解散ではなく、活動休止。
Angraも今年で活動34年目。
2012年に正ボーカリストのEdu Falaschiが脱退して以来、ゲストボーカルを迎えて騙し騙し活動してきました。
AngraはボーカルEdu(または故Andre Matos)、ギターRafael Bittencourt、Kiko Loureiroの3人の才能がぶつかり合って均衡を保っていましたが、2012年から才能が1人欠けてしまいパワーバランスは崩れ去りました。
Rafaelが実権を握り始めました。
2014年リリースのEP「Secret Garden」はチグハグで迷走感漂う仕上がりとなっており、当時のAngraの状況を物語っております。
その後、Kikoの心は大御所メタルバンドのMegadethに傾き、最早Angra自体に大きな興味が無さそうでした。二足草鞋など不可能で、KikoはMegadethに専念する為に脱退。
この辺りから私も本格的に興味を失います。
現在はRafaelがリードボーカルを取る楽曲がアルバム内に普通に存在してしまっています。インギー程悲惨ではないにしろ、やはり私にとっては全然不要なトラックです。
ゲストボーカルFabio Lioneに関しても不満しかないですね。
私はこのバンドに関しては老害思考全開でして、FabioはRhapsody関連で実力を発揮してほしく、Angraでは個人的にミスマッチ。
AppleMusicのサブスク無料期間にEP「ØMNI」を聴いてみましたが、う〜ん...全然悪い出来ではないですが前任者達の作品ほど心がときめか無かったですね。去年出た最新EPもスルー。
そろそろゲストではないボーカリストを迎えて、その場凌ぎのEPではなく純然たる8thアルバムを引っ提げてカムバックして欲しいものです。
もちろんRafaelはギターオンリーで!
...なんて意地の悪いこと書きましたが、Fabioも7thはゲストでしたが、8th以降は正式なボーカリストっぽいポジションになっています。
ライブでの安定感は前任者達とは比べ物にならないレベルです。低迷しているAngra(と言うのは失礼ですが)を支えてきたフロントマンは紛れも無くFabio!
しかしFabioはやはりRhapsodyで歌って欲しい。
2018年にリリースしたTurilli / Lione Rhapsodyの「Zero Gravity (Rebirth and Evolution)」はかなりの名盤でしたが、従来の形とは毛色が違った作品で往年のファンにはウケが悪かったです。
是非新作を聴いてみたいんですが、セールスが良くなかったのか2ndは作られませんでした。
Wikipedia見るとTurilli / Lione Rhapsodyは2023年に既に解散しているんですね...。結成時は話題になったのに、解散時はひっそりと...か。
Turilli / Lione Rhapsodyのラテンアメリカ・ツアーはメキシコ・コロンビア・ペルー・アルゼンチン・チリ・ブラジルなど各国で大観衆の喝采を受け、ベロ・ホリゾンテ公演で幕を閉じました。
— Turilli / Lione Rhapsody Official JP (@rhapsody_japan) 2023年2月14日
FabioによればRhapsodyと別名でLucaとの活動の可能性はあるとのこと。メンバーの近況もお伝えしていきます。 pic.twitter.com/GR6MWGGLYH
Twitterもあった。
もうFabioが戻る場所は、of Fireしかねぇ!別のボーカリストが在籍中ですけど、この際2人でツインボーカルしてみては如何?
なんて無茶を言ってみる。
Angraは活動休止明けに新しい超絶ボーカリストか、もしくはEdu、Kiko、Aquiles Priesterが復帰なんかしちゃって。
人気絶頂時のメンバーに戻れば、「Angraはもういいかなー」なんて興味を失っていた私のようなファンを取り戻すことが出来るかもしれません。その時こそ正当な8thをお願いします!
懸念点はEduのライブ歌唱。
ソロライブの音源を聴きましたが、こんなに歌えない人でした?ヤバいです。喉の復調に伴いハイトーン系楽曲も作っているので、もっと歌えるようになっているとばかり...。Temple of Shadow再現ライブではもう少し良い歌唱を披露していたんですけど。
Fabioって凄いんだな。知ってたけど改めて。
...Angraがツインボーカルとかになったりして。