W形成術~頬のひきつれの傷には!~ | ヒルズ美容ステーション
2014年08月21日(木)

W形成術~頬のひきつれの傷には!~

テーマ:傷跡修正

今回のテーマは顔の傷に対する治療の考え方です。

 

顔に傷がある場合・・・その傷はいったいどんな性質の傷なのでしょうか?

 

特に何もしていないのに目立つ傷?

 

 

表情をつくった時により目立つ傷?

 

そのような傷の場合は私は以下のことを考えます。

 

◆ 顔のシワに“沿っている”のか“いないのか”?

 

◆ ひきつれが“ある”のか“ない”のか?

 

では今述べたポイントを念頭におき下の写真を見てみて下さい。


何もしてない時は、少し目立つ程度の傷が、

 

「う~」と口を動かすことで凹んでしまいます。

 

これが・・・“ひきつれ”です。

 

このような場合、

 

単純にこの傷に沿って切って縫合しても、

 

同じようにひきつれる可能性が高くなります。

 

また・・・

 


 

右の写真をご覧下さい。

 

 

今回の傷は皮膚のシワと直角に交わっています。

 

 

実はこの状態・・・一番よくないパターンなんです。

 

 

何故かというと、

 

 

傷はシワと平行の方が目立たなくなるからです。

 

 

つまりシワと平行でなくなればなるほど傷は目立っていくわけです。

 

 

では・・・どうすればいいのでしょうか?

 

 

このように➀ひきつれのある傷で、②シワと直角に交わるのような場合、

 

 

方法論は・・・【ひきつれにくくする!そしてシワと出来るだけ平行になるようにする!】

 

 

この条件を満たす方法が・・・W形成術です。


上はW形成術のデザインですが、

 

 

Wのアコーディオン効果を利用しています。

 

 

アコーディオンは“伸び縮み”しますよね。

 

 

上の写真をみると、

 

 

「う~」の時に伸び、「い~」の時に縮んでいます。

 

 

つまり傷が様々な表情などによって“伸び縮み”できれば、

 

 

引きつれることはありません。

 

 

 

またたくさんのW・・・つまりギザギザをたくさんつくれば、なお良いでしょう!

 

 

 

というのも・・・

 

 

ギザギザの1辺が限りなくシワと平行に近づくからです。

 


 

左の写真ですが、傷はデザイン通りにギザギザの形に切り取られ、

 

 

右の写真では、直線ではなく少しギザギザした縫い上がりになっています。

 

 

それでは実際にその後はどうなったでしょうか?

 

 

傷の時間的変化を追いかけてみましょう。

 

3週間、4ヶ月と経過し、

 

ギザギザの1辺がシワと平行になり、次第に傷は目立たなくなっています。

 

 

 

 

また先に述べたWのアコーディオン効果により引きつれも予防できています。

 

 

 

いかかでしたか?

 

 

 

ちょっとした工夫で、傷はとても綺麗に治ります。

 

 

特に表情を作ったとき・・・

 

 

目立つ傷ではいけません。

 

 

人は生活の中で喜怒哀楽の表情をたくさんつくります。

 

 

そんな時に備えて、

 

 

あらゆる表情の時でも“傷がどのように変化するか”を考え、

 

 

デザインし手術することがとても大切になるわけです。

 

 

決して単純に縫えばよいと考えてはいけないのです。

 

 

 

                  丸山成一

 

※before & afterの画像についてのご注意

写真はあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい

 

※リスク・副作用・合併症

内出血、腫脹、傷の哆開(しかい;傷が開く)、糸が出てくる(埋没縫合した糸がでてくることがある)、縫合糸膿瘍、テープ(傷の安静をはかるためのテープ固定)かぶれ、傷が長くなる、ドッグイヤー(傷跡の両端が盛り上がる)、傷の肥厚・陥凹、修正前より目立つ、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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