キラリの初恋☆王子の視点編☆No7 | キラリの小説ブログ

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最終章 王子の視点編
No7


















「 行こうか 」









おじさんの声で二人と僕は席を立った





レジでどっちが払うかと少し二人は押し問答をして
かまわないと言うおじさんを押しのけて

ママは
僕が食べたフラッペとコーヒー代を払った





すっかり 気分を害したようなおじさんは眉をしかめ
レジ横にあるお店のマッチをひとつ取った









「 ペンをくれ  」











命令口調でおじさんは店員さんからペンを受け取ると
目の前に置かれているお店の
紙マッチに何か書いていた



そして それをママに渡したんだ










「 俺の携帯番号とメルアドや
  何かあったら電話しろ 何時でもかまわん  」













ママはジーンズのポケットに紙マッチを押し込んだ







「 ありがとう  」









「 約束だぞ  困ったことがあったら必ず連絡しろ 」













「 約束するわ 」











「 じゃあな  」













おじさんは僕の顔をまっすぐ見つめて
頭をポンッと叩いた











「 さよなら  」

















僕は寂しそうな顔のおじさんを見つめて言った
ママは僕の手を取っておじさんに笑顔を向けて
挨拶した



そして 二人で手をつないで
歩き出そうとした時























「キーラ!! 」



























 おじさんがママを呼び止めた

ママは目を閉じて胸を抑えていた
でも すぐにおじさんの方を振り向いた













「  なんていったらいいか・・・・・・   」















おじさんはぶっきらぼうに下をむいて言った
ママもまっすぐおじさんを見ていた

でもその次の瞬間にはおじさんは笑顔になっていた












「心の痞えが取れたみたいだ   
幸せそうな顔が見れて
本当によかった


今度こそ本当にさよならだ         」



















ママは暫く考えたような顔をしていた  でも
その表情はすべて理解しているとでも
言いたそうなものだった













「 私も ! さよなら  ナカヤ君   」





















おじさんは手を軽く上げて 
エスカレーターを上って上階に消えた






僕は残りの人ごみに目をやった








休日のショッピングモールは沢山の人が
目的を求めて行き来していた



周囲の人々を観察する





手をつないでピョンピョン跳ねている僕と同じ歳くらいの
男の子と赤ん坊をつれた女の人







笑顔で顔に皺をよせて孫にジュースを買ってあげている

年配の夫婦・・・・







キレイに着飾ったショップ店員・・・・・







しばらくしてぎゅっと僕の手をにぎっていたママは
一粒綺麗な涙を流した・・・・・









そして次の瞬間には弾けるような笑顔になっていた
ママはかがみこんで 僕の顔をのぞいた






















「 さぁ   王子!   帰ろうか!  」






「 うん!パパが帰ってくる時間だよ! 」





























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