静岡の父の実家には数日厄介になりましたが、今度は千葉の母の実家に厄介になることになりました。

 

母には男一人と女6人の兄弟がいて、東京に住んでいた叔母たちは皆それぞれ空襲で焼かれてしまったので母の実家に戻っていたのです。

たくさんの叔母たちとその子供たちが一緒に住むことになりました。

 

母の実家は保田という駅から23分くらいのところにありました。

そして裏道を3分くらい歩いたところに海が広がっています。

 

保田の海は遠浅で海水浴には最高の立地にありました。

浜辺から海までは50メートル以上あるので、熱い砂浜をはだしで海まで到達するには、ピョンヒョン飛び跳ねて行ったものです。

 

月見草やオシロイバナが群生し子供たちはレイを作ったり、水に溶かして顔に塗ったりして遊びました。

 

夜になって砂浜に寝転ぶと星がたくさん見えました。

まるで大きな星の傘の中にいて、上からたくさんの星が次から次へ降ってくるような感覚になりました、

 

残念ながら、大人になって行ってみると広い砂浜は跡形もありませんでした

浜の真ん中を道路が走り、両側にコンクリートの壁が視界を遮っていたのです。

 

子供の頃だったから広く見えたのでしょうか

人影もなく、狭い貧弱な砂浜にかわっていました