前回の質問で、


PMDDは完治できないのか?


という質問に対して。
今のわたしなりの答えを書きましたが。

本音を言えば。
A:完治できると思います。
だけどそれはとても時間がかかることを覚悟して望む必要があります。

なんですね。

よくよく考えれば、
完治している状態というのは。


気がついたら、PMDDにかかっていない!


という状態が、自分の人生振り返って生理が終わるまで続いていたら、
完治と言っていいんじゃないかと思うんですね。


とはいっても、普通に重い病気も抱えず健康に生きていれば。
単純計算で生理がある期間は50年近く生きてるわけですから。

様々な人生のイベントや試練が人それぞれあるわけで。

それが自分の心のキャパを超えたら。
身体のリズムも乱れ、心も乱れてしまいます。

それが生理のリズムと重なって。
生理が始まる一定の期間だけ抑鬱症状が重くなる状態がPMDDです。


でも。唯一完治させられる方法があるとしたら。

『PMDDとお友達になってしまうこと』

だと、最近は考えています。


人間、誰にでも光と闇があります。

PMDDの時の自分がMAX闇の自分だとしたら。
そこから逃げたい。
そんな部分があることを否定したい。
消してしまいたい。
こんな自分嫌だ。


って、思うことはありませんか?


でも、その闇を消そうとすればするほど。

闇はもっともっと深くなり。暴れだします。

酷くなれば。
 
他人や自分を酷く傷つけ、果ては自らの命すら断ってしまう刃となってしまう。

でもそれは。その闇は。
『今のわたし(の気持ち)を理解してほしい!!』

と自分や他人に求めている気持ちが核になってるんですね。
本来すべき根治に結びつく治療というのは。

見てよ! わかってよ!!

という

暴れる自分を理解し、癒して、愛してあげる。

その覚悟が必要で。
闇が深ければ深いほど。
向き合うのに時間がかかります。

一度1つの問題が解決したとしても。
何かしらのきっかけで、また別の問題が浮上する。


PMDDにかかるくらいの闇ですから。
年単位で一つ一つ向き合って焦らずじっくりクリアしていかなければいけません。

それが、PMDD再発のメカニズムの1つでもあると思います。

なので、完治させるのはとても難しいんですね。


だから、完治させることはできない!
と言いきってしまうPMDD経験者の方もいらっしゃいます。
完治できる希望を手放してもらうために。


逆に言えば、
ピンとこないかもしれないんですが。

『完治させたい!』
という気持ちを手放さなければ完治できないものだと思うんです。


だけどその過程の中で。
クリアしていけた闇はどうなるかというと。

自分にとって最も心強い味方になってくれるのです。


わたしもその闇と向き合ってる過程の最中ですが。
ふりだしに戻りそうになったり。
3歩進んだかと思ったら、2歩下がるってこともしょっちゅうです。

それでも、一歩進めた自分に。
ちゃんと進めたじゃない(*^^*)
とほめるようにしています。

そうすると味方はひとりづつ増えて。
治るスピードも少しづつ早まるんです。

そうしたら、
本当は、もっと楽に生きていいということに気付きます。
そして、本当の人生の楽しさというものを謳歌できる自分に近づける。


そう強く信じられるようになれると、
心から思えるようになれると思っています。