ボトックス治療~様々な使い方~ | ヒルズ美容ステーション

ボトックス治療~様々な使い方~

今回はボトックス注射について、

 

その様々な用途を少し説明したいと思います。 

 

そもそもボトックス注射というのは何でしょうか?

 

ボツリヌスという菌を使用するのですが、

 

古くは目もとの痙攣(眼瞼痙攣;チック)の治療として広く知られていました。

 

*目もとにある筋肉に作用し、痙攣を抑える治療です

 

しかし、この治療経過の中で、

 

目もとのエイジングケアに思わぬ効力を発揮したのです。

 

 

実は眼瞼痙攣でボトックス治療を行っていた患者さん・・・

 

その患者さんの目尻のしわがなくなっていたのです。

 

目尻のしわは、

 

目のまわりにある眼輪筋という筋肉が縮んだり、伸びたりを繰り返し、

 

つまり笑ったりすることでしわを作っています。

 

ボトックスはその筋肉の作用を弱めていたので、

 

結果的にしわがなくなったり、浅くなったりしたわけです。

 

 

その後、

 

目尻のしわだけでなく、

 

おでこや眉間のしわに応用されていきました。

 

さらには、

 

眉毛周辺に注射し、

 

その量を調整することで、

 

眉毛の外側を上げたり、下げたりして、

 

凛々しい、あるいは優しい顔のように、

 

様々な表情を作れるようにもなりました。

 

 

また近年、

 

咬筋(ものを噛む筋肉)にボトックスを注射することで、

 

その筋肉の作用を弱め、痩せさせることで

 

小顔にすることも出来るようになりました。

 

これを更に応用したのが、

 

部分やせ治療です。

 

 

例えば、

 

ふくらはぎの筋肉に注射するとどうなるでしょうか?

 

そうです!

 

ある程度は想像できますよね。

 

実際当院の看護師であるSさんの左のふくらはぎに注射し、

 

左右差を確認していますが、

 

やはり注射した左のふくらはぎが細くなってきました。

 

これも筋肉の作用を弱めることで、

 

ふくらはぎを痩せさせたわけですね。

 

 

 

 

ボトックスは他にも多汗症の治療、

 

つまり汗を抑える治療にも使われています。

 

今回はボトックスの様々な用途について説明しました。

 

 

                       丸山成一