私の人生は激しいとかドラマチックとか、いろんな人に言われてきた。
ついこの間大学生たちと語り合った席では、「そんな思い切ったことを何度もしてきて、後悔したことはないんですか?」と質問された 笑
そんな山田晶子のドラマチックストーリーを1つ。
私は夫と、四ツ谷の牛タンの名店で出会い、そこから4ヶ月半で結婚した。
あれは誰ぞに仕組まれていたとしか思えない。
その時、私は商品開発部に異動したばかりで毎日終電までひーひー言いながら仕事していて、誰かと飲みに行くだなんてもう何ヶ月もしていなかった。
後輩の女の子があるお店に何度も誘ってくれていたけれど、その度に断っていた。
しかしその誘いはなかなか魅力的だった。
後輩ちゃん:
「あっこさんの家のすぐ近くに、牛タンのすごい名店があるんですよ!しかもそこ、ついこの間、アサヒビールに切り替わったばっかりなんですよーーー!そこには、営業の同期二人のすごいドラマがあって、社内でもすごい有名で・・・ウンヌンカンヌン」
社内ですごい有名な話を知らない人=私・・・^^;
GW前のある金曜日。
彼女がまた声をかけてくれた。
後輩ちゃん「今日はどうですか?」
晶子「あ、今日なら行けるかも!でも21:30くらいかなーーー」
後輩ちゃん「いいんです、いいんです、むしろその方が。早い時間だと入れないんで。」
晶子「ふーん、そんなもんか。」
ひさーしぶりの飲みに、私はウキウキしてた。
久しぶりに会う後輩の姿に嬉しくなりながら、少しの解放感とともに重厚感ある扉を開けると・・・
店内は満席だった。相席の2席を除いて。
そのテーブルでは2人の男性サラリーマンが飲んでいて、1人は異動前の職場の後輩だった。
晶子「あらーーー!〇〇!!お隣は新入社員?」
その言葉を聞いたバリッと筋の通った女将さんが、「あら、相席でちょうどいいじゃない!同じ会社なんだから。」とその2席に案内してくれた。
その2人こそ、ビールを切り替えてもらった立役者の2人で、彼らはその時祝杯をあげていたのだった。
新入社員に見えたもう一人は仙台支社の営業マンで、同期と祝杯をあげるために、わざわざその日仙台から上京したのだそう。
隣り合わせになった新入社員に見えた彼は、営業とは思えないほど、同じ社内と思えないほど、ほとんど私と目を合わせず、話もしなかった。 別に避けてる風でもなくね。
不思議な人だな~
その不思議な彼から翌日、長めの社内メールが届き、その最後に「仙台に来られることがあったら、めっちゃくちゃ美味しいラーメン屋にご案内しますので、ぜひご連絡ください」と書いてあった。
たまたまGW明けすぐに仙台出張の予定があった私は、彼と杜の都で再会したのだった。
たった1週間後、噂のうまいラーメン屋で。
で、そのまた10日後、今度はその彼が出張で東京に来た。
で、そのまた3ヶ月後、私たちは結婚した。
東京と仙台と離れているにも関わらず・・・←正直結婚の意味なし 笑
それから約14年後の先週月曜、その牛タンの名店に14年ぶりに二人で行ってきた。
なんで急に行くことにしたのか。
そこにもストーリーがある。
私の大敬愛する女番長(あ、クミ長だったww)が、ある夜Facebookにアップした写真に、なんともえげつないものが写っていた。
長〜い牛の舌(生肉!)・・・(←普通買いません)
その後クミ長に直接会った時に、「なんなんですか、あれは!!!」と聞いたらば、「四ツ谷の忍の茹でタンをどうしても再現したくて、いーい牛タンを買ったの!」と言う。
ええええーーー
「その牛タン屋さん、私が夫と出会ったところです!」
なーんて盛り上がってシャンパンを飲んでたら、
隣にいた友人が、
「あきこ、そこ二人で行ってきな!」と言う。←あ、女性です♡
「ほんとねぇ、久しぶりにねぇ・・・」と素直に思った。
で、夫に提案した。
「あーー、いいね、いいね!」とすぐに予定を決めて行ってきたというわけ。
開店直後に行ったのに、並んでいる人と予約でほとんど埋まっていて、通されたのは、あの相席で座るテーブルだった。
管理の行き届いた美味しいスーパードライの生ビールで乾杯して、14年の月日を思った。
スーパードライとウワサの茹でタン!!
確かにそこにいるんだけど、14年前の時空間が、すぐそばに存在しているような、不思議な感覚だった。
おかみさんが、相変わらずの目力でバリッといらっしゃり、「あら!山田くん!」と声をかけてくれ、子どもたちにお土産までくださった。
家では一ちゃんが夕ご飯を仕上げて、二ちゃんと三ちゃんに食べさせておいてくれた。
「今」と「今まで」のなんとも言えない豊かさを感じる時間だったなーーー
ここまで繋げてきてくれたいろんなものに、
ありがとう、ありがとう、ありがとう。

