1/23(火)大阪市中央区民センターにて、大阪市私立保育園連盟主催の研修講師をさせていただきました。
広い会場に、保育士さんや保育関係者が約200人集まってくださいました。
テーマは、「保育園での深刻事故予防」について。
私がある日突然水難事故遺族になったことや、2017年4月、香川県善通寺市の私立保育園で発生したうんていに女児の首が挟まり意識不明になった遊具事故等を例に挙げ、(女の子は、残念ながら1/24にお亡くなりになったと報道されました…)
事故は誰にでも起きる
自分の園は大丈夫、と思ってはいけない
重大事故は、【たまたま◯◯しなかった(した)から、たまたま起こった】ではない。
その事故が発生するまでに、ないがしろにしてきたことがいくつも重なって事故になる
といったこと等をお話しました。また、
保育士さんたちの園の中の安全行動はもちろん、園の外でも、信号を守ったり、横断歩道をちゃんと渡る姿を園児はしっかり見て、真似をすること、また、先輩保育士さんのそういった姿を、後輩も見ていること
過去に、小学校で給食の白玉の誤嚥による死亡事故が発生したが、2年後同じ県の保育園で同様の事故が発生した事例から、
日頃から事故情報に敏感になり、再発防止に生かさねばならないこと
幼児の身体的発達(チャイルドビジョンを使った幼児の視界体験)や、認知機能、心の発達を合わせて考えると、幼児の不安全行動が理解しやすいこと
そうすれば、より園児の成長に合わせた指導ができるのではないか、ということと、その教育事例
などなど、お話しました。
また、最後の30分間で、前後に座っておられる方々で班になっていただき、各園の安全の取り組みや、悩み、事故事例について意見交換していただきました。
短時間の間に、
ご自身の勤務する園で起こった事故
保護者が迎えに来て保護者の監視のもと園庭で子どもが遊んでいた際に発生した事故
園の自転車置き場でのトラブル等
多くの事案が挙がりました。
こうして、他の園の実態を聞き、共有できる大変貴重な機会です。こうした時間だけでもかなりの価値があるなぁと感じました。
近親者の事故死を経験した者としてお伝えできること、保育以外の分野からの子どもの安全について、これからもお伝えしていきたいと思います。
ご参加くださった皆様、また、呼んでくださった大阪市私立保育園連盟様、ありがとうございました
次に皆様の前でお話する機会
2/2(金)18:30〜 神戸にて
ご興味のある方、ぜひお申し込みください。
講演に関するお問い合わせ等は
Jikoyobou@gmail.com
までお願いいたします。