息子みっちゃんは今6年生です。
自閉症で言葉が頻繁に出てきたのは5年生になってからです。
小学一年生のころは、たまに意味のある言葉が何個か出てくる程度でした。
私は、そのみっちゃんの独特な言葉に対して
何を言ってるんだろう。何かCMの曲?
何かのBGM?セリフ?
いつも何を言ってるのか、わからず反応の仕方もわからず聞いて、うなずくだけでした。
そしてある日、ママ友の家にみっちゃんを連れて遊びに行きました。
そこの家には大きなお姉ちゃんがいます。
当時は高校生くらいだったと思います。
みっちゃんが、意味のない独特な言葉を言うと
そのお姉ちゃんは
え?今なんて言ったの?
可愛いーーー‼︎
と言いました。
その後も、みっちゃんはゴニョゴニョと意味の無い言葉を発すると
お姉ちゃんは
その意味の無い言葉を真似して言います。
◯◯って何〜?まじ可愛んだけど‼︎
私は、初めてみつきの意味の無い言葉が
可愛いんだと言う事に気付きました。
その後もお姉ちゃんは、みっちゃんの事を抱っこして
ほっぺをプニプニしてとっても可愛がってくれました。
みっちゃんも嬉しそう…。
なんだか今まで張り付いていた私の中のしがらみが取れていく様な気持ちになりました。
私たちからしたら意味の無い言葉でも
え?何それ?何て言ってんの?まじ可愛んだけど!
みっちゃんの発する言葉で周りが和むのがわかりました。
私は、高校生の娘さんの素直な反応に大きな気づきをもらいました。
それからは、みっちゃんの独特な言葉を聞くと
面白いねー!何かな?と言って
その独特な言葉を真似してみっちゃんと言葉遊びをするようになりました。
きっと側から見ると、何を喋ってるのかわからない謎の言葉に聞こえると思います。
でも、以前のもやもやした気持ちに比べると断然
こっちの方が、みつきと関わる時間が楽しくなりました。
ずっと近くにいたのにずっと気づけずにいた
息子の可愛さ、魅力を見つける事ができました。
今では、言葉も増えてきましたが
お気に入りのフレーズやメロディがあります。
そんな突然出てくる不思議な言葉が
おもしろくて、可愛いくてたまりません。
やはり、人との付き合いで
見えなかったものに気づけるって凄いなと思いました。
みっちゃんの苦手な部分を好きに変えてくれた
娘さん。
今となっては本当に感謝しています。
みっちゃんは今でもたまにその子の家の前を通ると指を指す事があります。
みっちゃんの中でも
初めて自分の言葉を受け入れてくれた大切な人になっているのだと思います。
▲こちらの動画は久しぶりの長いパニック〜落ち着くまでの様子です。
オススメ記事
▼YouTubeチャンネル▼
▼Instagram▼
▼YouTubeチャンネル▼
▼ブログフォロー宜しくお願いします▼