「ロザルマ(Rosalma)」— 愛の魂を呼び覚ます石—
この石は「ロザルマ(Rosalma)」と名付けられました。
名前の由来は、「Rose(バラ・愛)」とスペイン語の「Alma(魂)」を融合させた造語で、「愛の魂」という意味を持っています。
この石には、愛の本質(魂)に目覚めるためのエネルギーが込められています。
ロザルマ誕生の背景
私たちはコロナ禍以降、深い「愛着」に関する研究に取り組んできました。というのも、自分自身のクリアリング(浄化)を突き詰めていくうちに、どうしても愛着形成期の課題と向き合わざるを得なかったからです。
幼少期の母との関係、胎児期の記憶、あるいは出生時のトラウマ…。そうした体験が、現在の心身の状態や人間関係の土台に大きく影響を与えていることが次第に明らかになってきました。にもかかわらず、この領域については本人の記憶がないことがほとんどで自覚がないために、内観するのが難しいのです。内観の基本である、感情に紐づいた記憶をたどるという方法ではとても到達できない深い領域があるのです。
また、発達障害と呼ばれるさまざまな症状についても、クライアントとの関係性を構築し対策を進めていくうえで何か方法はないかと模索しておりました。この石はそうした私たちの要請に応えて大天使ガブリエルがプログラミングし、カーサのブックストアに提供してくれた、驚くべきエネルギーの石です。
強力なエネルギーと体感
この石のエネルギーはあまりにも強く、人によってはイライラしたり気分が悪くなってしまうこともあるかもしれません。この石のエネルギーはまず強くハートに作用し、全身に響き渡るため、咳き込んだり、吐き気を催したり、あくびがとまらなくなったりすることもあるでしょう。この石のエネルギーに伴って、身体が自然と自らを浄化しようとし、クンダリーニ現象を引き起こすことだってあるでしょう。
ですからこの石を手にし、たとえどのようなネガティブな反応が起こったとしても、それはこの石のエネルギーをきっかけにあなたの中に滞留しているネガティブなエネルギーが浮き上がって、手放す準備を始めた証なのでして、この石のエネルギーそのものがあなたに不快な思いをさせているのではないことに、充分留意する必要があります。そうした早合点は、クリアリング初心者にはよくありがちなことです。
この石のエネルギーは間違いなく、大天使ガブリエルによる愛のエネルギーなのだということをことさらに強調しておきたいと思います。
感情エネルギーと向き合うために
この石と共に過ごすと、あなたの中から自然にさまざまな感情が湧き上がってくるでしょう。怒り、悲しみ、不安、孤独感…。それらは、過去に適切に表現できなかった感情たちが、あなたの意識の光に照らされる時を待っていた証です。
その感情が大きすぎるとき、大声を出したり、パニックになったりすることもあるかもしれません。そういう時は深い深呼吸をして、少しでも落ち着くようにしてください。大切なのは、その感情に巻き込まれずに、ただ静かに見つめること。あなた自身と、その感情を“別のもの”として捉えることができるようになれば、手放しへの第一歩が始まります。そのとき、その感情は小さなモンスターのように感じられるかもしれませんが、あなた自身とその感情エネルギーは別モノであると認識することが大事なのです。
この石の呼び起こした感情は、過去にあなたが何らかの場面で感じたものです。しかしあなたはその時充分にそれを表現することはできませんでした。感情エネルギーというものはその時に適切に処理されないと、決して消えてなくなることはありません。あなたの血肉に刻まれて、ある時新たな火種を呼び起こします。同じような事態が目の前に現れるわけです。
そうしたことが繰り返されるたび、あなたの中に潜むその過去の感情エネルギーは、その脅威からあなたを守り、その危険から遠ざけてくれたことでしょう。しかし、実はその抑圧された感情こそがその出来事(不運)を呼びおこしているのです。この不毛なマッチポンプを繰り返していることに、今こそ気が付いてください。
つまり、その抑圧された古い感情エネルギーは解放されたがっているので、その感情が想起されたときと同じような状況を目の前に作ってしまうということです。しかしその時、過去のデータベースとしての感情を感じることによってその危険を回避しようとしてしまうため、その感情反応をむしろ自分の身を守る道具として認識してしまいます。そういうわけで、その古い感情エネルギーこそが目の前の危機を作っていることに、人はなかなか気づくことができないようになっています。
この石は強引に、目の前のシチュエーションなしにその感情を浮かび上がらせ「これが問題の根っこだぞ」とばかりに目の前にぶら下げてみせるのです。あなたはきっと「ああ、私はそんなものに苦しんでいたのか!それは今こそ手放したい!」と心から決心することができるでしょう。
古い感情エネルギーが作り出す、この不毛な悪循環を断ち切るために、この石とともに「ある」ことを習慣にしてください。もちろん最も理想的なのはこの石とともに瞑想することです。抑圧された古い感情を手放すことを習慣にすると、もう同じようなシチュエーションを(その古い感情が想起されるきっかけとなったシチュエーション)を目の前に設定する必要がなくなります。
ロザルマは特別で高度なクリアリングの石
この石はそのようにクリアリングを大きく進めてくれる石なのですが、アメジストなどと違うのは、その程度の深さです。アメジストの場合は優しく、今取り組むべき問題について表面から薄皮を剥くように取り組みが促されます。それは比較的新しい記憶と感情であり、その感情が沸き起こったときの具体的なエピソードをも一緒にはっきりと思い出されます。カーサクリスタルなどの良質なアメジストを手にすると、過去の嫌な記憶が思い出されることが多いというのは、そうしたわけです。
同じようなシチュエーションで同じような感情を味わうことを私たちはこの人生で繰り返しています。アメジストはそれら新しい経験から順番に古い記憶をたどっていくように促されますが、それはアメジストに限らずどんなスピリチュアルセッションでもごく当たり前に行われるクリアリングの通常のあり方です。
しかしこの石にはいきなり問題の核に手を突っ込むかのような、ある種の強引さがあります。ですから、これまで少しづつクリアリングを進めてこられ、核心にたどり着きそうな上級者、あるいは逆にどうやっても自分のクリアリングが上手くいかなかった、どう取り組んでいいかわからなかったという方、あるいは今特に問題は起こっていないけれども意図的にクリアリングのためのきっかけを作りたい、煮詰まった内観の突破口が欲しいといったときに、是非この石を活用して欲しいと思います。思いもよらない深いレベルでのクリアリングを、この石は実現してくれるでしょう。
クリアリングというのは奥深いもので、これで充分というものはありません。クリアリングを指揮しているはずの私たちの認知もまた、クリアリングの対象となります。それは、私たちが自分の手足のように身体の一部だと思い込んでいたものを引きちぎるような感覚に感じられるかもしれませんし、まるで生皮をは剥がされるような思いをするかもしれません。しかし、一度取り払ってしまうと、それまでいかに不要な荷物を背負い続けていたのかに気付かされ、愕然とすることになるでしょう。
私たちはそれほどまでにクリアリングするべき問題をまるで自分自身の身体の一部のように思い込んでいます。ですから、時にはこの石のエネルギーのような大きな揺さぶりが必要なのです。あなたが抱えている問題を問題と認識し、「これ以上もっていられない」「もう手放したい」と思わせてくれる、それほどの衝撃を与えてくれるでしょう。
潜在的な記憶の層と癒し
ロザルマが作用する感情エネルギーは、多くが「愛着形成期」に根ざしています。これは、母親との関係を中心とした、言語を持たない時期に体験した深層の記憶です。この石のすごいところは、この取り組みの難しい愛着形成期ばかりか、それ以前の出生時のショック(バーストラウマ)、胎内での体感など、全てに対処するところです。こうした妊娠から出産を経た母親の不安定になりがちな精神状態に起因する子のトラウマは、ほとんどの場合記憶としては認識されません。それが現在までずっと心身に残ったままの「理由のわからない苦しみ」となっている可能性があるのです。
こうしたトラウマの問題に取り組むことは、決して誰か何かを悪者にすることではありません。プロセスとしてそういうことが必要であれば、それはやったらいいでしょう。でも究極のクリアリングにおいては誰もがその問題の加害者を演じただけであって、本当の悪者など存在しないことに気が付きます。過去にどんなに悲劇的な経験をしたのであっても、そのドラマを演じた全ての登場人物をこの石は丸ごと癒そうとしてくれます。
この石は、そうした無意識の層を振動させ、細胞レベルで眠っていた記憶を浮かび上がらせる役割を果たします。それはまるで、あなたがもう一度母親の胎内に戻り、羊水に包まれて癒され、そして新たに生まれ変わるような体験になるかもしれません。
発達障害を含む愛着の課題に
この石はマインドが強くてなかなかスピリチュアルセッションを実りあるものにできない、瞑想や内観など何を始めても続けられない、といったADHDやASDなどの発達障害の症状に苦しむ人には特におすすめしたいものです。誰でも側にこの石を置いておくだけで自然と取り組みが促されるからです。
特にADHDやASDといった発達障害と呼ばれる症状をお持ちの方は、この石と併用して白多羅菩薩ブルークォーツをご使用になることをお勧めします。白多羅菩薩ブルークォーツはDNAレベルで作用し、ロザルマは細胞レベルの浄化を促します。前者は発達に関する根本的な問題、後者は母体内での受精から出産、現在まで連なる問題に対処しますが、発達障害の場合はその両方にアプローチする必要があります。
この石は愛着の問題を抱える人や発達そのものに問題を抱えてこられた方のクリアリングを進めてくれるばかりでなく、その特性を才能として輝かせてくれることをも引き受けてくれるでしょう。なかなか言葉が本意のまま届かない、そうした彼らに救いの手を差し伸べ、目覚めを喚起させるでしょう。
使用方法とお取り扱いについて
ロザルマの使い方はシンプルです。
・瞑想の際に手に持つ、あるいはそばに置く
・寝室やリビングに置く(エネルギーが強いため、寝室では様子を見ながら)
・日常の中でふとした時に意識を向ける
カーサ純正のものだけでなく、私たちが2024年ツーソンジェムショーで見つけてきた、いくつかの大理石にも同じエネルギーを処方していただいたものがあります。そちらはカーサのエネルギーを伝えるものにはなっておりませんが、カーサからのものと同様に大天使ガブリエルのエネルギーを伝えるものとして機能します。小さい分手に持ちやすいですし、エネルギーも幾分柔らかく感じられるようです。是非、併せてお楽しみください。
最後に:母とともに生きる魂の旅へ
この石があなたにもたらすのは「新たな認知」です。私たちが内観を苦手とするのは、まさに自分の認知でもって自分自身の認知を見つめなければならないという困難さにあります。しかしながらその認知の半分を支えているのは、過去にあなたを育ててくれた実の母なのでした。
幼少期に見た母の姿は、現在の全ての人間関係、対人認知に影響を及ぼしています。どんなにクリアリングに取り組んできた皆さんでも、母という重荷を前に最後の最後まで取り組みに二の足を踏んでいたという方も多いでしょう。しかし取り組むべき「母の問題」とは、今現在の母という「外側」にあるのではなく、あなたの今現在の胸の内に今も巣くっている、過去にみた、過去にあなたが感じた母の姿なのです。
この母と子の物語は他でもない自分自身が設定したものです。好むと好まざるとに関わらず、自分の青写真を実現するために母を選び、その血肉を分け与えてもらうこと、その代わりにその母の業をも引き受け昇華していく、それがこの世に生まれてきたもの誰もが宿命として抱えています。
人によってはその問題は重荷ではなく、まるで宝のように思っているかもしれません。実際にそれらはかけがえのない、心の中の母と子が織り成した経験の蓄積であり、宝といえるでしょう。そして、今世を生きる原動力にさえなっています。無意識下にあるトラウマに突き動かされながら今世で元型を生きるように自らを仕向けているものなのです。
しかし高次の視点に立ってみると、その母親さえもやはり癒されるべき存在なのです。人間「母」とのやりとりは、どんなに素晴らしいものに思えても、霊性向上の旅のどこかでやはり振り返って見直してみる必要があります。私たちは知らず知らずのうちに世代を跨いで受け継いできた母子像というものが心の中にあり、心の支えとしてしまっています。しかし、その母子像さえも、さらに優しく包み込んでくれる大いなる「母性」があることに気が付くタイミングが今なのです。
この石を手にするあなたはすでにその大きなプロセスを経験するために舵を切り始めています。この石はあなたの認知に新たな次元の客観性を与えてくれるでしょう。あなたの抱える苦しみの本当の原因は何なのか、その根源を明らかにしてくれることでしょう。そうしたプロセスを経て獲得した新しい認知は、大きな宇宙的な叡智を背景とし、一層深く確かなものになっていくことでしょう。全知の状態を得ることも不可能ではないのです。
この石はまるで大いなる母親の子宮です。この石と共に瞑想することで、この石は今世でのあなたを形作る全ての、シンプルな情報を浮かび上がらせてくれます。「母」とのつながり、いえ、自分自身と「母」とが実は一つであること、それがこれまでの人生においてどれほどのドラマを生み出し、今まさにそのドラマを演じ続けているかということに思いを馳せることが出来るでしょう。