息子みっちゃんは自閉症です。


4月から中学一年生になりました。


私は、みっちゃんが自閉症と診断されてから

色々なタイミングが重なり児童発達支援施設でパートとして働く事ができました。


約6年間働かせてもらい沢山の事を教わりました。


みっちゃんが4歳の時にパートとして働き始めました。


まず最初に驚いたのは

先生達が、とにかく子ども達を褒めまくることです。


障害のある子は、一般では理解しがたい行動をとってしまう事が多々あると思います。


私自身も、みっちゃんの行動を理解できず

もやもやする日々で、なぜ?なぜ?の連続でした。


しかし施設の先生たちは

その子の全てを受け入れるという姿勢でした。


もちろん明らかに間違っている事や危険な事はとめますが、だいたいの事は気持ちを共感してあげていました。


枠が広いという事です。


そして私は担当の子ども達を一日に20〜30回くらいは必ず褒めていました。


施設の数だけ方針なども様々です。

これは私が居た施設でのお話です。


一日に7〜8割は褒めて、注意は2割くらい。


私は、この言葉がスッと入ってきました。


なぜなら私はネグレクトという環境で育ったからです。


私の事を何も知らない親に、どんなに怒鳴られ説教されたところで全く頭には入ってこなかったからです。


しかし親に対して恐怖心があったので、その場ではいう事を聞きますが心の中では、憎悪しか生まれませんでした。


けれど

自分の事を知ってくれる人

認めてくれる人から言われる事は、びっくりするくらいスッと入ってくるのです。


私は、それを30代になって初めて経験する事ができました。


カウンセリングを受けて

今までの自分を初めて認めてもらえる場所があり

そこから初めて産まれた様な気持ちにすらなりました。


それをわかっていたので

一日に7〜8割褒めてあげる。

私はすぐに家でも実行しました。


そして、気持ちを代弁する事も沢山学びました。


10回くらい代弁して1回くらいは一致する事があります。


その1回の一致がどれほど大きなものか


それは児童発達支援施設で働いていて私が一番衝撃を受けたものでした。


毎年クラスに新しい子が入ってきます。


最初の1ヶ月くらいの時期が私は一番好きでした。


それは代弁を繰り返す事で

初めて一致した時、その子は初めて私に心を開く瞬間だったからです。


子どもの気持ちを代弁して一致した時の喜びは衝撃的です。


その瞬間から、子どもは私に対してどんどん心を開いていくのです。


その瞬間がたまらなく嬉しいものでした。


そんな経験をして

我が子にも、同じ様に接する事を始めました。

子育てが断然楽しくなりました。


もちろんうまくいかない事も沢山あります。


イライラする事もあります。


でも褒める事を7〜8割、注意は2割というのは

現実的に我が子にするのは難しいかもしれません。

仕事とは違い、私の体調や気分もありますから


でも、それを常日頃から意識してるだけで

いつしか子どもの良いところを探すのが癖?になってきました。


子どもの良い所が沢山見えるようになりました。


そして、やっぱり怒るより褒める方がお互い気持ちがいいですね。


それでも怒ってしまう時はありますが

そんな時は後で謝ります。

完璧ではなく失敗の姿も見せていいと思います。


謝る事の方が大事だと思います。


今は、息子みっちゃんも娘こっちゃんも思春期で反抗期真っ只中です汗


これはまだ未知の世界で私も子育てに戸惑っているところですが

今でも良いところを見逃さないようにアンテナを張りつづけています。


子育ては正解はないと言われてますが

自分が楽しい!これなら出来る!という事はこれからも続けていきたいと思います。


こちらは私個人のお話しです。

数ある家庭の一つとして見て頂けると幸いです。



https://youtu.be/xv_NZ_dF6bo

▲こちらの動画は一日子ども達を褒めまくる様子です。


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