るかもしれないからだ。

 

例えば、一番上の画像では川の真ん中に木が茂っている。

中州といわれる所に生えた木だが、これを除去していれば

その分、水が流れる容積が増えるので、水位が高くなるのを押さえられる。

「そんな少しくらいで効果があるのか?」

と思われるかもしれないが、上の画像の木が2本ある中州で

ダンプカー30〜40台分くらいのボリュームがある。

 

こんな所が、この川だけで何百箇所とある。

治水事業は地味な仕事なので、成果が上がっているかどうかわかりにくい。

極端な言い方をすれば、大雨がこなければ土砂の撤去や堤防の強化は不必要だ。

 

近年の日本人の考え方として、そういう所に予算がつきにくい傾向がある。

成果がはっきり見えなければ理解できない、唯物的な思考に陥っている。

だから、政治家は目に見えてアピールしやすい事業を行う傾向にある。

 

姫路駅前などがその典型だ。(その他にドーム球場の計画もあった)

駅前整備に毎年300億円〜500億円つかっている。

(見た目は綺麗でオシャレな姫路駅前 こんな贅沢にする必要があったのだろうか?)

 

河川の中州の土砂の撤去は、100億円もあれば、上流から下流まで完了するだろう。

毎年数百億円もの大金を駅前に投入しているが、それは無駄遣いだと誰も言わない。

        (駅前芝生広場)

 

駅前の人通りの多いところに芝生広場などを作り、イラストで見た時は

綺麗でオシャレな駅前になると皆が思ったかもしれないが、結果は

人に踏まれて、芝生が育たない。

当たり前といえば当たり前だけど、懲りずに芝生張り替えに

果敢にチャレンジしている姫路市。

これは、無駄遣いではないようだ。

インターロッキング(石畳)にした方が管理も予算も楽だと思うが・・・

 

このように目に見えるものには、いくら無駄でも予算がつくが、治水などの

もしもの時の、目に見えにくいものには予算がつきにくい。

 

河川の近くの住民は常に危機と隣り合わせで過ごしている。

 

「大きな河川は姫路市の予算ではない。」

 

と言われるかもしれないが、姫路市が肩代わりして行う方法はいくらでもある。

なぜなら、住民の生命がかかっているのに、

管轄が県だとか市だとか言っている状態ではない。

私的には、すぐに取り組んでも遅いくらいだ。

 

因みに、姫路市は今回の大雨のように大量の雨水が発生した場合に備えて

地下に川を作って海まで流す計画があった。

10年以上前から計画はあるが、殆ど進んでいない。

 

理由は

「予算がない」

ということらしいが、これも100億円もあれば十分できる事業である。

東京都などでは、地下に大きな排水管(川のかわり)を埋設していて、大雨の時はそこに

雨水が流れることになっている。

  (東京都の地下深くに埋設されている直径10mの雨水管路)

 

全国的にこのような管路を構築して大量の雨水を、居住区から遠ざける処置が取られている。

姫路市もこれにならって計画はあるものの、話が進んでいない。(途中までは出来ている)

因みに姫路市のものはもっと小さくて、直径2m、3mだったと記憶している。

(上流にいくにしたがって、直径は小さくなる)

 

こういう事業は、目に見えないし、これらが使われて水害から多くの住民を救ったとしても、

殆どの人は気づかない。

安全は当たり前だと思っているからだ。

 

昔は農業をいとなむ人が多かったので、治水の大事さを心得ていた。

農家だけではなく、戦国の武将なども治水には頭を悩ませてきたし、その重要性を

よく理解していた。

 

近年は縦割りが当たり前になってしまい、世の中がどういうシステムで動いているかを

理解しない人が増えている。(管轄以外は丸投げ体質)

 

しかし、昔と違って発言する機会や権利は格段に増えている。

言い換えると、素人が発言する機会が増えたため、見た目のよいものにしか

予算が付きにくい状態になっている。

 

民主党政権がその典型的だったけど、政権与党というのは日本人の鏡だから

とんでもない政党だったけど、多くの国民が支持して誕生したことには変わりない。

素人は、コンクリートの重要性を知らないから、緒方のような発言を支持してしまう。

 

今回の大雨で、政治には何が必要か有権者の皆さんには考えてもらいたい。

 

安全や保全にはそれなりのコストが必要なのだ。

住民の命と駅前の華やかさと、どちらが大事だと思うか、

また外国人観光客の為のインフラ整備と安全に暮らせる為のインフラ整備と、

どちらが大事なのか、今一度考える必要があると思う。

 

次の姫路市長選では、そういう所を考えて投票に臨んで貰いたい。

 

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。

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