漢方の基礎となる陰陽説についてこれから数回に分けて、歴史や考え方を説明させていただきたいと思います

 

陰陽説は古代哲学における一対の概念です。

 紀元前3000年頃に考えられたってすごいですよね。

 日本の縄文時代の頃でしょうか。

 

どんな説かというと、あらゆる事や物は陰と陽の二つのカテゴリーに分類されるというのです。

宇宙も人間も、自然現象もあらゆるものが陰と陽で成り立っていて、全てに陰と陽の関係があり、 互いにバランスをとっているという考えです。

 

最初は陰陽の意味は非常に素朴で、日光に当たる方を陽、日陰になる方を陰としたのです。

例えば山の日が当たる方を陽とすると、反対側は日が当たらないので陰になります。

 

四本足で歩く動物で言えば、日の当たる背中は陽で腹側は陰になります。

 

そして陰陽はいくつかの法則があります。

今日はその一つ陰陽対立、陰陽互根という法則について

 

上下、天地、静動、明暗、など対立するものはすべて相手がなければ存在しません。

つまり一対になっていなければならないのです。

上だけでは比較するものがないので陽とは言えないのです。

下があって初めて上下が陽と陰になります。

 

陽と月、男と女、明るいと暗い、高いと低いなど・・・です。

 

そこで問題です。

背の低い男の人と、背の高い女のひとがいる場合、どちらが陽でどちらが陰でしょうか?

・・・・・・答えはどちらもブー~です。

 

陰陽は同じ範疇になければ成り立たないのです。

例えば男と女という範疇では男が陽、女が陰です。

背の高さで言えば高い方が陽、低い方が陰です。

 

つまり性別という範疇、背の高さという範疇の中でのみ陰陽は成り立つのです。