こんにちは(」・ω・)
思い起こせば数年前、ダイエットを目的に自分への戒めを期待しながら始めたブログですが、単なる体重増減報告だったので毎日更新できてました。
ところが、というより皆さんもご存じのように、そう簡単にダイエットは良い結果ばかり報告できるはずもありませんよね。
見栄張って無理してアレコレ我慢した結果・・・・・
体重増えてるじゃーん!
そんなことを何か月も繰り返してると面倒になります。
現実から目を背けるようになります。
死ぬわけじゃないしー。
着る服無くなるわけじゃないしー。
ちょっとだけポッチャリさんなだけさ。ふつーふつー。
自分を安心させることに全力を出し始めます。
ええ、意志の弱いダメなオッサンなんです。
若いころはダイエットもすぐ結果が出ました。
食事を減らさなくても運動量を上げればどんどん体重は下がりました。同時に筋肉もつきますので太りにくい体にもなります。
でも・・・
でもでも・・・・・
加齢には勝てませんね。
空気を吸って吐くだけでも体重が増えていくような気がします。
さて前置きはこの辺にして、今回の本題に入りたいと思います。
私の魚釣りについて、お話ししたいと思います。
かねてから多趣味であるという事を公言しているのですが、特に力を入れているのが「料理」と「魚釣り」と「車・バイク」なんです。
魚釣りを経験したのはまだほんの小さいころで、父親が東京湾のハゼ釣りにたびたび連れて行ってくれたことに始まります。
幼い子供が自分で魚を釣れるはずもなく、父親が釣っているのをじっと見ていて釣れた魚を触って遊んでました。もちろん釣れた魚は持ちかえり父が捌いて食卓に上がるのですが、そこに関しては全く記憶が残っていません。
海辺で父や弟と過ごした楽しい時間という事だけ覚えています。
当時は色々な物に関してルールや制約が少なく物の考え方が穏やかで自由でしたね。
海に面した企業の敷地内に入り釣りをすることが多く、ラーメンの屋台なども敷地に入ってきて釣り人相手に商売してました。今ではとても考えられない事ですね。そういった場所でなくても当時は立入禁止制限がほとんどなかったので、休日はそこかしこで釣り人の姿が確認できたと思います。
良い時代だったなあ~。
成長に伴い連れて行ってもらう釣りから、自分で釣り場に向かう釣りに変わってきます。
小学生になり釣り友達もでき近所の公園池や神社の池など、水さえあれば魚がいようがいまいが釣り道具を担いで出かけるようになりました。
そのうち仲間同士で小遣いを出し合い、釣り場のガイドブックも購入し電車やバスを利用しプチ冒険も。
当時は駅の改札には駅員さんが立っており、切符をリズミカルなハサミ捌きでカットしてくれていましたね。
電車に乗る機会の少ない少年時代の我々はドキドキしながら改札を通りました。
それまでの釣りは「釣りをする」という行為だけで十分楽しめており、親の目の届かない未知の土地に子供たちだけで行くという冒険に満足感を抱いており、それはそれは楽しく宝物のような経験でした。
しかし、親がいないという事で色んなトラブルにも見舞われました。
乗る電車やバスを間違え帰れなくなったり。
カツアゲに会ってすっからかんになったり。
川で泳いでるうちにサンダルが流され裸足で帰ったり。
そもそも持って行った小遣いが足りなく帰れなくなったり。
池に落ちて全身泥だらけのずぶ濡れで電車に乗ったり。
でも当時は良き昭和の時代。見知らぬ人も普通に助けてくれましたねえ。
駅員さんにお金を貸してもらったり。
バスの運転手さんに無銭乗車させてもらったり。
知らない人にお金を貸していただいたり。(ケータイもない時代ですので当然お返しできません)
交番で電話やお金を借りたり。(少年時代の私は国家組織は民衆を助けてくれる組織だと信じていましたが、今はどちらかというと敵対勢力。でも反社ではありません。)
印象的だったのは、どの方も笑顔で接してくれましたね。
そんなアドベンチャーが楽しく、今思えば子供たちだけでよくこんな場所まで行ったもんだなーと思うこともあります。今の社会でこのような経験ができる子供は非常に少ないと思います。
学校や親が危険だと言い経験させない。
そう言った経験ができる場所が極端に限られてきている。
わざわざ出かけなくても楽しめるものが多くなった。
よくよく考えてみると、ここ数十年、自然豊かな場所で子供に遭遇することってないです。
人工の池などで親とザリガニ釣りに来てる子たちを見るくらいでしょうか。
仕事も遊びも失敗から学ぶことはとても多く、失敗の数だけその人の豊かさだったり強さにつながっていくものだと思います。多感な少年少女時代を温室で過ごさせるのは、勿体ない事だと思うのは私だけでしょうか‥‥
だいぶ話がずれましたが、冒険を楽しむことから本格的に「魚を釣る」ように変わったのもこの冒険があったからでした。
毎日にように釣り仲間と次はどこに行こうかと学校で話をしますが、何の気なく決めた釣り場で思いもよらぬ経験をすることになります。
釣りをしてても肝心の魚はほぼ釣れませんし、子供が集まればたいてい大騒ぎになります。
そのへんは子供ながらにわきまえていましたので、なるべくほかの釣り人の迷惑にならないよう人気の少ない場所で釣りをするようにしてました。
釣り場に到着し周囲を見渡します。
そして思い思いの場所で釣り支度をはじめ、エサの準備をし仕掛けを水に放り込みます。
このころ私たちの対象魚はコイやフナで、それを延べ竿(リールの無い竿)でウキを眺めて釣るスタイルです。
いつもであればウキはピクリとも動かず水中が「無」であることをひたすら発信し続けますが、この日は違いました。
仲間の一人が叫びます。
「うわー、どうしよう!デカイ魚がかかったー!!!」
今回はここまでです。
次回は小学生の高学年から始め、最も熱中した釣りについてお話ししたいと思います。
ではまた、しーゆー!