昨日の夜、僕は新宿でTOEICを受けてきました。

そこで、ちょっと気になることがあったんです。


僕はこのTOEICを、試験日のちょうど2週間前に受けることを決意し(その1週間前はずっと悩んでました)、申し込みました。

なぜ今回申し込んだのかというと、受験料が普段のTOEICより安い(6000円→4000円)ってのと、団体TOEICのが一般より少し簡単だという噂を聞いてたってのと、まぁ英語を勉強するいい機会になるかな、と思ったからです。
なので、本格的にTOEICの勉強を始めたのは試験2週間前です。早速申し込んだ次の日に本屋に参考書を買いにいき、数ある中から悩みに悩んだ末(TOEIC本って本当いっぱいあるんですよ)、TOEIC用の単語帳一冊と、1回分の模試がついてる「始めてでも目指せ730点ルール20」みたいな本を買いました。後者の本を買ったのは出題形式、傾向をつかむためです。出題形式をおさえるだけでも、始めて受ける人よりはだいぶ違うはずですからね。

そんなわけで僕のTOEIC対策は始まりました。が、しかし、冬学期は月~木曜までは1限(五時半起き)なため、あまり夜更かしして勉強もしたくありませんし、冬学期は
・英語の予習
・中国語の宿題(例文丸暗記等)
・ゼミ
・PACE
等がありまして、家に帰ったあとTOEICの勉強をする余裕なんぞなかったのです。僕の場合バイトやらサークルやらで平日は全て埋まってしまい(来年はバイトやめます)、どの日も帰りは23時30分とかなんですよ(なんか忙しいアピールみたいでウザいですね笑。すんません。)。そしたらもう、通学時間にやるしかありません。

幸い(?)、僕は通学に2時間かかるので時間は充分あります。そんなわけで最初の1週間でなんとか単語帳を一周させ、それと少し平行しながら2週間目にもう一冊を終わらせました。
勉強の効果でしょうか、試験日前日に付属の模試を1回解いてみたら、な、なんと!判定は「780~870」!(TOEICは統計とってから相対的に点数を出すので、例え正解数が同じでも、テストが違えば点数も違います。なので「~」があるんです。)

もう、ここまで来たら800点目指すしかありません。サークルの先輩がちょうど800点ってことですから、目標にはちょうどいいですし、聞いたとこによると、楽天に就職するためには800点が必要らしいです。逆に言えば、800点あれば楽天に入れる権利がある。別に楽天に入りたいわけじゃありませんが、ひとつのいい目安です。

僕は燃えてました。しかし、燃えていた一番の理由は別にあります。
その理由を詳細に書くと、ただの悪口になってしまうので書きませんが、表面的に紹介すると、半年前TOEFLで10点勝ったぐらいで俺のことをバカにしてきたあのいけすかないやつ(しかも夏休みにアメリカに2週間語学留学に行ったらしい)を精神的にフルボッコにするためです(笑)。

まぁ結果はリスニング、リーディング共に模試より難しく(模試のときはリーディング15分余ったんですが、本番は5分しか余らなかった)、恐らく800点はいってないでしょうが、ベストは尽くしました。

僕が言いたいのはここからです。
それは、試験が始まる前の会話です。

近くの受験者がなにか話していたのですが、そのときの会話を聞いて僕は「え?」と思わずにはいられませんでした。

ぶつ切りですが、こんな内容です。

「俺模試1回解いただけだしw」
「えっ、俺なんてなんの勉強もしてないよww」


「うわ、めっちゃねむw」
「俺テスト中に寝たら起こしてねww」





正直言って、「え?お前ら何しにきてんの?」って気持ちでいっぱいでした。(口調的に、定期テスト前の頭のいい女の子がよく言う「私全然勉強してないから」とはタイプが違います。)

まず、今回のTOEICはいくら安いとはいえ、有料は有料です。まして4000円なんて、大金とまでは言わないものの、決して安いとは言えません。
これは学校の定期テストじゃないんです。
受験料を自分で払ってるのか親が出してるのか知りませんが、こんなめったにない受験の機会をそんな軽い気持ちで受けてしまうなんて、僕には信じられませんでした。

せっかく自分の意思で団体TOEICの応募フォームに名前を記入し、今日この場に来ている、つまり、自分から積極的にアクションを起こし、少なくともちょっとはなにか変わろうと思っている(これを機に英語勉強しようとか、自己ベスト出そう、とか)はずなのに、なんでそんな軽い気持ちなの?と。
受けるからには、自分の実力が最低限出せるような準備(しかもそんな大変ではないはずの準備)を、なぜしてこないの?と。


別にお金がかかっているから、というわけだけではなく、義務じゃない試験を自ら選択して受験しているのに、それに準備をしてこないってのは、はっきり言って僕には意味がわかりませんでした。忙しさを言い訳にするのなら、受けなければいい話です。

別に点数がとれる、とれないの話じゃないです。そのモチベーションが、ちょっと信じられなかったです。


今の皆さんに例えるなら、一橋受験生が一橋模試を申し込んでおいて試験当日に、
「うはっw、全然何も対策してねぇww」
っていうのと同じレベルです。

一橋受験生が一橋模試を受けるのとは流石に違うよ、と思うかもしれませんが、さっきの会話の主達も、同じ国際系のサークル(学生団体)に入ってる身ですから、英語力にはそれなりの関心、危機感はあるはずです。

もし、近くに上記のようなことを言っている一橋受験生を見かけたらこう話し掛けてるでしょう。
「悪いこと言わないから、志望校替えた方がいいよ。」と。

まさかこれを読んでる一橋受験生の中には上記のような人はいないと思いませんが、やはり準備に各々差があるだろうことは事実です。ですが、今から出来る準備は、まだまだあるはずです。今週の日曜はまずしょっぱなの一橋模試だそうですね。残り1週間、自分が出来る限りの準備をして、模試にのぞんで下さい。

それでは。
(また説教くさくなってしまった・・・)