土曜日、母に頼まれていた薬を取りにいつもの内科に寄った。
珍しく患者さんが誰もいなかったから、先生にちょっと相談。
「私、最近、朝、顔色がすごく悪くて、立ちくらみも多いし、
ちょっとふらつく気がするんですけど、貧血でしょうか?」
と聞いたら、
「いやー、あみちゃんは貧血はないな」ときっぱり即決された。
ちょっと!どういう事?!見た目でわかるわけ??
とムキになった私は、血液検査を強行。
その瞬間、私は日本一、貧血を懇願する人だった。
先生と看護婦さん、私の3人で検査機器の前で
立ちすくみながら、結果を待った。
が、出てきた結果用紙をいち早く奪い取って確認した先生は、
勝利の笑みを浮かべ、用紙をピラピラさせながら、
「ほらー、ないー^^」とガッツポーズした。
惨敗。
「季節の変わり目、あのね、季節のね、変わり目」だって。
先生、2回も言わんでいい。
極めつけに、採血したところに子供用のテープを貼られました。
先生の手書きです。
深夜。
変なうめき声で目が覚めた。
「うぉ~」とか「あぁ~」とか、
低い男の声がする。
酔っ払いかな・・と様子をみてたけど、
明らかに家の中から聞こえてくる。
恐々、寝室から覗いてみたら
トイレのドアがフルオープンで開いていた。
しかも、周辺の照明が全て点灯され、昼間の様に明るい。
「うぉ~」と「あぁ~」の次は、
「とぅぅぅもろぉね~ばぁの~~ずぅぅぅ」
に変わった。
ミスチルだ。
桜井。
・・・判明。
深夜のおトイレに恐怖する息子だった。
歌っておばけを威圧している。
今出るなよ、的な。
ただでさえ、自他ともに認める
音痴だというのに、恐々で声が震えてるから、
異様に怪しい。
もはや音楽にはなっていない。
歌ってるから、おしっこもなかなかでない。
16歳の息子よ。
恐がりすぎ。
君の将来が心配だよ。
でも先ずは、
おしっこに集中しなさい。
はやくトイレから出なさい。
深夜に歌うのはやめなさい。
お年頃なんだから、
母が覗いたら、せめて局部を隠しなさい。
以上。
息子にもらった、逆チョコ。
塾で配られたやつらしいけど、
なんか、大きくなったな~なんて、
じ~~んとしたのでいまだもったいなくて食べられず。
・・・・・
そういえば、初めて好きな子に
手作りチョコを渡した時の思い出。
湯煎に失敗して、溶けたチョコにお湯が混ざった。
でも、作り直す時間も、予備もなく、
固まったら何とかなるんじゃない?的に、
なかった事にして、ささっとカップに詰めて
丁寧にラッピングして、加藤くん家の玄関に忍ばせた。
夜、受け取ってくれたかな・・と確認の為に
現場を訪れた私の目に飛び込んできたのは、
見るも無残に踏み潰された、悲しいお姿をした
紛れもない、そう、私が贈ったチョコだった。
私が愛をこめて綴った手紙も捨てられていた。
マジックで、でっかくふっとく、
「これはくさった食いもん」
と殴り書きされて。
固まっても、なんとかならなかったらしい。
それからしばらくの間、
「くさった食いもん♪くさった食いもん♪」と
廊下をすれ違うたびに男子にいじられたさ。
加藤、言ったな!ムキーー!
けど、あんなの贈られたら、
やっぱりおこるわね。うん。










