まずこちら
mixiにあった記事ですが
お借りしますね。
現在、沖縄本当・沖縄市八重島で、 大国みろく大社を引き継がれているのは比嘉良丸さんですが、お宮の創始者である彼のお母様、比嘉初さん(故人)のご紹介をしたいと思います。 とはいっても、僕もあまり詳しいことはわかりません。わかる範囲で、簡単に記してみたいと思います。
まず、僕の手元にある小冊子「心の科学」昭和41年6月18日号(第17巻5・6合併号)の人物紹介のトピックから。一部編集させて頂きながらご紹介いたします。
○人物紹介 比嘉初(ハツ)女史
沖縄のコザ市で、米の配給所を営む比嘉良弘(当時45歳)さん、の妻ハツ(当時41歳)さんが、突然絶食を始めた。昭和28年の3月18日朝の出来事である。
水だけは飲むが、誰が何と言っても食べ物は摂らない。しかし、格別衰弱の様子も見えない。が、そんな状態が40日も続いた4月27日「黄金の森から宝を掘り出せ」の神託が下った。家から200メートルほど離れた小高い丘がむかしから「黄金(こがね)の森」といわれており、その下には誰も入ったことのない暗い洞窟があった。
当時のことをハツ女史は、
『朝4時半ごろ、星をみろという啓示があったので空を見上げると東の方に一つ輝く星があり、その星と話をしたら、急に全身に飛び込んできて一瞬に人間的な考えが無くなって、口から
タイコクノミルク クノシマニ(大国の命この島にいらっし ゃる)
イメンシバニヘイワ マモラレテキラナ(平和を守ってくだ さる)
という歌が出た。
星の神様から、生れ出たのです』
と、天地陰陽の使い神、ミロク大神(大国主命)の出現の経過を語っている。
夫も姑のウシ(当時71歳)も慌てた。しかしいわれるままに翌28日未明5時から黄金の森の穴掘りをやったら三時間後に、見事な鍾乳石の陰陽石が出てきた。
ミロク会本殿(現大国みろく大社)のご本尊に納められているのが、それである。
夫も姑も、慌てながらも素直に従ったのには理由があった。
と、いうのは、ハツは幼いときからカミンチュ(神人)といわれていた。
沖縄県国頭(くにがみ)久志村三原の農家に生まれた彼女は、毎日のように幼い妹を背負って海を眺めながら遊んだ。
ここは、伊湯岳の麓でアダ(安田)イブ(伊部)という部落が、いまでもある。
あるとき、沖のアダカ島の上に光を見たと思ったら、口から
海の真ん中に神車立てて
海が破れたときには
また、作ってあげましょう
という子守唄が飛び出した。
6歳のときである。
本土に渡って尼崎の久保田鉄工所で工員として働いている23歳のとき、同じ沖縄出身の良弘氏と結ばれたのである。が、その後夫婦は広島に移り、良弘氏が軍需生産に働いている原爆投下の一日前の8月5日に、明日の原爆投下を予言して、夫婦はもちろんその予言に従った人たちはいずれも難を免れているので、夫も姑もハツのいうことを<ユタの物言い(巫女のたわごと)>とはとっていないからであった。
その後、前人未到の洞窟に初めて入って<竜粉>を発見し、その間「原爆よりも強いもの」との神事で、竹原から石を拾ってきて、子供を背に、夫を励ましながらコザの町の所々に置いて歩くなど、常人では考えられない奇異な行動をさせられてきている。
黄金の森は、今では開明山とよばれている(現大国みろく大社の裏のご神体山)。
なお、ハツ女史にかかってきている神は、ミロク神のほかは十一面観音でこれに本人を加えて12になり、12の働きをする。善に働くばかりでなく悪にも変化して、あらゆるところに忍び込みあらゆる変化の姿で働き悪を懲らすという神で「七福神をふくむ12の光を表に現せよ」といわれている。
が、さらにこれから竜王と竜神の2神が現れることになっているという(昭和41年当時)。
こうして、ハツさんは沖縄本島のみならず、周囲の島々を渡り、各地の聖地を神開き・神結びのご神業をしてまわられました。
ちなみに、良丸さんは、ハツさん45歳のときに生まれていますから、良丸さんが生まれる前から神業をしていたことになりますね。
そのうちに<比嘉初伝 その2>を書き込みたいと思います。
今回はここまで。
☆参考書籍(書店で買えます。店頭になければ注文可能)☆
●「未完の放浪者」野本三吉 著 新宿書房
著者による自分史ですが、第6章まるまるハツさんのご神業 の様子を伝えています。読み応えがあり、お勧めです。
●「出会いと別れの現風景」野本三吉 著 新宿書房
著者のノンフィクション。第4章 魂とは何か の中でハツ さんに触れていますが、残念ながら文量は少ないです。良丸 さんについて の記述があります。
●「すくいの神とお富士さん」宮田登 吉川弘文館
ミロク信仰、富士信仰についての学者の本ですが、ハツさん に興味を持っておられたようで、ところどころに登場しま す。「五 沖縄のミロク」という章でまとめて出てきます。 ハツさんが、「生き神様」とあがめられていた様子が描か れ、当時の様子をうかがい知ることができます。
●「沖縄聖地巡礼」中川角司 著 明窓出版
ハツさんが神開きされた沖縄の聖地を巡って、そこで著者が 得た体験を記録した本です。案内を良丸さんがしています。 神開きの初めから数十年という時代を経て2004年に著者 が巡礼体験をして得たものは? 読みやすく、面白い本です。
○人物紹介 比嘉初(ハツ)女史
沖縄のコザ市で、米の配給所を営む比嘉良弘(当時45歳)さん、の妻ハツ(当時41歳)さんが、突然絶食を始めた。昭和28年の3月18日朝の出来事である。
水だけは飲むが、誰が何と言っても食べ物は摂らない。しかし、格別衰弱の様子も見えない。が、そんな状態が40日も続いた4月27日「黄金の森から宝を掘り出せ」の神託が下った。家から200メートルほど離れた小高い丘がむかしから「黄金(こがね)の森」といわれており、その下には誰も入ったことのない暗い洞窟があった。
当時のことをハツ女史は、
『朝4時半ごろ、星をみろという啓示があったので空を見上げると東の方に一つ輝く星があり、その星と話をしたら、急に全身に飛び込んできて一瞬に人間的な考えが無くなって、口から
タイコクノミルク クノシマニ(大国の命この島にいらっし ゃる)
イメンシバニヘイワ マモラレテキラナ(平和を守ってくだ さる)
という歌が出た。
星の神様から、生れ出たのです』
と、天地陰陽の使い神、ミロク大神(大国主命)の出現の経過を語っている。
夫も姑のウシ(当時71歳)も慌てた。しかしいわれるままに翌28日未明5時から黄金の森の穴掘りをやったら三時間後に、見事な鍾乳石の陰陽石が出てきた。
ミロク会本殿(現大国みろく大社)のご本尊に納められているのが、それである。
夫も姑も、慌てながらも素直に従ったのには理由があった。
と、いうのは、ハツは幼いときからカミンチュ(神人)といわれていた。
沖縄県国頭(くにがみ)久志村三原の農家に生まれた彼女は、毎日のように幼い妹を背負って海を眺めながら遊んだ。
ここは、伊湯岳の麓でアダ(安田)イブ(伊部)という部落が、いまでもある。
あるとき、沖のアダカ島の上に光を見たと思ったら、口から
海の真ん中に神車立てて
海が破れたときには
また、作ってあげましょう
という子守唄が飛び出した。
6歳のときである。
本土に渡って尼崎の久保田鉄工所で工員として働いている23歳のとき、同じ沖縄出身の良弘氏と結ばれたのである。が、その後夫婦は広島に移り、良弘氏が軍需生産に働いている原爆投下の一日前の8月5日に、明日の原爆投下を予言して、夫婦はもちろんその予言に従った人たちはいずれも難を免れているので、夫も姑もハツのいうことを<ユタの物言い(巫女のたわごと)>とはとっていないからであった。
その後、前人未到の洞窟に初めて入って<竜粉>を発見し、その間「原爆よりも強いもの」との神事で、竹原から石を拾ってきて、子供を背に、夫を励ましながらコザの町の所々に置いて歩くなど、常人では考えられない奇異な行動をさせられてきている。
黄金の森は、今では開明山とよばれている(現大国みろく大社の裏のご神体山)。
なお、ハツ女史にかかってきている神は、ミロク神のほかは十一面観音でこれに本人を加えて12になり、12の働きをする。善に働くばかりでなく悪にも変化して、あらゆるところに忍び込みあらゆる変化の姿で働き悪を懲らすという神で「七福神をふくむ12の光を表に現せよ」といわれている。
が、さらにこれから竜王と竜神の2神が現れることになっているという(昭和41年当時)。
こうして、ハツさんは沖縄本島のみならず、周囲の島々を渡り、各地の聖地を神開き・神結びのご神業をしてまわられました。
ちなみに、良丸さんは、ハツさん45歳のときに生まれていますから、良丸さんが生まれる前から神業をしていたことになりますね。
そのうちに<比嘉初伝 その2>を書き込みたいと思います。
今回はここまで。
☆参考書籍(書店で買えます。店頭になければ注文可能)☆
●「未完の放浪者」野本三吉 著 新宿書房
著者による自分史ですが、第6章まるまるハツさんのご神業 の様子を伝えています。読み応えがあり、お勧めです。
●「出会いと別れの現風景」野本三吉 著 新宿書房
著者のノンフィクション。第4章 魂とは何か の中でハツ さんに触れていますが、残念ながら文量は少ないです。良丸 さんについて の記述があります。
●「すくいの神とお富士さん」宮田登 吉川弘文館
ミロク信仰、富士信仰についての学者の本ですが、ハツさん に興味を持っておられたようで、ところどころに登場しま す。「五 沖縄のミロク」という章でまとめて出てきます。 ハツさんが、「生き神様」とあがめられていた様子が描か れ、当時の様子をうかがい知ることができます。
●「沖縄聖地巡礼」中川角司 著 明窓出版
ハツさんが神開きされた沖縄の聖地を巡って、そこで著者が 得た体験を記録した本です。案内を良丸さんがしています。 神開きの初めから数十年という時代を経て2004年に著者 が巡礼体験をして得たものは? 読みやすく、面白い本です。
続く