ヒキニートニュース4 | ヒキニート活動報告日誌

ヒキニート活動報告日誌

このブログは、ヒキニートの平凡な日常を淡々と描く物です。過度な期待はしないでください。

活動報告で記述した通り、今回はプリゴジン氏に関するニュースをお伝えする。

 

プリゴジン氏死亡確認 ジェット機墜落でDNA型鑑定―ロシア

 

 

 ロシア連邦捜査委員会は27日、モスクワ北西のトベリ州で起きた自家用ジェット機墜落で、現場から収容された遺体のDNA型鑑定の結果、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の死亡が確認されたと発表した。「(搭乗していた)10人全員の身元が判明した」と説明している。

 

 23日の墜落は、機上で爆弾がさく裂したのが原因という見方が強い。プーチン大統領は24日、搭乗者リストなどの初期情報を基に、プリゴジン氏の死を認め、遺族に哀悼の意を表明。

 

ウクライナ侵攻に「貢献」したものの、6月に武装反乱を起こしたプリゴジン氏の功罪を「故人」として振り返っていた。

 


 身元判明を受け、葬儀の日取りや会場の調整が進められることになる。今後、ワグネルが存続し得るかも焦点になりそうだ。

 

先日の墜落の一報から数日経っての死亡確認報告である。

あれだけの軍事組織の長が数名纏めて死亡した、という事である。

 

これは、非常に危険であり、統率を失った軍事組織の構成員は何をするか、分からないのである。

 

事実、プリゴジン氏の死に関する報道の後、ワグネルが駐屯するベラルーシの隣国が以下のような要求をベラルーシ政府に向けてしている。

 

ベラルーシにワグネル追放要求 国境封鎖も議論―ポーランド・バルト3国

 

ポーランドとバルト3国の内務相らは28日、ワルシャワで、隣国ベラルーシに拠点を移したロシアの民間軍事会社ワグネルへの対応を協議し、ベラルーシ政府に対し即時の追放を要求した。

 

対ベラルーシ国境では、移民や難民の流入を巡っても緊張が高まっており、各国は不測の事態が生じた際に国境封鎖などで足並みをそろえる方針で一致した。

 

ワグネルは創設者プリゴジン氏の死亡により、今後の動向が一段と不透明になっている。AFP通信によると、ポーランドのカミンスキ内相は「何でもありの大規模な集団だ」と警戒感をあらわにした。

 

また、別の報道では、

 

「ワグネル追放を」ポーランドやバルト三国がベラルーシに要求

 

 

ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員を受け入れているとされるベラルーシ政府に対して、ポーランドやバルト三国が、戦闘員の追放を求める共同声明を発表しました。

 

ロシアやベラルーシと国境を接するポーランドとバルト三国の内相は28日、ポーランドで会合を開き、ベラルーシ政府に対して、ワグネルの戦闘員を追放するよう求める共同声明を発表しました。

 

声明は地域を不安定化させるロシアとベラルーシによる試みには4か国が共同で対応し、場合によっては国境を閉鎖する可能性もあると強調しています。

地元メディアによりますとリトアニアのビロタイテ内相は国境の閉鎖について、4か国いずれかの国境で武力を伴う事案が発生し、安全保障に深刻な脅威をもたらすとみなされる場合などに行われると説明したということです。

ポーランドとバルト3国はことし6月以降、ベラルーシでのワグネルの戦闘員の活動に警戒を強めていて、代表のプリゴジン氏が死亡したあとも警戒を続ける姿勢を示した形です。

 

ベラルーシにワグネル追放要求 ポーランドやバルト3国

 

ポーランドとバルト3国の内務相らは28日、ワルシャワで、隣国ベラルーシに拠点を移したロシアの民間軍事会社ワグネルへの対応を協議し、ベラルーシ政府に対し即時の追放を要求した。

 

対ベラルーシ国境では、移民や難民の流入を巡っても緊張が高まっており、各国は不測の事態が生じた際に国境封鎖などで足並みをそろえる方針で一致した。

 

 

ワグネルは創設者プリゴジン氏の死亡により、今後の動向が一段と不透明になっている。AFP通信によると、ポーランドのカミンスキ内相は「何でもありの大規模な集団だ」と警戒感をあらわにした。

 

リトアニアは既に一部の国境検問所を閉鎖。ポーランドも国境警備に1万人規模の派兵を決めている。

 

 

ワグネル追放を、ポーランドとバルト3国がベラルーシに要求

 

 

ポーランドとバルト3国(リトアニア、ラトビア、エストニア)は28日、ベラルーシのルカシェンコ大統領に対し、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員を国外に追放するよう求めたほか、緊張の高まりに対応してベラルーシとの国境を閉鎖することもあり得る計画で合意した。

 

  4カ国の内相はワルシャワでの会合で、武力衝突が発生した場合や不法移民が大量に流入した場合に、ベラルーシとの国境を閉鎖する方向で調整することで一致。

 

ワグネル代表のエフゲニー・プリゴジン氏は搭乗機の墜落で今月死亡したものの、その後もワグネルによって脅威がもたらされる可能性があると警告した。

 

  ポーランドのカミンスキ内務・行政相は記者団に対し、「ワグネルのメンバーが関与し、軍事的性質のものを含む事件が起きる可能性を予想している」と指摘。国境地域で「共同行動を取る決意を固めている」と説明した。

 

 

  ベラルーシに駐留するワグネルの部隊を巡り、近隣諸国はこの数週間、警戒を強めている。

 

ポーランド当局は国境への追加派兵を発表。政府高官はベラルーシの「完全な孤立」を求めていた。

 

  ベラルーシは9月第1週に旧ソ連諸国で構成される集団安全保障条約機構(CSTO)同盟国との合同軍事演習を計画している。

 

主要な演習はベラルーシ西部のポーランド国境付近で行われる予定。

 

といった感じに、プリゴジン氏亡き後のワグネルは「何でもありの大規模な集団」として周辺諸国が警戒している。

 

しかし、ワグネルは、

 

プリゴジン氏の後継指名せず ワグネル指導部混乱か―ロシア

 

ロシア当局は27日、モスクワ北西のトベリ州で搭乗していた自家用ジェット機が墜落した民間軍事会社ワグネルの創設者エブゲニー・プリゴジン氏(62)らについて、DNA型鑑定で死亡を確認したと発表した。

 

機体に仕掛けられた爆弾のさく裂が原因という見方が強まる中、23日の墜落から日が過ぎてもワグネル指導部はプリゴジン氏の後継を発表しておらず、混乱がうかがわれる。

 

ワグネルは6月の反乱が失敗に終わった後、兵器返還や規模縮小を進めていた。それでもプリゴジン氏の死亡で自然消滅するわけではなく、何らかの形で存続するシナリオに、国際社会は厳しい目を向けている。

という感じであるため、今後、どうなるかは分からない状態であり、解散か、構成員の他組織(ロシア連邦軍等)への吸収等の幾つもの可能性が有る。

 

今後、ワグネル関連について、何か大きな事が有れば、再び、お伝えする。

 

また、今回の墜落事故に関しては、

 

墜落前、修理で1カ月不使用 プリゴジン氏搭乗機、爆弾仕掛けられた可能性―ロシア

 

 

 

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エブゲニー・プリゴジン氏(62)が搭乗した自家用ジェット機が23日の墜落前、約1カ月間使用されず、モスクワのシェレメチェボ空港に止められたままだったことが27日、分かった。爆弾のさく裂が墜落の原因という見方が強いが、事実なら駐機中に仕掛けられた可能性もありそうだ。

 

 6月に反乱を起こしたプリゴジン氏の亡命先ベラルーシの独立系監視団体「ガユン」が明らかにした。ロシア紙モスコフスキー・コムソモーレツ(MK)によると、エンブラエル社製のジェット機は冷却装置が故障し、空港で修理。墜落当日の出発の数時間前には、同機の下取りを希望する企業関係者2人が乗り込んでいたという。

 


 ガユンの分析では、ジェット機は反乱後初めてとなる6月27日のほか、7月1、11、18日にベラルーシに到着した。プリゴジン氏は、免責を受けるに当たってのプーチン大統領との約束を破る形で、ロシアとの間を行き来していた。

 

MKによれば、ジェット機は7月20日に修理に出された。
 その後、もう1機の自家用ジェット機が2回ベラルーシ入り。米メディアの報道では、プリゴジン氏は今月18日からアフリカを訪れ、ロシアに帰国した。

という報道が有り、

この件が今回の事故の原因となった、と思われている。

 

また、

国家忠誠を義務付け、ワグネルなど非正規兵 ロシア大統領令

 

 

ロシアのプーチン大統領は25日、民間軍事会社ワグネルなどの義勇兵に国家への忠誠誓約を義務付ける大統領令に署名した。非正規戦闘員を本格的に統制する動きに出たもようだ。

 

 

大統領府が公表した大統領令は、ウクライナへの「特別軍事作戦」の支援や正規軍に代わって作戦を実行する者に、国家への忠誠の誓いを義務付けた。

 

国家防衛の精神的・道徳的基盤を構築するための措置として、指揮官や上級指導者の命令に厳格に従うことを約束するという文も含まれている。

 

 

「プーチン氏のシェフ」と呼ばれたワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が6月に反旗を翻し、プーチン氏はメンツをつぶされる形になった。プリゴジン氏の墜落死を巡っては、ロシア政府が殺害指示を出したとの見方が西側で出ている。

 

という報道も有り、

プーチン大統領は、

ワグネル等の民間軍事会社の非正規戦闘員に国家への忠誠誓約を義務付け、非正規戦闘員を本格的に統制しようとしているようだ。

 

この動きと今回の事故を関連付けるならば、

 

プリゴジン氏の存在はプーチン大統領の推し進める「非正規戦闘員を本格的に統制」を妨害する邪魔な存在だったのであろう。

 

そして、

死亡が確定のプリゴジン氏「私を殺した方が」 生前の動画がSNSに

 

ロシアは大惨事の瀬戸際にある――。ジェット機事故での死亡が確認されたロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏の生前のインタビュー動画を、ワグネルに近いとされるSNSが26日、公開していた。

 

ロシアが危機的状況にあると訴え、「(真実を語るのをやめさせたいなら)私を殺した方がいい」と激しい口調で話していた。

 

 

 動画は40秒で、ワグネルに近いとされるテレグラムチャンネル「グレーゾーン」に投稿された。プリゴジン氏は「我慢の限界だ。なぜ正直に話すのか。私には、これからこの国で生きていく人にうそを言う権利はないからだ」と言い、「私を殺した方がいい」と述べた。

 

さらに「私はうそは言わない。ロシアは大惨事の瀬戸際にある。いま歯車を直さないと空中分解してしまう」と訴えた。

 

 

 ロイター通信によると、動画はロシアの軍事ブロガーのインタビューを受けた時のもので、4月に公開されていたという。

 プリゴジン氏はウクライナ侵攻での弾薬供給などをめぐり、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長を厳しく批判。国防省が腐敗していると訴えていた。

 

という報道も有り、

 

例のプリゴジン氏が起こした反乱の前にも、

 

プリゴジン氏はショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長を厳しく批判していた。

 

ここからは己の推測であるが、

 

ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長、ロシア国防省への批判は表面上のものであり、

 

実際は、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長の上司であり、ウクライナ紛争を引き起こした張本人であるプーチン大統領への批判だったのかもしれない。

 

そして、プリゴジン氏とプーチン大統領との関係は、表面上はともかく、事実上、修復不可能な状態だったのかもしれない。