安易に行って欲しくない術式〜切開式重瞼術と小鼻縮小 | ヒルズ美容ステーション

安易に行って欲しくない術式〜切開式重瞼術と小鼻縮小

今回は、◯◯だし△△だからという理由で、

 

安易に行って欲しくない2つの手術について説明します。

 

一つは、

 

「糸が緩むし、外れたら嫌だから上まぶたを切開したい」

 

これはTwitterの整形アカの方々のつぶやきやで見かけますし、

 

カウンセリングしているとよく聞きます。

 

一方で、

 

「切開して後悔している」

 

これもよく見かけますし、よく聞きます。

 

私の考えはまず挙筋法による埋没法。

 

気に入らなかった場合にすぐ外せるので、リスクは切開よりも少ないです。

 

また少し設定ラインを上にし、結ぶ強さを調整すれば、

 

ある程度ハッキリしたラインになります。

 

切開は厚い皮膚や、腫れぼったいまぶた(脂肪除去も合わせ)、

 

切開の修正(他の医師が手術したあとほど難しいものはない)、

 

そして眼瞼下垂がよい適応です。

 

またある程度皮膚に余裕がでてから行ったほうがよりよいでしょう。

 

横から見て数字の3のようになったり、

 

ボンレスハムやソーセージのような上まぶたになるのは、

 

切開線より睫毛側で起こりやすく(ダウンタイム中なるのは仕方ない)、

 

特に眼輪筋の処理であったり、皮膚ー瞼板ー皮膚で糸を縫合していると、

 

起こりやすくなります。

 

切開は決して難しい手術ではありませんが、

 

適応を見極め、術前のカウンセリングをしっかり行っていなければ、

 

トラブルの原因になりますので気をつけましょう。

 

 

さてもう一つの安易に行って欲しくない手術は、

 

「小鼻の皮膚が厚いし、存在感のない鼻にしたいから小鼻縮小したい」

 

これもTwitterの整形アカの方々のつぶやきやでよく見かけますし、

 

カウンセリングしているとよく聞きます。

 

一方で「笑い顔が不自然になった」、「コンセント鼻になった」

 

などで、これもよく見かけますし、よく聞きます。

 

小鼻縮小はこのブログやTwitterでも発信していますが、

 

適応を見極めること。

 

もういちどおさらいしておきます。

 

【自宅でできる小鼻縮小のシミュレーション】

 

指で小鼻の付け根を内側に向かって軽くおしてみて下さい。

 

・正面から見て鼻孔が三角形(コンセント鼻)にとがればNG

 

・下からみて鼻孔の形が不自然になればNG

 

・鼻尖がより強調され団子鼻のようになればNG

 

特に内側法を適応がないのに行えば、人中がのびたようにみえます。

 

また小鼻の皮膚が分厚い方がいますが、

 

鼻孔縁形成で薄くしようとしても、

 

切開するのでそこは肥厚性瘢痕になることも多く、

 

逆に分厚くなったり、小鼻の丸みが損なわれることもありますので要注意です。

 

存在感のない鼻というのは、こぢんまりした鼻だと思いますが、

 

鼻は顔の中心にあるので、おかしくなれば余計に目立ちます。

 

決して無理に小さくしてはダメです。

 

形態異常が起こると修正がどんどん難しくなります。

 

適応を見極め、ある程度受け入れることも大切です。

 

 

 

切開式重瞼術も小鼻縮小も“修正”が難しいので、

 

決して安易に行わないようにしましょう。

 

         丸山成一