残される老母のことが気懸かり!何とかしたい! | 司法書士法人 小屋松事務所の所長日記
2019-05-29 14:37:31

残される老母のことが気懸かり!何とかしたい!

テーマ:所長のブログ

親にとって、我が子に先立たれることほど辛いことはありません。

しかし、先立つ子どもにとってもまた、一人残されることになる母親のことを思うと、その無念さたるや計り知れないものがあります。

 

遺言書を残したい、という相談を受け、ご本人とお話をする中で、

①自分亡き後、母親が生活に困らないように自宅不動産を換価処分して欲しいこと、

②母親が世話になっている施設へ寄付という形での感謝の気持ちを表わしたいこと、

が主たる希望でした。

 

ところが、ご本人の一番の心配事は、母以外に身内と呼べる者が誰もいないため、死後の手続(葬儀や納骨、諸官庁への届出、治療費の支払い、携帯電話の解約等々)を誰がやってくれるのか?というものでした。

 

遺言書に基づく手続は遺言執行者が行いますが、それはあくまでも遺産の分配・承継に関することであり、上記の諸手続は相続人で進めるのが通常です。

 

しかしながら、近くに親族がいない、いても(ご相談の事例のように)高齢で動けない、などという方々も少なくありません。

死期が迫っている相談者に何とか力になってあげたい一心で、ご本人に「死後事務委任契約」の内容をご説明し、契約を結ばせていただきました。

 

大変安堵されたご様子を見て、こちらも少しは気分が楽になりました。

 

その後2週間もしないうちに相談者は他界されましたが、死後事務手続きから遺言執行手続まで粛々と進めさせていただきました。

 

改めて、小屋松事務所の使命はご依頼者に『安心』を提供することである、ことを再確認した次第です。