私が行わない美容治療②〜人中短縮・鼻中隔延長術〜 | ヒルズ美容ステーション
2018年02月27日(火)

私が行わない美容治療②〜人中短縮・鼻中隔延長術〜

テーマ:院長の美容コラム

美容外科の手術は多岐にわたって手術の種類が報告され、

 

また新しい手術が開発されています。

 

もちろん医師によってそれぞれの術式に対して賛否はあると思いますが、

 

今回は、他院では行われているが、私が原則行わない手術を解説します。

 

*患者様の希望があれば、そのリスクを説明し行う場合はあります。

 

それは①人中短縮術②鼻中隔延長術です。

 

①人中短縮術

 

人中は鼻柱や鼻翼基部(小鼻のつけね)から赤唇までの白唇部分をいいます。

 

赤唇の2つの山(Cupid's Bow)から鼻柱基部へ向かう2本のスジである人中稜と、

 

赤唇の1つのボトム(Bottom)からなるります。

 

ここは口の構造を司る場所で皮下には口輪筋が存在します。

 

口輪筋は口を閉じる筋肉ですが、

 

開口に作用する筋肉はたくさんあるので、ここでは省略します。

 

人中短縮術はこのようなよく動く場所で行うことになります。

 

傷は鼻の付け根にできますが、このような頻回に動く場所に出来た傷は、

 

肥厚性瘢痕や傷の幅が広がってきますので結果的に目立ってしまいます。

 

また人中部の皮膚は短くなりますが、全層で切開しているわけではないので、

 

口腔粘膜側は変わりません。

 

つまり口の中と皮膚の長さに違いが生じるわけです。

 

そのため人中稜の形態が失われる可能性があります。

 

この2つの理由により私は人中短縮を行っていません。

 

 

②鼻中隔延長術

 

まず説明する前に鼻の解剖を理解しておきましょう。

 

鼻の解剖

 

鼻は鼻骨と3つの軟骨から構成されています。

 

軟骨は外側鼻軟骨、鼻翼軟骨、鼻中隔軟骨です。

 

外側鼻軟骨と鼻翼軟骨が家の屋根だとしたら、

 

鼻中隔軟骨はそれを支える柱のようなものです。

 

私はこの支えが曲がり(鼻中隔湾曲症)、鼻の通過障害があるならば、

 

鼻中隔を触るのはありだと思います。

 

しかし、鼻中隔延長は将来的にその柱を壊す可能性があります。

 

どうしても鼻中隔粘膜を剥離することに私自身に抵抗があるわけです。

 

そのために鼻中隔延長を行わないのです。

 

 

いかかでしたか?

 

私は自分がリスクが高いと思う手術や、

 

患者様の術後満足度が低い手術だと思えば、

 

出来るだけ行わないようにしています。

 

しかし、

 

長期フォローがなされ患者様に問題ないのであれば行います。

 

患者様も美容外科手術は魔法ではないので、

 

リスクをしっかり聞いてから行うようにして下さい。

 

          丸山成一

 

 

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