白銀世界のマッドマックス登場!!
終末を迎え、文明が滅び去った2144年。戦闘・殺人能力レベルMAXの少女スミが生き残りを賭けて略奪者たちを始末する
2144 年、終末を迎え文明社会も崩壊し極寒となった世界。シロクマに育てられ高度な戦闘能力と特殊な治癒能力を持った人間の子供スミが、残忍なモラド狩猟団に捕らえられるがかろうじて逃れて広大な冬の大地を一人彷徨うことに。 スミがフローズンガールと出会い思いがけない友情が芽生え、二人はスミだけが知っている希望の星「ポラリス(北極星)」に向かって旅を始める。しかし、狩猟団の執念深いハンターたちは二人の旅立ちを許さなかった。
(引用元:公式サイト)
スミが親代わりのシロクマのムアを殺され、
モラド狩猟団に捕まってしまいます。
スミはなぜ狙われるのか、
そもそも、親が殺害されたことと関連があるのか、
それとも特殊能力のせいか......?
いろいろ不明なまま、狩猟団から逃げる途中で
スミが出会う老婆との交流がよかったのですが
その老婆があっさり殺害されてしまったのが残念。
スミが老婆ともうちょっと長く一緒にいられたら、
もっと知恵がつきそうでした。
その後、スミは死にかけている
フローズンガールの命を救ったことが
きっかけとなり、彼女との友情を築いていきます。
フローズンガールに、教わった言葉は「アマネ」
これは友達を意味します。
友達になったふたりが
ポラリスを目指して進む途中で、
シロクマを見かけます。
スミがムアと呼ぶので、
死んだはずの親代わりのシロクマのムアが
実は生きていたのか、
ムアの幻を見たのか、
シロクマ全般をムアと呼んでいたのか、
これはとっても気になりましたね。
ラストはファンタジーにまとめられていて、
それまでの展開は何だったのかと思うほど、
違った意味での驚きがありました。
こういう驚きは「未体験ゾーンの映画たち」の
醍醐味でもあるので個人的にはOKです。
『マッドマックス』に例えたりすると
ハードルが上がってしまうかもしれませんが、
ポストアポカリプスの世界観は
出ていると思います。
衣装や謎のグリーンの液体など
美術のインパクトもありました。
頭を整理するためにいろいろ考えましたが、
自分なりの落しどころを見つけたら
後からジワジワときました。