東日本震災レベルの地震が発生したら | 地震対策 首都直下型地震に備える

地震対策 首都直下型地震に備える

昨年の3・11後、奇妙な感覚が続いています。

こんにちは。
管理人です。

私なりに色々と「首都直下型地震」の発生後について考えてみました。

東日本大震災(仙台・石巻・女川)直後の被災地の状況を踏まえて、東京で同じレベルの震災が発生した場合を想定すると、かなり悲惨な状況が予想されるのではないかと思います。


東日本大震災から、3週間ほど経過した時の被災地の状況は、

・全国から物資が届けられてはいるが、道路状況及び人員不足でそのほとんどが避難所には届いていない。

仙台の公共施設にたくさんのダンボールが山のように積んでありました。
あれだけの物資を確実に被災地に届けるには多くの人員が必要ですし、道路状況を整備しなければなりません。

・瓦礫を片付けない限り、何もできない。

私が石巻や女川を訪れた時は、見渡す限り瓦礫で津波で押し寄せた水が町中に溜まっている状態でした。


地震対策 首都直下型地震に備える

(女川町)

上記を踏まえて、

「東日本震災と首都災害は災害・避難者数の規模が違う」

東日本の避難者数は震災直後30万人前後と言われていますが、東京で地震が発生した場合の避難者数は数百万人と言われています。これだけの避難者に対応する食料と水をどうやって調達するのでしょうか。高速道路・一般道が崩壊して通行ができない状態であれば、東京は陸の孤島状態です。

東日本の震災では1ヶ月経っても、震災直後の状況とあまり変わっていません。片づけをするにも瓦礫を移す手段や場所が確保できなかったからです。東京の場合であれば、その瓦礫の量たるや想像を絶する量になるでしょう。

瓦礫が片付かなければ、道路などのインフラ整備も進みません。これらが進まなければ被災地域への物資の輸送や避難者の移動も難しいのではないでしょうか。

防災に対する注意点

・3日程度の食料・水の備蓄ではどうしょうもない。(しないよりはマシというレベルかもしれません)

・避難所を頼れないことを想定しなければならない。(日中に災害が発生すればまず全ての人の収容は無理)

・食料が十分に調達できないことでの精神的緊張から犯罪が増加する可能性

テレビやニュースでは、「震災直後でも食料や物を譲りあっている」という美談がまことしやかに伝えられていましたが、私の知人は「テレビなんか嘘だよ。建物にどれだけバリケードをしてもそれを破って泥棒が進入してくる。」と言っていましたし、仙台市内のコンビニはガラスに新聞紙や紙を張って中が見えないようにしていました。極限の状態に追い込まれると、一部の人達は暴徒と化す可能性もあります。

東京で大地震が発生した場合は、これまでの地震のイメージを一旦白紙に戻して、考えた方が良いのではないかと思います。

東日本震災を目の当りにして「これは地獄だ」と思いましたが、東京に同じような地震災害が発生すれば・・・比較にならない被害を受けるでしょう。

個人単位でできる災害対策・・・私なりに真剣に考えて行きたいと思います。
万が一が起こった時に、皆で助け合える仕組みが絶対に必要だと考えるからです。