いつか見た空の続きを

空と書いてゆめと読みます。コラージュ作家、イラストレーター引地渉のブログです。


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個展「白昼模作」は盛況のうちに無事閉幕となりました。
ご来場頂いた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
$いつか見た空の続きを-引地渉個展白昼模作04
御陰様でF0キャンバスの作品はほぼ完売。これにはちょっと驚いている。一点物の原画として5千円は安いとしても、ここまで売れるとは思わなかった。でも、中にはすごく悩んでいる人がいて、きっと自分と同じ経済感覚の人なんだろうと微笑ましかった。そういう人にこそ買って欲しいと思ったりはするけど。
何故か自分では気に入っていた一点が売れ残ったのも不思議。これは自宅にでも飾ろう。このサイズだと狭い家でも飾れるのがいい。

自分より若い世代のイラストレーターが多かったと思うけど、皆さん熱心に作品ファイルに目を通してくれたのも興味深かった。
原画を無造作に突っ込んでいたり、お世辞にも褒められたファイルではないのだが、見る順番とか、見開きで何を合わせるかは結構考えて、何度も入れ替える。昔、美術雑誌のレイアウトをやっていた頃の経験が生かされているのかもしれない。見る人の流れを意識するといいと思う。
僕の作品集はまだ世に出てないので、まとまった作品は個展の時しか見れないというのもあるかも。
最近、身近で作品集等の著作を出される人が増えていて、恐らくそれ相応の努力をして実らせているはず。僕もその実現に向けて動かなければと思う。イラストレーターという肩書きを保証される時代が終わろうとするなら、そこからシフトして行かないと生き残れない。

trayはスペース的に広すぎず、居心地もいいので、色々な方々と楽しく歓談出来た。9日間という日程もちょうど良かった。
大作と呼べるのはガトーシ号位だったけれど、それも今の自分の等身大の姿かと思う。いつも、展示の後は反省しきりなのだけれど、今回に関しては、割と清々しく終えることが出来た。

本当に感謝。

見逃してしまったという方、クリ8に作品写真がアップされているので、是非ご覧下さい。
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勉強熱心な伊野孝行さんが版画のデジタル化について教えて欲しいというので、よく知らないのだが色々試しながらデジタルの可能性について探る。とりあえずまあまあ上手く行きそうな感じにはなったので良かった。
その後ギャラリーFで三井ヤスシさんの展示を見る。東野圭吾氏の連載小説の挿絵の原画展。週刊でこのクオリティを維持しているのはすごいと思った。月刊でも結構テンパるような自分はまだまだだ。三人で仕事の話等をしているうちに気がつけばネガティブエンジンが暴走…今は反省している。
ギャラリーハウスマヤで都築まゆ美さんの展示を見る。この人はアナログの良さを生かしつつデジタル化に成功していると思った。
ONWARDギャラリー日本橋で日本画家の藤崎いづみさんの個展を見る。環境開発系のDVDの為に描き下ろした水墨画を展示していたのだけれど、東南アジアの風景に唐突に現れるパイプラインや採掘施設の映像の合間に、優雅な水墨画が流れて行く様は悠久の時の流れを感じさせるものだった。
自分はデジタルからアナログへと逆行したので、デジタルについてはやや懐疑的だったのだけれど,デジタル化によって一枚の絵から広がる可能性というのは、作家本人が考えている以上に広いのかも知れない。最近珍しくWebに関わる機会があったのだが、自分の絵がちょっとでも動くというのはなかなかいいものだった。デジタル化によって絵のポテンシャルが増幅されるということを実感しつつ、個々のイラストレーターもそういう部分を軽視出来ない時代に入っているのだなと思った。
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HBギャラリーのタムラフキコさんのオープニングに行く。本人は控えめな感じの方だけれど、絵のタッチは力強い。デザイナーの方々が結構見に来ていた事からも、注目度の高さが伺える。
その後の二次会の席で鈴木成一さんが「いずれイラストレーターという肩書に保証されなくなる時代になる。そんな安住の地はどこにもなくなる」と断言されていた。将来に莫大な不安を抱えながら、その肩書にすがって生きている側からするとかなり手厳しいけれど、一つの現実には違いない。自分も含めて悩んでいる人は多いけれど、イラストレーターという仕事についてある種の誤解をしているのかも知れない。
また木村秋則氏の農業と走る事について熱く語っていた。酔っていたせいもあるのだろうけれど、鈴木さんは考え方や生き方がシンプルな人だなと改めて思った。
翌日横浜の有隣堂で開かれていたTISの展示を見たのだけれど、ここはメジャーな人ばかりなので、極めて盤石な世界にしか思えないが、それは個々の努力によってたまさか実現している理想郷のようなものなのかも。
新宿眼科画廊でqpさんの展示も見た。この人はやっぱり天才なんだろうなと思う。黒い横顔のシルエットが目に焼き付いてはなれない。この画廊は歌舞伎町の裏側あたりにある。奥の方ではロケーションに相応しい美大生によるちょっとHな感じの展示もあった。昼下がりの色街を歩いているとどこか懐かしさを感じるのは何故なんだろう。
アリヤマデザインストアにてイラストレーター4人で打ち合せをした。「飛ぶ教室」という雑誌の企画でこれはちょっと面白い展開になりそうだ。
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ちょっと間が空いてしまった。その間に見た展示のことなどを振り返りつつぐだぐだ書いてみる。
DAZZLEで峰岸達さんや二宮由希子さん、伊野孝行さんらが参加していた「ボクラノ昭和時代」という展示を見た。それぞれが描く昭和という世界を見て、改めていい時代だったと思った。
オープニングなのでイラストレーター、峰岸塾の生徒さんたち等でいっぱいだった。何人かと話していて皆前向きな感じがした。前にグループ展を見た時に、それぞれ自由に楽しく描いている印象をうけたので、とても居心地のいい塾なのだろうと思う。技術的なことや具体的なノウハウについて学ぶことも大事だけれど、まず楽しくなければ続けられない。

三鷹の古本カフェに二艘木洋行君の展示を見に行く。カフェギャラリーとはいえ予想以上に小さい展示だった。昔の友人の、壁に隣の部屋のベッド部分が突き出している三畳間を思い出した。当然、作品は小作しかないのが残念だったが、幸運にも本人がいて話が出来た。彼の作品はデジタルだけどラフで自由な感じがあっていい。バグったゲーム画面ような8ビット的な気配は、僕にとってかなりツボなのだが、それを知らないずっと若い世代なのが不思議だ。僕が初めて触れたパソコンは8色中3色しか表示出来ないというショボい仕様だったが、それでも当時は画面に広がる宇宙に無限のときめきを感じたものだ。ある種モダンな色彩のその楽園世界はパソコンの急速な進化とともに消え失せてしまった。そんな時代のノスタルジーに浸りながら彼の絵を見るのは、本人からすると迷惑この上ないのかも知れない。妄想というのは恐ろしいものである。ちなみにこの古本屋にはコラージュの素材に使えそうな、いやむしろ勿体なくて使えないような掘り出し物が結構あった。
彼の友人のqpさんの日記は正直に気持ちを吐露している感じですごくいい。ついつい営業トークに持っていこうとするどこかの嘘吐きとはえらい違いだ。色々な展示を見ていて情報的価値も高いと思う。今週から個展もあるみたいだ。

銀座のギャラリーQで河野紋子さんが参加している企画展を見に行った。ロリコンチックな少女の立体と平面が並ぶ様は、ポスト村上・奈良を彷彿させる展示だった。高額にもかかわらず作品も売れていて、現代美術のマーケットは好況みたいだ。
今まで自分はあまり作品を売る事に熱心ではなかったけれど、最近少し揺らいでいる。仕事で作品を作るとどこか分不相応な場所に居候しているようなある種の後ろめたさを感じる時がある。この間訪ねた会社に、中島潔氏の昔の作品が大切に飾られていた。細部まで丹念に描かれたその絵はその場所でとても居心地がよさそうに見えた。
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随分と前からなかなか終わりの見えない案件があり、その材料を求めて根津の辺りを彷徨う。この案件少々荷が重すぎて時々逃げ出したくなる。根津神社では丁度つつじ祭りなるものが開かれていて大層賑わっている。ツツジはとてもきれいだったのだが、新しいデジカメは思ったよりも綺麗に撮れない。画素数とかズーム倍率とか目先のスペックに騙された気がする。境内の中では三十六歌仙絵というものを見た。着物の柄が美しく描かれていた。
躑躅

谷中の辺りまで歩いていると、アラン・ウエスト氏のアトリエを通る。箔の上に描かれた日本画の屏風は見事だったが、色遣いがどこか異国な感じがする。ほとんど洋風化している現代の日本には逆にそれが似合うのだろう、空港などに置かれていると言う。日本語も堪能過ぎてちょっとひく。
この界隈はまだ古い家やお寺が残っている。古い銭湯を改装したSCAI the Bathhouseに着いた。奥原しんこさんの個展が丁度開かれている。今回の展示作はかなり大きいが、見ていて怖くなる位、隙のない絵に圧倒された。そう言えばこの人の色彩センスも日本人離れしていると言われる位独特。
竹橋では東山魁夷展を見る。大作の方は今更言うまでもないが,小作にはまた違った趣きがあって新鮮だった。早稲田に行き村上哲也さんの個展を見る。LIFTというギャラリーは初めて行ったけど地下と一階が吹き抜けになっていて面白い。レトロな風合いもあり、クウネル等で連載している柔らかい色調のイラストとも合っていた。
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collabo labo
遅まきながら白井瑞器デザイン展 collabo laboのご案内です。
trayですでに始まっています。
参加アーティスト 大橋慶子、鈴木美貴子引地渉古谷充子、水野朋子、森本ひであつYUKO(敬称略)
今回僕はいつものコラージュではなく、写真のようなペーパークラフトの飛行機を出品しています。
12日までやっているので、お時間ありましたら是非ご来場ください。
飛行機ネタといえば、今月はJALの機内誌スカイワードでも挿絵してます。

<最近見た展覧会>
原宿のペーターズギャラリー 櫻井乃梨子さん、森本ふみさんらが参加しているnature。
下北沢のCAFE ZINC 二艘木洋行さんのUNKNOWN POP
セツの一階 鈴木彩子さんの個展
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今日からギャラリーIt's の展示が始まります。

が、本人既に言い訳モードです。ちょっと今回は時間がなさすぎました。

それにイラストレーターとして依頼ありきで作品を作っていると自分で考える部分が弱くなる気もします。

いわゆる指示待ち症候群的な製作態度が身についてしまう。そしてそのスピードも自分で決めるわけではなく、締め切りという加速装置が生み出すマジックのようなもの。

そんな中作った今回の作品あまり自信がないのですが、幸いなことに他のメンバーの作品はとてもセンスがいいので

お時間ありましたら是非ご来場ください。18日までやってます。


先週の展覧会レビューを少し。

セツ時代の友人百田達三君の個展を見に田町のmaruギャラリーへ。駅からゆりかもめをくぐり橋を二つ越えて辿りついたのは天井の高いマンションの一室。窓からはレインボーブリッジも見える眺めのいい部屋に、鮮やかな肉の絵は確かな存在感を持っていた。自分なりのテーマを自分のペースで描いているのは、とても清清しく見える。

オープニングは外国の人の方が多い位だった。現代美術アーティストの水谷一さんと話す。アーティストレジデンスを利用して海外でも活動されている人だ。この人も自分のペースで生きている感じがする。


恵比寿のgで開かれていた大塚いちおさんと古平正義さんの「スウィート・サインズ」。

大塚さんはいつもより写実的に描いていて、点数も多くすごく時間がかかっていそうだった。

会場でデザイナーのワダナカコさんに遭遇。秋に出る年賀状の本でコラージュを何点か提供したのだけれど、電話とメールのやり取りで済ませてしまっていたので直接会えてよかった。


お仕事

クリストファー・ライク, 土屋 京子
謀略上場 上巻  謀略上場 下巻

装画です。上下巻で繋がってます。

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仕事もちょっと落ち着いてきたので、ギャラリーをまわってみる。


「帰ったときと出ていったときはちがう」

意味深なタイトルに惹かれチョイス大賞のqpさんが参加してるグループ展を見に吉祥寺の虹画廊へ。

チョイス入選者が多数参加していて若いけれど豪華なメンバー。今年のHBファイルコンペ大賞のトヨクラタケルさんの原画も初めてみた。背景のビルの窓など職人的な細工と抜けのいい風景はすごく共感する部分が多い。もうすぐ始まるHBの個展が楽しみだ。

二艘木洋行さんのCGベースの作品、林華子さんの船のコラージュなどセツの人も多数参加していて、とてもレベルの高いグループ展だった。そういう才能が集まる磁場のようなものが確かに存在しているようだ。正直うかうかしていられないと焦った。

会場にマスキングテープに樹を描いて剥がすというちょっと変わったアートを展開している浅井裕介さんという人がいて、その剥がす現場を見る。せっかく描かれたものを剥がしてしまうのはもったいない気もするが、その刹那的なところがぐっと来たりもする。

「animal」

HBギャラリーの櫻井乃梨子さんのオープニングはすごい人混みだった。蛍光色と抜けのいい空間構成。リアルになりすぎないラフさ。注目されるのもわかる。

会場でHB大賞同期の武藤良子さんに会った。お互い毒吐きモードで語る。この人ももう少し評価されてもいいんじゃないかと思う。そういう人が本当に多すぎるのだが…。


「水の中のギズバ」

ピンポイントギャラリーでは絵本コンペで最優秀賞を受賞したクボ桂汰さんの初個展。今まで何度かクボさんの絵は目にしているのだけれど、一枚だけ見てもよくわからなかった部分が、こうして一つの絵本としてまとめてみるとその深い味わいがじわじわと伝わってくる。器用な人だからイラストもこなせるけれど、本質的には作家なんだと再認識。今は大変みたいだけど、最終的にはそういう人の方が大成しそう。子供向けの絵本としては難解かもしれないが、何とか出版までこぎつけてほしいなあと思う。


みんな頑張っているんだなあと改めて思う。

いわゆる売れ線のキャッチーな要素というのはなくてもいい絵というのはたくさんある。ただ現状では、そういうものを拾いあげれる場所が限られていて、同じ人に集中するようなことが起きる。

個々のアーティストが放っている微弱電波がどの程度それを使う側に届いているのだろう。最近、それらをつなぐ試みが上手くいっていないことを小耳にはさんでしまった。世間がそうであるように、格差を広げる方向に動いている。

と、同時に微弱電波を拾い上げるということは、極めて近い人だけのものなのですなわちコネみたいな話じゃないのかってことになる。それはそれでいかがなものかという話になる。


なんだかよくわからなくなった。いや、僕が考えてどうなる問題ではないのでこの辺にしておきます。

僕の作品もtray で微弱電波を放射中なので、良かったら見に来てください。

と宣伝でまとめてみる。

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今月末にtrayで展示があるのだが、何も準備できていない。考えたら今年に入ってから仕事の作品ばかり作っている。それは長らく望んでいたことではあるのだが、オリジナルを作らなくなったら終わりだとも思う。

打ち合わせの帰りに展覧会のハシゴをする。


ペーターズギャラリーの「蹴球六日」はNumberなどで描いている村上テツヤさん。絵が洗練されてきてオシャレになっているような気がする。表情とかはどこかとぼけていてやっぱり面白い。

HBギャラリーでは八戸さとこさんの個展。この方もセツ出身。マックで描かれた抜けのいいイラストでした。


LE DECOの「アートマネジメントあっという間の5年間展」はMOVE art Managementの軌跡がよくわかる展示だった。アカサカヒロコさんの作品からはメルヘンの柔らかさと、アートの精度が感じられた。


世間的にはマイナーな分野であるアートにおいてクリエイターの立ち位置は微妙(盗作などというネガティブなものは取り上げられる皮肉)。そんな中にあって、それを支えている人々や団体が少なからず存在するのは心強い限りである。
僕もHBで賞を獲っていなかったら今頃何をしていただろう。考えるだにおそろしい。


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今日は代官山・恵比寿方面で開かれている二つの展覧会に行ってきました。

代官山のIt'sギャラリー では、セツの後輩でもあるイラストレーターの櫻井乃梨子 さんの個展「tree」。赤や黄色等派手な色を使いながらも、全体として静かなイメージでまとめているのがすごい。クリ8 で展示風景が見れます。

恵比寿のatlier drop around は土日だけ開く雑貨屋さん。デザイナーの小熊千佳子さんの鉛筆画による個展「intimate landscape」。デッサンがこんなに上手い人とは知らなかった。筆の止めどころがわかっているというか、抜けた感じが良かったです。

場所柄なのか最近のトレンドなのか、どちらもセンスのいい雑貨も扱ってました。

そうそう恵比寿と言えば、先日告知したガーデンプレイスのディスプレイですが、まず3/10頃からスカイウォーク入り口上部の横長バナーと、グラススクエアに降りる階段上部の横長バナーが掲示されるそうです。長い方は幅が5m!もあります。恵比寿に行くことがあったら是非見てください。4/10からはもう2ヶ所、スカイウオークの入口と出口にフェアの合間掲示されます。お楽しみに。

恵比寿ガーデンプレイスのHPにもバナーが出てます。


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