おばーちゃんの家は駅から3分くらいのところにありました

 

母の一番下の叔母さんは東京の都庁に勤めていました

たまに保田に遊びに来てくれました。

 

汽車が着くころになるとみんなで駆け出して迎えに行ったものです。

電話などないので何時につくのか、もしかして来ないのか、何てことは分かりません。

一日中首を長くして待ったものです

 

東京から来た叔母さんはお化粧をしてとてもきれいに見えました。

私は美人の話が出ると「トシコ叔母さんとどっちがきれい?」と聞いたそうです。

私はそのおばさんが大好きで、叔母さんも特に私を可愛がってくれました。

 

ところで今こそ懐かしく、乗り鉄や摂り鉄などフアンが多い蒸気機関車ですが、困った問題がありました

 

もちろん冷房なんてものはないので夏はみんな窓を開けていました

 

金谷から保田の間にのこぎり山という山があり長いトンネルを通らないとならないのです。

トンネルの手前になるとみんな急いで窓を閉めなければなりません。

 

うっかり忘れる人がいるととんでもない事件が起こるのです

というのは解放された窓からトンネルの中に黒いススがダーッと入ってきてしまうのです。

 

みんな顔や服に真っ黒なススがたくさんついて、払うのに一苦労する羽目になります。

みんなただ苦笑いするだけです。