2016年03月11日(金)

肝斑の治療について思うこと

テーマ:院長の美容コラム
先週大阪で臨床皮膚外科学会がありました。

私も発表があったので参加したのですが、

この学会は形成外科と皮膚科の合同学会のようなもので、

普段では交流の少ない全国の皮膚科の先生ともお話ができるので、

毎年参加し発表をしているわけなんです。


ところで・・・

今回の学会では“肝斑へのレーザートーニング”について、

とても・・・とても激しい議論が交わされました。

本学会でもあれほどのヒートアップはなかったので、ちょっと驚きました。

そこで私の考えもそえて・・・

“肝斑へのレーザートーニング”についてお話したいと思います。


まずはレーザートーニングって何でしょうか?

それは波長の比較的長い低出力のQスイッチYAGレーザーを用いて,

皮膚のターンオーバーを亢進させる治療なんです。

これをグリコール酸などで行うのがピーリングですね。

私の場合はフォトフェイシャルなどの光治療器を使用し,

ターンオーバーの亢進を行っているのでレーザートーニングは行いません.

では・・・

肝斑にそのレーザートーニングはどうなのか?

ここ数年美容外科学会や形成外科学会でも、

「肝斑にトーニングは駄目だ!!!

  肝斑を悪化させる!!!」
・・・という風潮があり、

多くの先生の間で意見が分かれているんです。

・・・というのも肝斑をしっかり診断できて、

かつレーザー治療に多くの経験をもつ医師が行えばよいのですが、

“そうではない”ケースを学会に参加しているとよく聞きます。

私はレーザーの専門医であり指導医でもありますが、


肝斑の好発部位があるものの診断は難しいと感じているぐらいです。

もともと肝斑にレーザー治療は禁忌だと言われてきた歴史があります。

なぜなら肝斑は炎症性のシミであり、

レーザーはシミを治療する際に炎症を起こすからんなんです。

つまり火に油を注ぐからだと言われてきました。

そのため肝斑に対してはまず炎症を抑えることが重要で、


炎症を抑える効果のあるトランサミン(トラネキサム酸)の内服が良いとされます。

トランサミンはよく耳鼻科などで喉の腫れや赤みを抑えるために処方されますよね。

そのトランサミンにビタミン剤などを併用するとより効果的で、

各クリニックによってその秘伝のレシピがあるようですが・・・

とにかくこの内服治療を基本として、

補助的にフォトフェイシャルなどの光治療や、

低出力の優しいレーザートーニングであればOKでしょう。

本来レーザー治療は強い治療ですから、

“低出力だから誰がやってもよいというわけではない!”

使いこなせる先生でないと駄目だというのはそういうことなんです。

肝斑を正確に診断し、光治療などを始めるタイミングをはからないといけません。

肝斑の治療はそれほど難しいのです。


いかがでしたか?

肝斑は炎症性のシミなので、

炎症を押させることが先決ですから、

やはり内服治療を主体に行い、

光治療やレーザートーニングは補助的治療としてとらえるべきでしょう。

しかも肝斑かどうかは経験のある医師の診断を仰ぐべきだと思います。

決して自分で判断しないようにしましょう!


          丸山成一


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2 ■読ませて頂きました♪

検索してたらたどり着きましたヽ(´▽`)/読者になりますねヽ(´▽`)/更新頑張ってくださいね!

1 ■はじめまして♪

おじゃまします!色々ブログ巡りをしていたらたどり着きましたこうやって様々な方とコミニケーションできるのってブログのいい所ですよね!私もブログをやっているので良かったら仲良くして下さい。

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