手術室につくと 私は ひげもじゃ兄さんから 手術着を着た看護士さんに 引き渡された。
そこからは 歩いて手術台に向かった。
いつも思うんだけど 手術台って どうしてこう細いのか・・・・
KONISIKIさんだったら 絶対 落ちると思う。
まあ、この病院に KONISIKIさんが来る事は無いだろうけど・・・・
私が その台に寝ると 看護士さんが 寄ってたかって 心電図や血圧計をつけた。
先生は二人いた。T先生と N先生。
二人は なにやらおしゃべりをしながら 準備をしていた。
時々 T先生が 「・・・・だんべぇ」と言うので 「ははぁ~、群馬出身だな~」と
思ったりしていた。
私の顔の横には 棒が出ていて そこにシートがかけられた。
私が 顔を横にむけても 手術の様子が見えないように さえぎられていた。
左手首に麻酔の点滴の針が刺された。
上腕部には 血圧計のカフのようなものが巻かれた。空気を入れて 膨らませ、血流を止めるためだ。
先生は私の指先などをつまみ 「わかりますか~?」と聞いた
痛くは無いが つままれているのはわかる。
そう言うと 「じゃ、はじめまーす」・・・・って わかるって 言ってるじゃん!
ビックリした途端 隣の血圧計が 急上昇。
でも 部分麻酔はそういうものだったらしい・・・・・
手のひらを切って 出血をガーゼで ふき取る感覚もあった。
でも だんだんに それも無くなり、何も感じなくなった。
そうすると今度は 私の腕が 曲がっているような錯覚に陥った。
看護士さんに 「私の腕は 伸びているんですよね?」と バカみたいな質問をしていた。
・・・・・・・・・・ちょっと ひとやすみ、ひとやすみ・・・・・
↓に続く
すみませんねぇ・・・・たった一泊の入院なのに こんなに話をひっぱって。
で・・・・感覚も無くなったら 恐怖も消えて すっかり気分が楽になってしまった。
右隣を見ると、心電図が 正確に ピッピッと波を描いている・・・ん~、よしよし・・・
その横に血圧計もあった。5分おきに 自動で計っている。
ぷーっと カフに空気が入ったとき 深呼吸をすると 血圧が少し下がった。
よし、今度空気が入ったら ちょっと息を止めてみよう・・・・
ほら、ちょっと上がった( ̄m ̄〃)ぷぷっ!・・・と 遊んでいたら T先生が
突然 「血圧は?」と言った。
反射的に 「あ、142と はちじゅう・・・」と言いかけたら 看護士さんに
「それは 私が見るから 心配しないでね。」と 言われた (///∇///)ははは・・・
T先生が 「ふふ・・・」と 笑っている。
・・・・・お~い 手元が狂うじゃないか 真剣にたのむよお・・・・・
しばらくすると N先生が 「やっと たどり着いた。これですね・・・あれ?
いつものハイゴウと 違いますね」と言った。
・・・・・なに? いつもと違うって? ハイゴウって なに?・・・・・・・
するとT先生が 「おい、写真、写真撮ろう。カメラ・・・カメラ・・・」
・・・・・!Σ( ̄□ ̄;) なに?なに? なんの写真撮るの? 私の手 どーなってんのおおお!!!・・・・・
なんだか 看護士さんがカメラを探して 右往左往している。
そのうち T先生が 「あー、もういいや 遅かった・・・・」
・・・・・!Σ( ̄□ ̄;) 遅かったって なにーーー!?・・・・・・・
私の心の叫びを無視して 手術は 着々と進んでいるようだ。
そのころから私は トイレに行きたくてたまらなくなった。
20分くらいの手術だと言っていたのに もう、1時間近くたっている。
手術前から 2本の点滴をうっているからだろう。
まだか、まだかと 我慢していると 看護士さんが 「あと、縫合して終わりですよ。」と言ってくれた。
・・・・・・・・・・・・・中途半端だけど つづく ( ̄― ̄)ゞスマン・・・・・・・・・・・