搬送先の病院で検査で記憶は途切れている

 

その後2週間くらい現実と不思議な世界を

行ったり来たりしていた。

でも家族は厳しい現実に直面していた。

 

脳出血 それも脳幹で出血

手術はできません

いつ呼吸が止まってもおかしくない

非常に危険な状態です

それを乗り越えたとしても

もとには戻れません

ダメージを受けた脳細胞はそのままです。

寝たきりになる場合もあります。

 

そういう意味のことを告げられた私の家族

そのことを思うと胸が抉られるようです。

いきなり辛い現実をつきつけられて

覚悟を迫られて・・・

 

夫も息子も私に言います。

『あの時 覚悟したし、どんな笙子も受け入れるって決めたから』

葛藤はあったけどそう決めたから・・寝たきりでもいいって

 

私は少しづつ現実の世界に戻ってきました。