バトル・インフェルノ★4(74点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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AMAZONプライム映画が主体のレビュー。たまに例外はありますが、日記公開時、プライム会員が無料で観れる映画をチョイス。
できるだけ良い映画に出会いたいため、基本的にAmazon評価で★4以上が付いているものを選んで視聴した上、個人的な採点を実施しています。

■短評

安っぽそうな題名とあらすじから、パロディ、コメディみたいなB級かなーと思ってたらなかなか骨太さのあるエクソシスト映画だった。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

地獄の王VSニセモノ神父悪魔祓いの儀式をライブ配信する「除霊の時間」台本をもとに俳優たちが演技するヤラセ番組だがそこに降臨したのは、本物の悪魔だった!

 

■総評

冒頭でチャラさ全開のイケメン・エセ神父と周りのスタッフをしっかり印象付け、本筋に入るや否やなかなか迫力の本物悪魔憑き開始。エセ神父とスタッフが面白おかしく対処していくのかと思いきや、ほとんどコメディ要素無しのグロ要素強め。予算は少ないのだろうけど、暗めの画面も相まって安っぽさは余り感じない。

最大の難点は序盤からなんとなくラストの予想がついてしまう点だが、SNSや配信を絡めて、現代のエクソシストものとして上手くまとまっている。「バトル・インフェルノ」のカタカナ邦題を訳せば、「地獄の闘い」みたいな感じだと思うが、バトルもインフェルノも過去安っぽいB級で使い古されてきた聞き覚えのある単語なので非常に損していると思う。ちなみに原題は「The Cleansing Hour」。かなりマジ風味映画なので、もっと宗教的で上手い邦題にできなかったのかな、と思う。

悪魔を祓うには名前を見つけなければならないとか、悪魔祓い好きのポイントは抑えてあるので、オーメンとかエクソシストとか好きな人にはお勧めできる映画だと思います。本作ついでにエクソシスト映画Pickしときます。ちなみに個人的にはこの映画、なかなか好き。有名な俳優とかもちろん出てないけど、最近観たエクソシスト映画で比較すると、アンソニー・ホプキンスの「ザ・ライト」とかよりも記憶に残る感じです。