マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。


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新聞記事の記述には、決まりがあります。

多数の読者に適切に伝えなければいけません。

中には過去の反省から記述を変えた言葉もあります。

記者が「そういうつもりでなかった」と言っても遅い。

それが新聞。

 

知っている言葉だからではなく

 

ある方のブログ記事で

こんな表現を目にしました。

「〇〇ジプシー」

 

ジプシーという言葉は、

共同通信社の記者ハンドブックで

ロマ、ロマ民族に変えて表現するのが原則です。

 

あなたがもし、「流れ者」や「放浪者」の意味で、

あるいは「さまよう人たち」という意味で、

ジプシーと表記したのなら、誤解を招きます。

どうやら、民族の経緯に踏み込んだ記述でないようですから、

別の表現を使って

誤解なく伝えられないかを考えてほしいと願いました。

 

差別を受け、迫害された歴史を、

当該の民族は今も忘れません。

深く胸に刻み込んで生きています。

 

知っている言葉だからといって

安易に使ったり、造語にする傾向を

私はよく思っていません。

語源を考えた時、そうはならないと思うのです。

 

〇〇のメッカも同様です。

本当に特定宗教の聖地としての記述なら

そう書くべきですが、

〇〇のメッカ、と書いている場合、

大抵は「大勢が注目して集まる場所」程度の

語源を無視した記述になっています。

 

特定宗教にとって大切な言葉を、

安易に広めたマスコミの責任でもあるのですが。

 

簡単に使える言葉ではないはず

 

もう1つ。

〇〇難民という表現も見かけます。

本当にあなたが難民を理解して、

難民をどうするのかを考えるための記述なら別ですが。

 

そうではなくて、

ただ単に「困っている人」程度のことを書く場合、

私なら〇〇難民という言葉を選択しません。

 

簡単に使える言葉ではありません。

重たい言葉です。

他の言葉でいくらでも、

あなたが言いたいことを書けるはずです。

 

深く考えずに使う人は残念です


語源を無視して独り歩きした言葉を、

さほど深く考えずに使う人だと知った時、

私はとても残念に思います。

 

言葉にはすべて意味があります。

 

 

 

 

元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

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