■短評
客観的に評価すると内容的にはあんまり良い点数にはならない。けど個人的には嫌いではない。それよりも、もっと元ネタにしたと思われる日本の有名マンガと契約でも結んでちゃんとした実写版再現すれば良かったのに・・
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
MITに通うニックをジョナは大学のPCにハッキングしてきた“ノーマッド”と言う謎のハッカーの正体を追うため、ニックのガールフレンドのヘイリーを連れネバダに向かう。居場所を突き止めたもののそこは廃墟だった。中を捜索するニックとジョナだったが、ヘイリーの叫び声とともに何者かに吹き飛ばされのを目撃する。気が付くと彼らもまた政府の隔離施設に監禁されており、やがて自分たちの体の異変に気づくのであった。
■総評
序盤、割とイイ感じにシャレた画角の多い若者3人の青春劇から、ぶっとんだSFへと様変わり。
それよりも、久しぶりに好きだったマンガ、ARMS。実写で観れて懐かしかったわーー。絶対真似してない、とか言わないでしょ?
なんとなく、連れの女の子とか主人公の足の悪い少年も、原作のキャラの雰囲気が出てるのよね。
まあ、ストーリー自体は全然違って、「ARMS」の要素を使ったよん、という感じなのでパクリじゃないといえばパクリじゃないのか。リスペクト?それにしても少しくらいは触れる必要あるんじゃない?
ジャバウォックじゃなくて、ホワイトラビットを主人公にしているあたり、監督の好みなのか?
「多くは語りません、ヒントは出しているので想像してね系」の映画なのだが、大筋自体が荒っぽい上にマンガの真似しちゃってるものだから、ごちゃごちゃしている上に色んな解釈してもあんまり楽しくはないし、その作業が馬鹿馬鹿しく感じる。
というか、ARMSだと気づいてからはニコニコしながら、もうどうでもええわ、という感じで観てました。本棚のどこかにある、原作漫画を久しぶりに引っ張り出して読もうかな。なんて気分にも。
ARMSを知らない人にとっては、かなり大味でテンポの遅い、ローレンス・フィッシュバーンの顔のでかさばかり感じるB級ヘンテコSFと感じる人が一番多いかもしれません。ちなみに点数は皆川亮二(ARMSの漫画家さん)加点有りで。