またまた皮膚トラブルに見舞われている我が家のワサビ様
その対応でブログを書いてる時間がなく、少しご無沙汰してました
ワサビ様が自分で噛んで出血し、毛嚢炎になった左足は抗生剤で完治したものの、次に左脇を噛んでしまい、こちらは抗生剤が効きませんでした
薬を抗生剤から抗真菌に切り替え、日曜日にマラセブシャンプーで全身を洗い、その後は3日間、毎日患部と痒みがあるらしい四肢と下腹部をシャンプーしてみました。
レーザーも、左脇は30分、その他痒みがありそうな部分は10分ずつ毎日照射
すると、痒みがなくなったようで、カミカミしなくなりました
右脇の患部は、炎症が静まってカサブタとなり、カサブタが剥がれたところは正常な皮膚に
去年も7月に皮膚炎ができましたが、去年は私も主治医のKan先生も有効な治療法が分からず、迷走。。。
ステロイドやアトピカで免疫力を低下させたことで真菌感染をこじらせ、一番悪化した左足は皮膚の切除手術が必要となり、他の部分は完治までに10ヶ月もかかりました
でも、今年は、抗真菌薬(イトラコナゾール)とレーザー治療器が有効と分かっていたので、迅速に対応
この調子なら、サクッと完治に持ち込めそうです
で、それは良かったのですが、問題は、どうやって再発を防止するか。。。
真菌やアレルギー性皮膚炎について去年から研究をしてきた結果、私はワサビの皮膚は以下のようなかんじな気がしています。
- 元々アトピー性皮膚炎ぎみ
- 特に真菌にアレルギーがあり、真菌が増殖すると痒くなる
- 痒いので過剰グルーミング(カミカミ)
- 皮膚が傷ついて更に悪化
- ここで誤診してステロイドを投与すると、一瞬良くなるが、後ほど更に悪化し、難治性になってしまう
人間のアトピー性皮膚炎も、黄色ブドウ球菌や真菌が増殖し、それらが出す毒素にアレルギー反応が起き、増悪するそうです。
ワサビも、過剰グルーミングをしなければ、痒がってるところを見ても皮膚炎にはなっていないし、ウッド灯を当てても反応はなし。
なので、真菌感染症の「猫カビ(皮膚糸状菌症)」やマラセチア皮膚炎ではなく、痒みの原因は真菌に対するアレルギー反応のようなんです。
人間であれば、抗真菌薬入りのシャンプーや石鹸で毎日身体を洗えば良さそうですけど、猫のワサビに雨季の間ずっと毎日シャンプーするのは非現実的
お互いに負担大だし、洗いすぎによる乾燥や皮膚のバリア機能低下で、別の皮膚炎になりそうな
最悪でも週1、できれば2〜3週間に1回のペースにしたいところです。
内服薬なら、抗真菌薬をパルス療法で(週に2日)長期間飲ませるという方法もありますが、副作用や耐性菌の発生が心配
なので、他に方法がないかを調べた結果、ナローバンドUVB療法(紫外線療法)というのを試してみることにしました
これは、311〜312nmという狭い範囲の波長の紫外線を照射する治療法で、難治性のアトピーや白斑、円形脱毛症などを対象に行われるらしいです。
「紫外線はアトピーに悪そう」と思ってたんですけど、昔から「海水浴に行くと暫くアトピーが良くなる」という人は少なくなく、これは紫外線の効果だそうです。
詳しいことを書くと長くなるし、私もまだ免疫細胞について理解し切れてないのですが、簡単に言うと、紫外線には、
- アレルギー反応を起こす異常な免疫細胞(T細胞)のアポトーシス(細胞の自死)を促す
- 免疫の暴走を抑える制御系T細胞を増やす
という働きがあるみたい。
アトピーが発生している部分には異常なT細胞が多く、制御系T細胞が少ないので、紫外線を照射して、異常なT細胞を減らし、制御系T細胞を増やそう、ってことみたい。
白斑や円形脱毛症も、暴走した免疫がメラノサイトや毛包を攻撃することで発生するので、同じく紫外線照射が有効らしい。
ワサビはハゲてる部分の皮膚は白く、メラニンがないのですが、毛が生えてくると、メラニン色素が出てきて、皮膚がうずらの卵のようなマダラ模様になるんです。
もしかしたら、こういう白くてハゲてる部分も、暴走した免疫でメラノサイトや毛包が攻撃されてるのかも
もしそうなら、ナローバンドUVB療法でハゲも克服できる可能性が
そう思って、紫外線治療に興味を持ちました。
気になるのが皮膚のダメージや光老化ですが、ナローバンドの紫外線照射器は、皮膚にダメージを与える波長を排除し、治療に有効な波長のみにすることで、副作用を最小限に抑えた紫外線治療とのこと。
今回、皮膚炎ができたので、早く試してみたいと思い、またまたLazadaで探したら、ちゃんとナローバンドの家庭用紫外線治療器が売ってました
早速ポチッたので、近々届くはず
これが効いて、抗真菌薬は飲まなくてよくなり、シャンプーは隔週くらいになると嬉しいです。
更に、ハゲも克服できたら、万々歳
ハゲ克服はオマケみたいなものですが、痒みの発現を抑える効果が出てくれますように
でも、もしナローバンドUVB療法が効かなかった場合も、先日購入したファンヒーターとドライヤーを両方使うと、かなり早く乾かすことができるので、最悪週2くらいなら、シャンプーもなんとか続けられる気も
それにしても、ワサビとココちゃん、電化製品からお手入れグッズ、医療器具など、すっかり物持ちです
特にワサビは、キャットバルコニーとキャットウォークという大物家具も追加され、我が家史上で一番の物持ちに
ペットに大枚を投じる飼主さんが多数の日本ならともかく、ナローバンドUVB照射器まで持ってる猫は、ラオスでは絶対ワサビだけ
せっかく我が家に来てくれた訳ですし、是が非でもワサビの皮膚を良い状態でキープできるようにしてあげたい
実は他にも試したいものがあって、それはバチルス菌という、真菌や黄色ブドウ球菌の増殖を抑える菌を使った様々なグッズ。
入浴剤や消臭スプレー、化粧品など色々あるので、次回日本に行った時に買い込んで来ようと思っています
ココちゃんはもう、喘息や趾間炎、外耳炎の対処法が確立したので、それほどグッズは増えなさそうですが、ワサビ様グッズはまだまだ増加しそうです