当ブログにご訪問いただきありがとうございます。感謝します。照れ

 

近年、自分の思考が自分本来のものではないという話を聞く機会が増えてきました。

 

「自分の思考が自分のものではない」など今まで考えたこともなかったのですが、

 

脳について調べていたら、『扁桃体』と呼ばれる脳部位が「怒り」や「恐怖」、「不安」を感じている時、活発に活動することが分かりました。

 

今回は、この『扁桃体』について、調べたことを書こうと思います。ウインク音譜

 

  思考を乗っ取る『扁桃体』

脳内には主に恐怖・不安を制御する領域があります。それが扁桃体という1.5センチほどの大きさの神経細胞の固まりです。

 

 

 

この扁桃体というのは大脳辺縁系の一部とされており、左脳、右脳両方にあります。

 

アーモンドのような形をしていることから扁桃(アーモンドの和名)という名前がついたそうです。

 

扁桃体は、外部刺激を受けると、その刺激が生存に関わるかどうかを瞬時に判断します。

 

刺激が生存に関わると判断した場合、扁桃体が興奮し、恐怖や不安などの感情を創り出します。

 

感情は、刺激を評価する役目を果たしています。好ましい対象には「快」、好ましくない対象には「不快」と扁桃体が判断していることを意味しています。

 

そして、その後の行動に変化を起こします。


例えば、ヘビが目の前に現れると、扁桃体はその情報を受け取り、興奮します。同時に、恐怖という「不快」な感情を創り出します。

 

この「不快」な感情は、扁桃体が危険だと判断したことを意味しており、「ヘビが危険である」という情報を体全体に伝える役割を果たしています。

 

その結果、私たちは自然と警戒心を高め、ヘビに対する適切な対処を行うための行動に変化します。

 

また、扁桃体が興奮し活発に活動すると、様々なホルモンを体全体に放出し、独自にさまざま機関に働きかけて制御し始めます。

 

例えば、私たちが恐怖を感じた直後、まずは光を求めて瞳孔を開きます。

 

外界の情報量をできるだけ増やすためです。その時、心臓は急いで血液を送るために鼓動を加速します。

 

血液はより重要度の高い場所へ多く送られることになります。全体に送られるわけではありません。

 

恐怖を感じると心臓が高速で鼓動し、お腹への血流が極端に減少します。同時に、皮膚の血流も減らされます。

 

そのため危険を感じると、腹部の調子が悪くなったり、鳥肌が立ったりします。これらの変化は脅威に対応するための準備といえます。

 

しかし、人間のこのような反応は常にうまく動作するわけではありません。

 

例えば、過度なストレスがあると、恐怖が身体を支配することがあります。

 

強い感情が私たちを支配するのです。これが、扁桃体に思考を乗っ取られた状態です。

 

こうなると、理論や理性を司る脳の領域が停止されて、脳の思考する部位への信号が届かなくなります。

 

その代わりに、本能と感情で動く扁桃体に直接届くようになります。

 

つまり、脳に届くべき情報が遮断され、扁桃体がその役割を受け持つようになります。

 

扁桃体は感情に従って行動するよう促す傾向があり、そこに乗っ取られると、情報が扁桃体に集約され、まさに自分が自分ではなくなる状態になります。

 

このように強すぎる感情の前では、私たちが自分を見失ってしまうことがあります。それは、扁桃体に思考を乗っ取られているからなのです。

 

さらに、扁桃体は大量の情報を保持する能力があります。特に、感情を伴う情報は扁桃体によって記憶されます。

 

これは、生存に関わる脅威に対応するためにその記憶(経験)が重要だからです。

 

自分に危険が迫ったとき、すぐにその情報を思い出さなければならないから、扁桃体がそれを記憶しています。

 

また、優先順位は低くなりますが、性に対する悦びの感情も生存に関わる情報なので、ここで記憶されていると言われています。

 

これらのことから、トラウマなどの強い感情が記憶と結びつきやすく、強いつながり形成するのは、扁桃体が深く関わっていると考えられます。

 

  扁桃体の活動を鎮める方法

しかし、当然この扁桃体による乗っ取り行為を克服することが可能です。今回は怒りのメカニズムを使って説明します。

 

 

 

扁桃体にある扁桃核から怒りの感情がガーっと沸き出てきます。それを『まあまあ』と言ってなだめてコントロールする役割が前頭葉の前頭前野になります。

 

怒りの感情を感じると、前頭前野の酸素が不足すると言われています。そこで呼吸法を使うことにより、酸素を補給します。

 

前頭前野に、酸素がどんどん補給されると怒りを抑える力がうまく働くようになり怒りを鎮めることができます。

 

また、怒りの感情を客観的に観察することも役立ちます。

 

つまり、「私が怒っているのではなく、扁桃体が怒っている」というように、自分自身と感情を切り離してみることで、冷静さを保つことができます。

 

さらに、怒りの感情が、ガーっと湧き上がってくるのも数秒です。データによると6秒怒りを我慢できれば怒りを抑えることができると言われています。

 

呼吸法を使うか、怒りを自分のものせずに観察するか、あるいは6秒間湧き上がってくる怒りを我慢することで、怒りを自分自身でコントロールして鎮めることができるということです。

 

呼吸法については、「2吸って、6吐く」というリズムで行う呼吸が良いとされています。

 

私自身はネドじゅんさんの提唱する「エレベータの呼吸」を使って沸きあがってくる感情をコントロールするようにしています。

 

怒りの感情が沸いてくるとき 交換(ガンバレ)神経が興奮しています。

 

それを抑えるためには、呼吸を使い吐くときの副交感(ノンビリ)神経を通常よりも長く働かせることにより興奮を抑えることができます。

 

怒りを感じるとアドレナリンやノルアドレナリンが多くでます。特にノルアドレナリンが怒りと密接な関係があるといわれています。

 

それに対し幸せホルモンと呼ばれる脳の神経伝達物質であるセロトニンやオキシトシンが出れば怒りの感情をコントロールしやすくなります。

 

セロトニンやオキシトシンを分泌しやすくするためには、日常生活において、健康的な生活習慣や過度なストレスを溜めないことが重要になります。

 

  扁桃体は私達を危機的状況から救い出すために、働いている

 さて、ここまで、扁桃体の働きと暴走した扁桃体を鎮める方法を書いてきました。

 

しかし、ここで考えたいことは、扁桃体は私達を害するために働いているわけではなく、私達を危機的状況から救い出すために、奮闘しているということです。

 

ただ、その奮闘が、現代の私達の暮らしには合わないだけなのです。

 

その証拠に感情は嘘がつけません。扁桃体は本能で判断を下しているので、感情は自分の本心の表れなのです。

 

現代社会のように、『世間で決められた常識や価値観』によって作られた『マイルールや信念』に従って行動したり、

 

上辺だけを取り繕って、愛想笑いを浮かべながら、お世辞やおべっかなど、感情を無視しての行動の積み重ねが、扁桃体を暴走させてしまっている要因になっているのではないでしょうか。

 

扁桃体が『不快』と判断しているのなら、それは、自分の本心はそれを『嫌だ』と感じていると私達は自覚する必要があります。

 

自分が今感じている感情を無視せず、感情を大切にして生きることが、本来あるべき姿であり、

 

自分を幸せに導く生き方であるということを扁桃体は教えてくれているのだと思うのです。

 

扁桃体が暴走しないようにするためには、できるだけ心地良く過ごす時間を増やしてあげることだと思います。

 

嫌だと感じる人間関係や物事には、深入りせず、必要最低限の関わりにとどめたり、関わる頻度を減らしたり、距離を取るなどの工夫をしましょう

 

家に帰ってきたら、不快な人や不快な出来事をぐるぐる、クヨクヨ考えるのをやめて、できるだけ自分が楽しいと思えることに時間を使うようにして、

 

頑張った自分を癒やすことを心がければ、扁桃体が『不快』という感情を創り出す必要が少なくなり、暴走することが少なくなると考えます。

 

 

長文をここまで読んで頂き、誠にありがとうございます。受け取りたいと思う情報・考えがありましたら、受け取っていただけたら幸いです。照れ

 

さらに詳しく扁桃体について知りたいと思う方がいらっしゃいましたら、

 

医師であり東北大学病院助教授である石川陽次郎さんが書かれた書籍『脳が不快なことをやめれば健康になる』をご紹介したいと思います。

 

著者はこれまで たくさんのがん患者の治療を行ってきましたが、がんと診断されても全く自覚症状がないという人が沢山いたり、急に具合が悪くなる人も意外と少ないと感じていました。

 

一方で、医学的には病気にかかっているわけではないのに、いつも免疫力が低くて 風邪をひいたり 体調不良に陥って 苦しんでいる人がたくさんいます。

 

この両者の差はどのように生まれるのか、著者は疑問を持ち続けていました。

 

そして さまざまな患者さんを診る中で「扁桃体が 不安という不快な刺激を受けることで、自律神経を乱し免疫力を下げる要因として働いていた」ということに気づいたそうです。

 

この本には、扁桃体を整える様々な方法が書かれています。

 

今回は、この本の要約動画をご紹介したいと思います。本の内容が気に入りましたら、

 

ぜひ本要約チャンネルさんの概要欄からアクセスして本をご購入いただければと思います。おねがい

 

 

 

本要約チャンネルさんは、私が気になる本がある場合によく利用しています。購入する前に、どんな内容が書かれているのかを把握するのにとても良いからです。いろいろな本に触れているホストのタケミさんとリョウさんだからこそわかる点があり、自分だけでは理解しきれない内容も説明してくれるので、本に関する知識だけでなくその背景がわかることで、より深い本への理解を得られます。みなさんも気になる本がありましたら、ぜひ、本要約チャンネルさんで内容を聞いたのちご購入されることをおススメします。爆  笑音譜

 

 

~以下動画の文字起こしになります~

『脳が不快なことをやめれば健康になる』

 

皆さん、どうもー、こんにちは!本、要約チャンネルのタケミです。

 

今回は、医師であり東北大学病院助教授である石川陽次郎さんが書かれた『脳が不快なことをやめれば健康になる』を解説していきたいと思います。

 

さて、この本に書かれているのは、医学的にも生物学的にも きわめて重要なメッセージを含んだ病気になっても 健康でいられる画期的な健康法であります。

 

一生を健康に過ごす方法が 詳しく書かれておりますが、よく世間で流行っているような 体の一部の機能に着目した健康法ではなくて、

 

脳の一部に着目することによって 生涯の健康を手に入れられるという全く新しい方法になります。

 

さて、世の中には、たとえ病気が治っても ずーっと不健康な人がいるんです。一方で、元気な人がたくさんいます。

 

その違いは一体どこにあるのか、健康を左右するのは一体何なのか、その答えがついにわかったんです。あなただけに特別にお伝えします。キーワードは「扁桃体」です。

 

脳が不快なことをしないということです。あなたの脳が「不快」だと感じることを止めてあげれば、私たちは自然に健康になっていくことができるのです。

 

脳が不快なことをやめるだけで、免疫力の低下を防ぎ、自律神経の乱れを防ぎ、日々の体調を整えることができます。

 

しかも、この脳の機能というのは 何歳からでも活性化することができますから、日常生活において 健康になる以上の効果ももたらしてくれます。

 

さて、いかがでしょうか。扁桃体に注目しなさいとか、脳が不快なことをやめなさいと言うのは、これまであまり聞いたことがない内容だと思います。

 

とても面白そうですね。本日の動画では、本書の中で 個人的に重要だと思ったポイントにフォーカスして 解説しておりますので、これを見ることで、この本いいなぁと思っていただきましたら、

 

概要欄のリンクから 是非一度 本書を手にとってすべての内容をチェックしていただきたいと思います。

 

それでは、さっそく楽しみながら、本書の内容に一緒に斬り込んでいこうではありませんか。本日のお品書きは次の通りです。

 

本日のお品書き:

一限:あなたの体調が悪いのは、脳が不快なことをやり続けているからであるということについて

二限:扁桃体が喜ぶ生活習慣を送れば、私たちは自然と健康になるということについて

解説していきたいと思います。

 

それではさっそく一限の 『あなたの体調が悪いのは、脳が不快なことをやり続けているから』について解説していきたいと思います。

 

まず、本書のタイトルは『脳が不快なことをやめれば健康になる』というものです。

 

つまり、私たちが今 不健康であるのは、あなたが知らず知らずのうちに 脳が不快なことをやってしまっているからです。

 

逆に言えば、脳が不快なことさえ止めれば 病気は消え、私達は健康になることができるんです。

 

実は、これまで脳と健康については あまり語られることがありませんでした。

 

しかし、健康に大きな影響を与える 自律神経や免疫力といったものは脳の一部によって大きく決定づけられているということがわかっています。

 

著者は東北大学病院の助教授を務め、最先端のがん治療の専門家でもあります。

 

さらには地元密着の診療所でも医師として勤務し、地域の人々の風邪・体調不良などの健康相談に応じています。

 

つまり、著者は 最先端医療から地域医療までを同時に勤める医師であり、日本でも極めて珍しい存在として、患者さんに日々向き合っているんです。

 

そんな両極端を経験する中で、著者は 脳のある部分を整えることで 健康になる方法があるということに気付きました。

 

きっかけは、がんになっても健康な人がいる一方で、病気でもないのに がん患者よりも不健康な人が 世の中にたくさんいるということに気づいたことです。

 

著者はこれまで たくさんのがん患者の治療を行ってきましたが、がんと診断されても全く自覚症状がないという人が沢山いたり、急に具合が悪くなる人も意外と少ないと感じていました。

 

一方で、医学的には病気にかかっているわけではないのに、いつも免疫力が低くて 風邪をひいたり 体調不良に陥って 苦しんでいる人がたくさんいます。

 

この両者の差はどのように生まれるのか、著者は疑問に持ち続けました。そして健康な人と 不健康な人の共通点を研究し続ける中で、ついに答えがわかったんです。

 

それは、扁桃体が 不安という不快な刺激を受けることで、自律神経を乱し免疫力を下げる要因として働いていたということを。

 

つまり、がん患者でも 病気になっていない人でも、不安を感じているかどうかで、健康が大きく左右されていたということなんです。

 

昔から、「病は気から」なんて言われていたんですが、それは医学的に見ても 正しいということがわかったんです。

 

つまり、私たちは 不安や焦り、恐れなどの「不快」な刺激を 脳の扁桃体に伝えることで 自律神経を乱し、免疫力の低下を招いてしまっていたんです。

 

扁桃体とは、私たちの脳の一部であり、日常生活の中で感じる さまざまな刺激に対して、「快」か「不快」かを判断する 役割を持っています。

 

例えば、あなたが ある部屋に入った時、心地よい音楽が流れていたり 良い香りが漂っていると、扁桃体は その刺激を「快」と判断し、自律神経に働きかけて 私たちの体をリラックスさせます。

 

逆に、騒音が聞こえたり 嫌な匂いが漂っている場所に行くと、扁桃体はその刺激を「不快」と判断し、自律神経に働きかけて 瞬時に臨戦態勢を整えるんです。

 

そして、常に「不快」な刺激を受け続けることで、臨戦態勢が続いてしまうことによって、私たちの自律神経は乱れ、免疫力はどんどん低下していくんです。

 

臨戦態勢というのは、あくまでも 緊急事態の反応ですから、いつまでも緊急事態の時のように 身体を緊張させていたら、

 

いつかは疲れて 免疫力なども低下してしまうということが 簡単に想像できるでしょう。

 

周りの生活習慣を整えて 扁桃体が「心地よい」と判断する 刺激を増やせば、自律神経は常に整い、免疫力も高く、あなたは健康でいられるというわけなんです。

 

さらに、扁桃体自体も 少々の「不快」な刺激では、乱れないように 強化していけば、安定して健康を保つことができます。まあ、これはそりゃそうだろうといった感じですよね。

 

いちいち周りが「少しうるさいよ」とか、「犬の吠える声がするなど」とか、そういった小さな刺激に ビクッと毎度毎度扁桃体が反応し、毎度毎度 臨戦態勢に入る人と、

 

そういった小さな刺激では ビクッとせずに偏桃体が そんなに反応しない人では、健康に差が出てくるというのも 納得できるでしょう。

 

私たちは 日常生活の中で 脳が「不快」なことを重ねており、その結果 自律神経が乱れ、免疫力が低下している。

 

これが私たちが なかなか健康を維持できない 主な理由なんです。ですから、生活習慣をちょっとだけ見直し、「不快」なことをなくす。

 

さらに、同時にあなたの扁桃体を 今よりも少し 強化してやれば、ある程度の「不快」な刺激を受けたぐらいでは 自律神経が乱れたり 免疫力が低下することがなくなるんです。

 

つまり、まとめると、扁桃体を整える生活こそが、健康になるための一番良い方法なんです。

 

では、扁桃体に不快な刺激を与えないために、私たちは何をすればいいのか。

 

基本的には次の3つのポイントを守って、不快なことをやめる生活をすることです。

ポイント1:皮膚から受ける刺激を「不快」にしない。

 

ポイント2:目、耳、鼻、口から受ける刺激を「不快」にしない。

 

ポイント3:腸から受ける刺激を「不快」にしない。

 

さて、このように言うと、ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、簡単です。

 

例えば、扁桃体が「不快」に感じない生活というのは、朝 目が覚めたら手足を5分間こすり合わせるとか、目覚ましいアラームを止めて音楽で起きるようにするとか、常に喉を潤すことを心がけるなど、など。

 

日常生活の中で 私たちが簡単に実行できるものばかりなんです。

 

実際に、著者が担当する患者さんたちは、この扁桃体を整える健康法を取り入れたところ、たった1日の診察のみで 症状も減り、薬も減らすことができるほどの効果を挙げたそうです。

 

これまで、皆さん扁桃体というものを あまり意識してこなかったと思いますが、扁桃体を整えることによって、脳から効果的に 健康的な体をつくっていくことができるんです。

 

さて、いかがでしたでしょうか。ここまでざっくりと、本書のキモというか一番大事な部分を一緒に見ていきました。

 

では、ここからは、この内容を押さえてもらった上で、もう少し詳しく、扁桃体などについて深堀りして 解説していきたいと思います。

 

さて、著者は、健康か病気かは たった2つの環境で決まるとおっしゃいます。

 

その2つの環境とは、1つめは「体の外側の環境」、そして2つめは「体の内側の環境」。この2つの環境なんです。健康法を実践するうえで、大切なことは実はこの2つしかありません。

 

では、まず1つめの、「身体の外側の環境」とは一体何でしょうか。私たちは常に外側からの刺激との 戦いにさらされています。

 

「外側からの刺激」とは、例えば、空気中の有害物質であったり、季節の急な変化であったり、タバコの煙などが挙げられます。

 

あるいは、食事や薬など、体の外から入ってくるものも 外側からの刺激と捉えることができます。

 

つまり、生活するうえで 体に影響を与えているありとあらゆるものが 「外側からの刺激」と言えます。

 

私たちはこの「外側からの刺激」を 上手にコントロールし、体を大切にしていかなければいけません。

 

では2つ目の、「体の内側の環境」とは何でしょうか。実は、私たちの「体の内側の環境」は常に一定のバランスが保たれていて、

 

このような体の働きのことを、「恒常性の維持」とか「ホメオスタシス」と言います。

 

「自然は変化を好まない」という言葉がありますが、私たちの体も変化がとても嫌いなんです。

 

体に何らかの変化が起きると、環境を一定のバランスに保とうとする恒常性が崩れてしまいます。

 

そして、恒常性が崩れると「内側の環境」が乱れてしまい、体は「外側からの刺激」に対しての守り甘くなってしまうんです。

 

つまり、言い換えると、免疫力が低下してしまうんです。

 

要するに、健康的に生きるためには、「体の外側の環境」と「体の内側の環境」を意識することが重要だということを。

 

そして、「体の外側の環境」とは、生活するうえで体に刺激を与えるものすべてを指していて、「体の内側の環境」とは、健康を維持する恒常性を意味しています。

 

そうなると、私たちが健康で長生きするためには、「身体の外側と内側の環境」に目を向け、

 

体が絶えず「外界の刺激」に傷つけられないようにすることを、また「内側の環境」を乱さず 維持していく必要があるということです。

 

これが、健康になるための基本です。

 

中でも、特に気をつけてほしいのは「外側の環境」です。

 

なぜなら、外側からの「不安」や「恐れ」が「内側の環境」にまで影響を与え、私たちの健康を 大きく阻害しているからであります。

 

健康になるためには、外側から受ける「不安」や「恐れ」といった「不快」な感情と上手に付き合っていく必要があります。

 

このような「外側の環境」からもたらされる「不安」や「恐れ」を総称して、本書では「不安イメージ」と呼んでいます。

 

この「不安イメージ」こそが、私たちの健康を邪魔する最大の要因だったんです。ですから、「不安イメージ」が強くなりすぎないように、

 

常日頃から扁桃体を過敏にしない方法を知っておく必要があるんです。

 

扁桃体は、体の様々な場所に 影響を及ぼしているため、至る所に扁桃体を刺激するきっかけとなるセンサーがあります。

 

私たちの体には 具体的には次の3つのセンサーがあります:

1. 「皮膚センサー」

2. 目・耳・鼻・口などの「感覚器官センサー」

3. 「腸センサー」

 

これらのセンサーは 「外側からの刺激」を直接受け取る場所ですから、

 

これらのセンサーを意識することにより「外側からの刺激」から偏桃体を守ることができれば、扁桃体が「不快」と判断しなくなり、

 

あなたは健康になっていくというわけなんです。

 

それでは、一限の内容をここまででまとめておきたいと思います:

-ポイント1:不安を感じているかどうかで健康が左右される。それは扁桃体が「不安」な刺激を受けることで自律神経を乱し、免疫力を下げるからだ。

 

つまり、がん患者でも病気になっていない人でも「不安」を感じているかどうかで健康が左右されるのだ。

 

- 私たちは日常生活の中で脳が不快なことを重ねており、その結果自律神経が乱れ、免疫力が低下しているためなかなか健康を維持できない。

 

だから、不快なことをなくし、扁桃体を今よりも強化し偏桃体を整える生活こそが健康になるための最良の方法である。

 

- ポイント2:私たちが健康で長生きするためには 体の外側と内側の環境に目を向け 体が絶えず外界からの刺激に傷つけられないようにすること。

 

また 内側の環境を乱さず、維持していく必要がある。中でも、外側の環境から受ける刺激である不安イメージ(不安や恐れの感情)こそが 私たちの健康を邪魔する最大の要因である。

 

だから、不安イメージが強くなりすぎないように、常日頃から扁桃体を過敏にしない方法を知っておく必要がある。

 

ポイント3:私たちの体には扁桃体を刺激する「皮膚センサー」、耳、鼻口などの「感覚器官センサー」、そして「腸センサー」という3つのセンサーがあります。

 

これらのセンサーは外側からの刺激をダイレクトに受ける場所なので、扁桃体を刺激する、

 

この3つのセンサーを意識し、3つのセンサーが受ける刺激を「不快」にしなければ、扁桃体が「不快」と判断しなくなり、あなたは健康になっていく。

 

それでは、次に2限で扁桃体が喜ぶ生活習慣を送れば、私たちは自然と健康になるというお話をしていきたいと思います。

 

さて、ここからは著者が 具体的に、「皮膚センサー」、目、耳、鼻、口などの「感覚器官センサー」、「腸センサー」というこれらの3つのセンサーが

 

外側から知らず知らずのうちに受ける 不快な刺激を確実に減らし、扁桃体を整えていく 具体的な習慣について 皆さんに紹介していきたいと思います。

 

そして、著者は不安につながる 「不快」刺激を減らし、扁桃体を安定的に整えるためには、「不快」刺激を減らすこと以上に、

 

普段の生活で心地よいと感じる刺激、すなわち「快」刺激をどれだけ取り入れるかが重要だと言います。

 

つまり、3つのセンサーが喜ぶ生活習慣を実践することによって、健康で病気知らずの 生き生きとした人生を私たちは歩めるということなんです。

 

3つのセンサーに快適な刺激を与えると聞くと、ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、別に特別なことをするわけでも、難しいわけでもありません。

 

例えば、温泉に浸かって気持ちよくなった経験があるでしょう。体を温めたことやお湯や水の刺激が扁桃体に伝わり、扁桃体がその刺激を好んだ結果、あなたは気持ちよくなったんです。

 

あるいは、会席料理を食べて気分が良くなるのも、味覚を通して扁桃体に良い刺激が加わった結果 なんです。温泉や特別な食事は毎日経験できるものではありませんが、

 

このように3つのセンサーを意識して心地よい刺激を取り入れる生活習慣を実践することはできます。

 

では、ここからはその具体的な方法を「皮膚センサー」、目、耳、鼻、口などの「感覚器官センサー」、「腸センサー」の3つに分けてお伝えしていこうではありませんか。

 

それでは、まず1つめの「皮膚センサー」が喜ぶ生活習慣から解説していきたいと思います。

 

さて、「皮膚センサー」が喜ぶ生活習慣として、まず皆さんにお伝えしたいのが、目が覚めたらゆっくりと5分間 手足をこすり合わせるという習慣です。

 

朝は身体を休ませる 副交感神経から体を起こして元気に活動するための 交感神経にバトンタッチする重要な時間帯です。

 

通常、どちらかが優位に働くことで 自律神経は保たれるんですが、朝はこの2つの神経が入り乱れるんです。

 

そのため、朝は自律神経が不安定になりがちな時間帯であり、その朝にどんな刺激で迎えるのかが とても重要というわけです。

 

朝に快適な刺激を与えて扁桃体を整えるとか、それとも不快な刺激を与えて扁桃体を乱してしまうのか、これは1日の状態を大きく左右します。

 

というのも、一日の始まりである朝に扁桃体を乱してしまうと、その日は扁桃体を整えることに精一杯になり、扁桃体を喜ばせるところまではなかなか行かないからです。

 

ですから、まず朝一は特に、扁桃体が喜ぶような習慣をやってあげましょう。そのためには、「皮膚センサー」を刺激してあげることが効果的です。

 

実は、私たちの皮膚と神経にはとても深い関係があり、皮膚からの刺激は脳や神経に伝わっています。特に、手や足は非常に敏感な感覚を持っています。

 

手のツボ刺激や 足裏ふくらはぎのマッサージなど、様々な健康法が世の中にあるのもそのためでしょう。

 

そんな「皮膚センサー」を活かす場合、多くの人がどのツボを刺激すれば良いか ばかりを考えてしまいます。

 

どのツボを押せばより良い刺激が得られるかを考え 場所ばかりにこだわってしまうわけなんですが、大事なのはどこを刺激するかよりも、いつ刺激するかです。

 

手や足をこするのは朝の時間、特に起き上がった後がベストなタイミングです。私たちの体の体温は常に一定ではありません。

 

朝は低く活動をし始めると、徐々に活動が高まっていく性質があります。そして、皮膚の温度が低い状態では 神経の伝達速度が遅くなるとされています。

 

つまり、朝の時間は1日で一番 神経の伝わりが鈍くなっているということです。この朝の時間に 皮膚を温めるように 手や足をゆっくりと擦って刺激してあげましょう。

 

それによって、対応をゆっくりと 理想的に上げながら、扁桃体の状態を整えることができます。

 

そして、意識するのは次の2つのポイントです:

ポイント1: 目が覚めて起き上がった後に手を擦り合わせる。

 

ポイント2:続けて、足の裏を刺激したり、足をこすったりする。

手足が温かくなるまで行うようにしましょう。5分ほどで十分です。この刺激が扁桃体に快刺激として伝わることで、扁桃体がしっかりと目覚め、万全の準備を整えてくれます。

 

偏桃体をゆっくり起こしてあげることが 朝の時間を制する上で、まずは大切なんです。

 

実際に朝の5分間でゆっくりと手足をこすり合わせるという習慣を実行すれば、1日がとても快適に始まり、驚かれることでしょう。

 

さて、いかがでしたでしょうか?それでは、ここまでで一つ目の「皮膚センサー」が喜ぶ生活習慣についての解説を終わりにして、次に行きましょう。

 

それでは次、2つ目の耳、鼻、口などの「感覚器官センサー」が喜ぶ生活習慣について解説していきたいと思います。

 

では、「皮膚センサー」の解説が終わりましたので、次は「感覚器官センサー」に快適な刺激を与えていきましょう。

 

やはり意識していただきたいのは、先ほどの「皮膚センサー」と同様に朝の習慣です。これを行うことで、体内時計を整えて、体内の安定を図ることができます。

 

視覚の「感覚器官センサー」に最も良い刺激を与えてくれるのは、ズバリ太陽の光です。体内時計を崩さないために、朝の目覚めは できるだけ太陽の光を浴びながら起きましょう。

 

太陽の光を浴びることで 体内リズムを整え、扁桃体が不安定な状態となることを防いでくれます。

 

ですから、朝は10分程度 太陽の光を浴びて目覚めるという習慣を ぜひ身につけていただきたいと思います。

 

では、なぜ10分程度が良いのでしょうか。実は、これが扁桃体に さらなる刺激を効果的に与えるポイントなんです。

 

太陽の光を浴びると、セロトニンという神経伝達物質が放出されます。セロトニンは 癒しや幸福感をもたらすホルモンであり、うつ病の治療にも大きく関わる 重要なホルモンです。

 

同時に、このセロトニンは 偏桃体が不安定な状態になるのを 抑えてくれる効果があるんです。だから、セロトニンを しっかりと出すことは、扁桃体にとても良い影響を与えるのです。

 

しかし、このセロトニンは ただ単に 朝の光を浴びれば出るわけではありません。ポイントは、ゆっくり十分な時間を取って 朝の太陽光を浴びることなんです。ズバリ、10分程度太陽の光を浴びていただきたいんです。

 

このように言うと、「いやいや、ちょっと忙しいから朝そんな10分も ゆっくり太陽の光を浴びる時間なんて取れないよ」という人もいるかもしれません。

 

または、「ギリギリまで寝ていたいから、そんな時間は取れないよ」と思う人もいるでしょう。

 

しかし、朝一をバタバタと始めてしまうと、扁桃体に「不快」な刺激が送られ、自律神経が乱れて 1日が台無しになってしまうので、ぜひとも朝のゆっくりした 日光を浴びる10分は 

 

絶好の一日を過ごすための 投資であると考えて、優先的に確保していただきたいと思うのです。

 

また、朝の10分程度、太陽の光を浴びて 目覚めるという習慣に加えて、目覚ましアラームを止めて 音楽で起きるようにするという習慣も とてもお勧めなので、是非始めてほしいんです。

 

先ほどは太陽光を使って 視覚のセンサーを刺激しましたが、朝起きる時に効果的に利用できるセンサーが もう一つあるんです。

 

それはズバリ「聴覚のセンサー」です。「聴覚のセンサー」からの刺激で扁桃体を不安定にしないことが 朝の習慣ではとても重要です。

 

ここでみなさんに質問なんですが、皆さんは 普段どのように目を覚ましていらっしゃいますか?

 

たいていの人は 目覚まし時計とかスマホでアラームをセットしておいて、それで起きることが多いのではないでしょうか。

 

しかし、自分のタイミングではなく、事前に設定した 目覚まし時計やスマホのアラームで起きることは 不自然なタイミングで起きてしまうことになります。

 

アラームの音で 突然叩き起こされるのは 間違いなく不快な刺激となり、扁桃体を大きく乱してしまうんです。

 

そこで、せめてアラームの代わりに 音楽を使いましょう。調査では、アラームで目覚めるよりも 音楽で目覚める方が 快適であるとされています。

 

さらに、感情に訴えかける音楽の方が 心も体も穏やかになるということがわかっています。

 

ですから、朝目覚ましで音楽を設定するのならば、懐かしい音楽を ぜひともセットしてみてはいかがでしょうか。

 

子供の頃に大好きだった音楽や、学生時代に聞いていた懐かしい音楽、社会人になったばかりの頃に聴いていた思い出の音楽など、昔の記憶とつながっている音楽は 私たちに非常に心地よく感じられるんです。

 

皆さんも、懐かしい音楽をふと聞いたとき、なんとなく心がホッとしたり、安心感を覚えたりする経験をしたことがあるでしょう。

 

実際に、情緒的な音楽を聴いた人の方が、扁桃体の反応が 良好だったということが わかっているんです。

 

ですから、朝起きるときのメロディーは、あえて懐かしいメロディーにすることによって、「聴覚のセンサー」に快適な刺激を届けてあげましょう。

 

では、ここまでで視覚や聴覚を刺激する習慣をお伝えしてきましたので、次は嗅覚で扁桃体を効果的に整える習慣を取り入れましょう。

 

実は、嗅覚というのは、扁桃体へ直接刺激を送ることができる感覚ですから、視覚や聴覚よりもより重要になります。

 

体の構造で見ると、扁桃体の位置は鼻の神経の位置と非常に近いところにあります。進化の過程でも、鼻を使って外部の情報を察知する能力は 生き残るために非常に重要なものでした。

 

何か危険な香りがするから この場所を離れようとか、普段とは違う変な臭いがするから 何かがおかしいのではないか、といった判断を行っています。

 

また、目の前にある食べ物が腐っているかどうか。食べていいのかどうか。なども私たちは嗅覚によって判断しています。

 

また、動物などの場合は、匂いによって得た情報を 偏桃体にすばやく伝え 「快」か「不快」かの判断を行うことで 危機回避を行っています。

 

というわけで、ニオイの感覚というのは非常に大事なんです。そこで、アロマテラピーなどニオイを利用した治療法もあります。

 

例えば、芳香剤などで よく使われているラベンダーは、扁桃体の過剰な反応を抑えて 不安を鎮める効果があると言われています。

 

皆さんも、いいにおいをかぐと ホッとしたり、いいニオイを嗅ぐと 良い気分になりますよね。それは、嗅覚と扁桃体が 密接に関係しているからであります。

 

また、私たちは 体臭などにも 非常に敏感ですよね。それはやはり、嗅覚が扁桃体と密接に関わっているからです。

 

いやなニオイというのは 扁桃体を刺激しますので、なかなか理性では立ち向かうことが難しいとも言われています。

 

いい人なんだけどニオイがちょっと嫌だなぁという場合、なかなかその「嫌だなぁ」という感覚を私たちは乗り越えることができません。

 

それはニオイというのが 扁桃体に直接訴えかけてくるものだからであります。このように、私たちの健康を考える上で、「嗅覚のセンサー」を 効率的に利用することはとても重要です。

 

そのためにも、嗅覚からの感覚を鈍らせず、なるべく鋭敏な状態に保ち続ける習慣が 重要です。それが扁桃体に刺激を与えて 状態を整えることにつながるからです。

 

嗅覚自体を鍛えるのは 簡単じゃないんですが、なるべく衰えないようにする生活習慣は可能です。そのために意識するべきポイントは次の2つ。

 

ポイント1:嗅覚を鈍らせる刺激を避ける。

 

ポイント2:新鮮なものの匂いを感じる。

嗅覚というのは年齢とともに低下していきます。長年同じような生活をしていると、ちょっとしたニオイの違いなどが わからなくなってしまいます。

 

また、嗅覚はとても敏感な感覚ですから、長時間 嗅覚に負担をかけるのも良くありません。

 

例えば、香水のように 体に長時間 同じ匂いを纏わせることは 嗅覚にとって好ましくありませんから注意が必要です。

 

別に、香水だけがダメというわけじゃなくて、同じ匂いの刺激を嗅覚を通して 扁桃体に伝え続けるということが 不快な刺激となってしまうんです。

 

ですから、ずーっと同じ匂いを嗅ぎ続けるというのは やめていただきたいと思います。

 

タバコの煙が漂っている部屋にずーっといるなどは、ぜひぜひ避けていただきたいことであります。一方で、新鮮なもののニオイを感じることは 嗅覚にとって良い習慣となります。

 

複数の種類のニオイに 短時間ずつ触れるというのは、「嗅覚のセンサー」を利用して効果的に扁桃体に 心地よい刺激を与える場合のポイントになります。

 

ですから、同じ空間に長時間いるのは避けて、新しい環境に移動することも ニオイを効果的に変化させる方法となります。

 

例えば、職場だったら ディスクにずっと座っているのは良くありません。最低でも2〜3時間おきに別の場所に移動するのがよいと著者は言います。

 

扁桃体が 「不快」刺激で乱されてしまうと、集中力も低下してしまいます。

 

よくね、私たちは作業や仕事などに疲れた時に場所を変えると 再び集中できるという経験をしたことあると思います。これはこの扁桃体が理由だったんですね。

 

さて、では最後 「感覚器官センサー」を効果的に活用する最後の部位は味覚であります。つまり口の中を整えることであります。

 

その方法は非常にシンプルで、口の中が乾燥しないように 水分で潤すことです。そして乾燥した状態が続かないように 水分を持ち歩くということです。

 

口の中が乾燥していると、味を感じにくくなり「不快」刺激と感じやすくなるからです。ですからできるだけ口の中を水分で潤しておきましょう。

 

また、乾燥を防ぐと同時に 口の中を常に清潔な状態に保っておくことも重要です。朝起きたらまず、寝ている間に雑菌だらけになってしまった口の中を うがいや歯磨きをすることによって整えましょう。

 

そしてできれば舌を洗浄すると良いです。舌は食べかすや雑菌が繁殖しやすい場所ですから、著者は40度から50度の白湯で朝うがいをするという習慣をお勧めしております。

 

さて、いかがでしたでしょうか。それではここまでで二つ目の感覚センサーが喜ぶ生活習慣についての解説を終わりにして、次に行きましょう。

 

それでは、次は3つ目の「腸センサー」が喜ぶ生活習慣について解説していきたいと思います。さて、「腸センサー」についてサクっと解説して、動画を閉めたいと思います。

 

腸の場合は、細かい習慣をいくつも実践するよりも、たった一つの大原則を意識することの方が重要だと著者は述べています。

 

その大原則とは、ズバリ「腸を空っぽにする」という非常にシンプルなものです。

 

このように言うと、拍子抜けしてしまう人がいるかもしれませんが、なかなか腸を空っぽにすることができていない人がたくさんいます。

 

どんな人でも、なかなか便が出ずお腹が張ったり 不快な気分になったことがあるでしょう。

 

また、会議や電車の中でお腹の調子が悪くなり、ヒヤヒヤした経験があるかもしれません。

 

実は、腸と脳は密接な関係があります。腸の環境変化は扁桃体に伝わり、「快」刺激か「不快」刺激かの判断をします。

 

腸が乱れたり、腸の流れが滞った状態が起こると「不快」刺激となって偏桃体が反応し、自律神経の乱れが生じます。

 

ですから、「腸センサー」を利用して 扁桃体を乱さないために心がけるべきことは、腸の中をすっきり空っぽにすることです。

 

そして腸を空っぽにするためには、食べ過ぎないことはもちろんのこと、トイレに行くタイミングを逃さない習慣を持つことが重要です。

 

食後30分の間にウォーキングなど 軽い運動をするなど、注意することでより効果的です。

 

便秘に対して薬を使う人も多いと思いますが、一番大切なのはトイレに行ける余裕を持つことです。

 

仕事の都合でトイレに行きたいタイミングを逃してしまい、便秘になったという人は珍しくありません。

 

医師である著者の立場から言えば、職場のトイレ事情を見てから 就職を決めるのも悪くないと思うほど、トイレに行ける環境というのは 重要なものだそうです。

 

また、食後の後 排便を促進したければ、食後30分ほどの間に ウォーキングなどの軽い運動を取り入れるのが効果的であります。

 

そして、こういったことに加えて当たり前ですが、食べ過ぎに注意するとか、食物繊維をしっかり摂取するといったことも 意識していただきたいと思います。

 

さて、いかがでしたでしょうか。ここまでで3つのセンサーに 関して大切な生活習慣をお伝えしてきました。

 

これを聞いて、結構「普通の内容でしたよね」、と思う人も多いかもしれませんが、

 

当たり前の生活習慣をコツコツと継続することを 毎日誰でもできる生活習慣をコツコツと継続することでしか、私たちは健康になることができません。

 

何も突飛な健康法をやる必要はありません。「当たり前だなぁ」と感じるその習慣をなぜその習慣がいいのかを理解して、コツコツと実践すること。

 

それだけで、あなたは今よりも確実に健康になることができるでしょう。

 

それでは、この辺で2限の内容をまとめておきたいと思います。2限では、3つのセンサーが喜ぶ生活習慣を紹介しました。

一つ目は「皮膚センサー」が喜ぶ生活習慣で、目が覚めたらゆっくり5分間手足をこすり合わせるという習慣を紹介しました。

 

二つ目が、目や耳、鼻、口などの「感覚センサー」が喜ぶ生活習慣でした。

 

具体的には、朝は10分程度 太陽の光を浴びて目覚める、目覚ましアラームを止めて懐かしい音楽で起きる、同じ匂いを嗅ぎ続けず場所を移動するなどして 新鮮なものの匂いを感じる、

 

口の中の乾燥を防ぐと同時に40度から50度の白湯で 朝うがいをする習慣などを紹介しました。

 

三つ目が、「腸センサー」が喜ぶ生活習慣でした。腸の中をすっきり空っぽにするという習慣がすべてだとお伝えしました。

 

そのために、トイレに行くタイミングを逃さない習慣、食後30分の間にウォーキングなどの軽い運動をする習慣が大事だよとお伝えしました。

 

本日は以上になります。この動画がためになったよという人は、私のやる気アップと&クオリティアップにつながるので、高評価ボタンとチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

 

また次の動画でみなさんとお会いできることを楽しみにしています。