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ひめぽんたのブログ

ひめぽんたは愛媛県腎臓病患者連絡協議会のマスコットです

8月に脳死と判定された男性の肝臓を別の男性に移植する手術が、20日、愛媛大学附属病院で行われ、移植を受けた男性の容体は安定しているということです。脳死と判定された人の肝臓を移植する手術は、四国では初めてだということです。

日本臓器移植ネットワークによりますと、東京の病院で治療を受けていた60代の男性が脳死と判定され、移植のため、20日未明に、肝臓と腎臓の摘出が行われました。


このうち肝臓は、愛媛県東温市にある愛媛大学附属病院に運ばれ、午前中から、重い肝炎の50代の男性に移植する手術が行われました。

病院によりますと、手術は午後6時前に終了し、移植した肝臓は状態がよく胆汁の分泌が確認されるなど正常に機能していて、移植を受けた男性の容体は安定しているということです。

男性は、順調に回復すれば、1か月から2か月程度で退院できる見通しだということです。


病院によりますと、脳死と判定された人から提供された肝臓を移植する手術は、四国で初めてだということです。
執刀した愛媛大学附属病院の高田泰次教授(56)は、手術後の会見で、「ほっとしている。今後は拒絶反応や感染症のリスクに注意しつつ、経過を見守りたい」と話していました。


NHKより

小児の臓器移植 なお海外頼み

-富士の吉岡奈緒ちゃん、28日渡米-
 
家族の承諾があれば十五歳未満の脳死による臓器提供が可能となった改正臓器移植法が全面施行されて十七日で、五年を迎えた。国内でも子どもの脳死による心臓移植に道が開けたが、実現したのはわずか六例。提供数が少ないため、巨額の費用がかかる海外での移植に頼らざるを得ず、移植を必要とする子どもや家族には、極めて厳しい状況が続いている。
 
静岡県内では、富士市の吉岡奈緒ちゃん(6つ)が米国での心臓移植手術を待っている。二十八日の渡米まで一週間ほど。募金総額は目標額の二億七千万円まであと七百万円弱(十六日現在)に迫っている。
 
奈緒ちゃんは昨年六月、ウイルス感染が原因で劇症型心筋炎を発症。心臓の筋肉がうまく働かなくなる拡張型心筋症となり、移植が必要と診断された。
 

国内での移植なら健康保険が適用されるが、心臓移植を待つ十五歳未満が二十二人に対し、提供は年間一、二件。「国内での移植は二~三年待ち」と聞き、父親の淳さん(54)は海外での移植を決断。保険のきかない手術費、医療用ジェット機の代金など費用がかさむため、今年三月、友人らの助けを借りて募金を始めた。
 
進まない国内での子どもへの臓器提供。子どもの死亡例が少ないこともあるが、淳さんは「体が温かいままの脳死は親として死を受け入れにくいと思う」と親の気持ちを推し量る。
 

今年一月、心臓移植待機中に脳死となった東海地方の女児が、臓器提供者となった。奈緒ちゃんは今、この女児が当時は未承認で使えなかった小児用の補助人工心臓をつけ、東大病院で渡航を待つ。淳さんは「承認を訴えてくれたご両親のおかげ。いろんな人が応援してくれているからこそ、何とか早く移植で元気にさせたい」と話す。
 
海外での療を目指しながら今年一月に二歳で亡くなった名古屋市の女児の支援団体からも、五月に二千八百万円の支援を受けた。これまでに街頭募金は計五百回も実施。移植を待つ子どもたちが大勢の善意で希望をつなぐ現実は、五年たっても変わっていない。

(中崎裕)

中日新聞より


-国が啓発に力入れて-
 
海外渡航を支援するNPO法人「日本移植支援協会」の高橋和子理事長の話 臓器移植法改正以降は一時的に海外渡航の相談が少なくなったが、この一年は法改正前と同じくらいに増えている。当初は国内での移植への期待があったのだろう。海外移植の費用は二億数千万円と高額化しており、国内での移植が進むよう、国は脳死移植への理解を広める啓発などに力を注いでほしい。
 

<小児の臓器移植> 

2008年の国際移植学会で海外での移植を減らす努力を求めるイスタンブール宣言が出され、日本では10年の改正臓器移植法の施行で脳死下での15歳未満の臓器提供が可能になった。ただ、大人を含め年間8000人程度が臓器提供する米国と比べ、日本は昨年77件(心停止移植含む)と広がっていない。

特に子どもの心臓などは大人からの移植は困難なため、海外頼みの状況が続いている。

愛媛大学はこのほど、みかんなどの柑橘ジュースを飲むことによる、血管リモデリング抑制効果を確認したと発表した。

同成果は愛媛大学医学部医学科の浅山理恵氏と大西亜里香氏によるもので、米学術誌「PLOS ONE」に掲載された。

血管リモデリングとは、血管が微小な損傷や炎症など、さまざまな刺激を受けることで変化することを指す。ただし、 修復という意味よりは、内側を狭くし、血管を硬くするなど、過剰な悪い反応として用いられる事が多く、老化や 動脈硬化の原因のひとつであると考えられている。

今回の研究では、愛媛県特産の温州みかんと伊予柑果汁をマウスに飲用投与し、その血管保護効果を検討した。
研究ではマウスを無果汁、温州みかん果汁10%と40%、伊予柑果汁10%と40%の群に分け、飲用2週間後に大動脈に ポリエチレンカフを留置し血管リモデリングを誘導した。

その結果、水のみを引用した無果汁群に比べ、果汁群で血管リモデリングの抑制が確認された。また、濃度の薄い 温州みかんと伊予柑ジュースでは、伊予柑の方が若干だが効果が高く、動脈肥厚が抑制されるとの結果を得た。

同研究グループは今後は、細胞レベルで検証を行い、影響を与えるジュースの成分を特定するとともに、さまざまな 条件下で実験を試みるとしている。






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但し、透析患者は、あまりミカン果汁を飲みすぎると動脈硬化の原因


を抑制するばかりか、高カリウム血症で心臓がアウトしますよ。


控えめにね。






「世界腎臓デー」の12日、ブラジルでは、血清中のクレアチニンと尿蛋白の検査を毎年行うよう薦めたと12日付アジェンシア・ブラジルが報じました。
 腎臓病患者は世界人口の1割に上り、65~74歳の男性は5人に1人、女性は4人に1人、75歳を超えると半数の人が食欲減退、疲労感、むくみ、血圧上昇、頻尿、血尿、放尿時の泡などの症状があります。
 高血圧や糖尿病、親族に患者がいる、肥満者、喫煙者、50歳以上、心臓病や下肢の血流に問題があるといった人は慢性的な腎臓病になる可能性があり、食生活や体重、運動、血圧管理、禁煙などに留意するべきだ。親族に高血圧や糖尿病、腎臓病の患者がいる人は血糖値の測定も必要です。
 ブラジルで人工透析を受けている患者は10万人に上りますが、人工透析が行える施設は全国に750カ所。透析患者の致死率は15%とされてます。



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日本では人工透析を受けている患者は、約31万人を越えています。