フォトフェイシャルのあと“肌の張り”が出てくるのは何故?
今回のお話は、
美肌効果や免疫力アップといった・・・
最近テレビや雑誌で話題の“ヒートショック”についてです。
女医のF先生が、
今後もこのブログでシリーズ化して書いてくれますが、
私からも、、、
一言、二言ふれておこうと思います。
そうそう!
こんなことがよくあります。
当院ではフォトフェイシャルファーストを施術し、
約1週間経過すると、
多くの患者様が、
「お化粧のノリがよくなった」
「お肌の張りが違う」
・・・とおっしゃいます。
これはいったいどういうことなんでしょうか?!
そもそもフォトフェイシャルは、
シミやクスミいった・・・
どちらかと言えば色素の改善を目的に使用されてきました。
しかし、この光・・・
IPL(アイ・ピー・エル)という光テクノロジーは、
肌の奥にあるコラーゲンやヒアルロン酸の貯蔵庫で・・・
皮膚のうるおいや弾力を司る真皮層に作用します。
いったい・・・どのように作用するのでしょうか?!
実は・・・
以前から、皮膚の真皮層に熱を加えると、
その中で“コラーゲンの再構築”が起こると言われてきました。
つまり・・・
一定の熱刺激を肌に与えると、
皮膚の弾力性があがり美肌効果が生まれるんです。
この熱刺激・・・
そう!熱ストレスによるタンパクの増加、
これがすなわち「ヒートショック」、あるいは「ヒートショックプロテイン」と呼ばれ、
最近テレビや雑誌で盛んに取り上げられているんです。
「42度のお風呂に10分つかると、ヒートショックプロテインが増えて、
肌の弾力性が上がる・・・」
・・・といった具合に!
このヒートショックの概念は・・・
以前から病理学的、分子生物学的な観点から、
まじめに語られてきたことなんですよ。
まとめるとこうです↓
熱刺激>>>【ヒートショック現象】>>>ヒートショックプロテイン増加
>>>コラーゲン産生増加>>>肌の弾力性アップ!
このことからフォトフェイシャルを行うと、
肌の張りが出てくることが予想できますね。
私も最近このヒートショックがテレビや雑誌で紹介されるようになり、
「フォトフェイシャルを行うと肌の弾力性があがる」
・・・ということを患者様にとっても説明しやすくなりました。
丸山成一
※リスク・副作用・合併症
■フォトフェイシャル
発赤、疼痛、炎症性色素沈着、色素脱失、水疱形成、火傷(傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成)、
自分が想像していた結果(しみが取れないなど)と異なるなどが考えられます。
※この記事は2013年に投稿されました。最新の情報はクリニックまで直接お問い合わせください。