昨日のハイキングの筋肉痛が全然無くて、疲れても無いみたいだったので、
今日もハイキングいけるかも!と思い、どこに行こうか考えた結果!
以前登ったHaLingPeakのお隣さんのEastEndOfRundleさんに決定!
距離 5.6km
上り 877m
距離が短いのに877mも上るってことは、それだけ急こう配だってこと。
登った人のレビューにはChallengingとかToughとかって文字が並んでて
正直めっちゃ怖い
2年前に死亡事故があったのも聞いてたので更に不安
オーナーさんが言うには、最後のスクランブル(手を使って岩登りするとこ)以外は、ただ急なだけで怖くないよ。
とのことだったので、その言葉を信じてチャレンジしてみることに。
とはいえトレイルヘッドに行くには車が必要
家から歩いて行けんことも無いが、それだけでさらに往復14㎞
しかし、もしそれを達成できたら、一日で20km歩けたことになるから、
逆にカスケード登山の予行演習になるんじゃ?
と変なポジティブシンキングが働いて、往復20㎞への挑戦となった。
朝6時起床本日も快晴!
最近の昼間はとっても暑いから、なるべく早く出発しようと朝からバタバタ準備
結局7時を過ぎたころに家を出ようとしていると、
オーナーさんが
EEOR登るの?トレイルヘッドまで送るよ!と
えー、いいんですかーお願いしますーとすぐお言葉に甘えた。
→往復20㎞チャレンジへの意志はどこへやら。
ということで、往復13㎞チャレンジに変更しかし、EEORの急こう配に耐えれるのかはまた別の問題。
登山道でおろしてもらい、
登山開始7:45am
トレッキングポールは絶対持っていったほうがいい!とアドバイスを貰った。
なんとなくレディマックの経験から軍手も持ってきた。あと長袖長ズボンで。
登山道の入り口。めちゃ分かりづらいところから突然始まってる。
ハーリンに登った時に横目にずっと見えていたから想像はついていたけれど、やっぱりめっちゃ傾斜があるからすぐ息が上がる
さっそくトレイルを間違えて違う方向に進んだり、どんくささ炸裂。
しかし想像のさらに上を行く序盤中の序盤で大きな岩が出現。えー、もう?笑
トレイルマップを事前にダウンロードしておいて、こまめに確認。
レビューに「トレイルが何本もあってどれが正解かわかりづらいけど、マップの通りに進むのが一番確実」と書いてあったから、少しでもルートから外れると軌道修正。
でも、「あれ、左に行き過ぎたな」と思って右側に進むと、さらに巨大な岩が出現して、え、これ登るの?山頂付近まで手を使って岩登りすること無いんじゃなかったの?みたいなのの繰り返し。まだ、序盤でそんな感じ。
レディマックでもこんなにでかい岩出てこなかったけどなぁ。
一応軍手は持ってきてたけど、最後のスクランブルでしか使わないと思ってた。
素手でポール持ってたせいで岩で指を負傷。まだ1時間も経ってないのに
唯一の救いは、朝だから気温が低めで風があってとっても過ごしやすい気候だったこと。これでもしカンカン照りだったらめっちゃしんどかったな。
相変わらず登るの遅い自分が嫌になる。
もっとスイスイ登れるようになってたら、だれかを誘うこともできるのにな。
ペースの早い人に合わせるのは辛すぎるから一人で登るしかないのである。
ぼやいても仕方ないので、確実に少しづつ登っていくしかない
振り返ると、おや?
面白い形の雲!
天使のわっかだーかわいいー
ロッキーは空まで綺麗。アルバータブルーっていうんだったっけ?忘れた
目の前の岩を登るのに一生懸命になりすぎて、ついつい水分補給を忘れちゃう。
今日はいつもより多めに持ってきたからガブガブ飲めるぞ!
距離は短いけど全身使ってるからエネルギー消費が半端ない。
でも、気づいたけど、私けっこう岩登り好きだわ
子供のころに戻ったみたいで楽しい!
岩を登って振り返ってみても、傾斜がありすぎて道が見えません。
トレイルの端っこに行ってみると、断崖絶壁!
後ろの景色も、綺麗だねぇ~
トレイルの中間地点くらいまで来ても、なかなか岩登りが終わらなかったけれど、
3分の4くらい過ぎたあたりから傾斜の強めな砂利道(俗にいうスクリー)に変わっていった。
レディマックの時もそうだったけど、スクリーってほんと苦手!
一歩進んで2歩下がる、みたいなのは当たり前だし。信用してたのに!と言いたくなるくらいに、安定してそうな見た目の石がめっちゃ不安定でズルズル落ちて行ったりする。
かなり慎重に、何度もルートマップを見返して確実な道を!と思っているのについつい目の前の楽そうな道を選んじゃって失敗する。
後ろから来た山慣れしてそうな二人組が颯爽と私を追い抜いていった。
山登りって競争や勝ち負けではないんだけど、私がこんなにも苦戦していたスクリーを、ポールも無しにスイスイ進まれるとなんだか悔しい。
なんであんなにスイスイ登れるの…もはや脚の長さとか以前の問題やんけ…と少し絶望的な気分になっていたけれど、スクリーの先にまさかの芝生登場
土の上を歩ける幸せ…私の足の平よ、しばしクールダウンだね。
先先進んでいった人たちがあーんなに小さく見えてる。下山中の団体とお喋りしているね。この先のルートを確認しているのかな。
お喋りの終わった下山中の団体がどんどん私に近づいてきた。
白髭のサンタクロースみたいなおじいちゃんと、おばあちゃん。
You are brave girlだって。え?そうなの?なんか突然褒められて嬉しい。
この先どう進んでいったらいいかなーと聞いてみたら、前の二人組に教えたから、彼らに付いて行ったらいいよ。と言われた。
こっちのおじいちゃんおばあちゃんは強いなぁ
日本でも定年退職するような年代の人たちもハイキングしてるけど、ほんと健康的よね…
芝生エリアが終わってちょっと悲しい。またスクリーに逆戻り。でも山頂も見えてきたし頑張ろ!
さっきより岩の一つ一つが大きくなって、ちょっと歩きやすいけど、でもまだまだ滑る。
ビー!というあの鳴き声が聞こえたので振り返ると、可愛い可愛いピカが瓦礫の上をヌルンヌルン歩いててとろけそうだった。
さてどこでしょう?(答えはわかりません)
ピカ探しを続けたかったけど、先に行ってる二人組のルートも見とかなくちゃいけないから断念。
どうやら最後のスクランブルは左端の方から進むみたい。あーこわ。うまくできるかな
私がスクランブルを始める頃には、もう二人組はとっくに登頂してしまってて、もう自分だけの力で進むしかないみたいだ。
実際やってみると案外そんなに怖くないな。もし足が滑っても上半身がしっかり掴めていれば落ちることはなさそうだし。怖いけど、慎重になれば大丈夫そう。
そうして、休み休み岩を登った先には、ついに山頂がー
やったー登頂できたぞー(喜びの舞)11:40am
快晴だけど山頂はほとんど風が無くってめっちゃいい感じ。
ショボカメラなりにいっぱい写真を撮っておいた。
大好きなキャンモアの街。
頂上からしか見られないランドルさんの一面
カナナスキス方面はこんな感じ。お隣にはハーリンピーク
持ってきてたクッキーやビーフジャーキーを食べて、お茶を飲んでのんびりしていると次の登頂者が!
写真撮って~!とお願いして撮ってもらった
かっこつけてるー
私が登頂したときはかなり静かだったけど、どんどん後から頂上に人が増えてきたので名残惜しいけど下山開始。12:40pm
同じタイミングで下山し始めたカップルのお兄さんが、私にも「ここで下に降りたらいいよ」とか指示してくれたのでスクランブルの下山もなんとかうまくいった。
急斜面のスクリーはおしりで滑り降りた。あんまり勢いをつけると石が一緒に落ちちゃって危険なのでゆっっくり。
行きはよいよい帰りは怖い
とはよく言ったもんだ。
ズルズル滑るのが怖くてポールを使ってカニサン歩き。これがまた遅い。
頂上から降りてくる人たちが石を落としてしまうたびに大声で叫ぶから、下りるのに集中しつつも落石にも気を付けてると全然下山が進まない!
スクリーが終わっても次は岩を降りていくのがまた大変。おりてもおりてもまた岩。岩岩岩。
足の裏とふくらはぎにすごい力入るし、大股で下りたときの膝へのダメージが辛い。
でもなんだかんだ休憩はさみながら
下山完了登頂と同じくらい嬉しい。2:50pm
しかしこれからさらに7㎞家まで歩かないといけないのでーすすっかり忘れていた13㎞チャレンジ。
グラッシーレイクを目指して歩く歩く
車道を歩かれてドライバーさんにはいい迷惑だろうな。ごめんなさいね。
グラッシーも安定の美しさだった。
湖のほとりで持ってきたおにぎりとゆで卵を食べて、一休み。
砂でドロドロに汚れたトレッキングポールも、レイクの綺麗な水でバシャバシャ洗っておいた。
家に着いたのは5:15pm
結局かかったのは10時間くらい。うち2時間くらいは休憩だった。
カスケードを登るならこの時間は遅すぎるな。。もっと修業を積まなければ。。
砂だらけの服を脱いで、シャワーを浴びてスッキリー
冷凍保存しておいたお好み焼きを食べて、あとは寝るだけ。
おやすみなさいませ