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毎年桜の季節になると行ってみようと考えるのですが人混みを見に行くみたいなもん、ということで躊躇していましたが、ようやく今年はそれが実現しました。
吉野(奈良県)に行くのは小学校の林間学校以来、半世紀ぶりですから当時の記憶などなにも残っているはずがない、ただ如意輪寺は歩き疲れ遠かった、ということと、帰りの昼食に旅館でカレーライスが出されてそれが美味しかったな、ということぐらいです。
何はともあれ早い目に近鉄特急の指定券を確保して行ってきました。
早い目に吉野へ到着して行動するということで、大阪阿部野橋駅07:00発の初発の特急に乗車しました。
いやぁ、でも誰しも考えることは一緒で見事なまでに満席になっていました。
今回は大阪府・奈良県・京都府内の近鉄全線フリー切符を購入しました。
往復で普通運賃1,980円ですがこれを使えば1,700円でお得です。
大阪阿部野橋から1時間15分で吉野駅に到着、距離はそれほどでもないけど橿原神宮駅からは単線+くねくねと曲がる線形のため特急といえどものろのろ運転でした。
吉野駅前から臨時バス(桜の季節のみの運行)で如意輪寺まで乗車しました。
南朝時代の中心になった舞台です。
宝塚歌劇「桜嵐記」でも描かれた楠木正行が辞世の句を詠んだことでも有名です。
後醍醐天皇陵もありました。
境内は桜満開、これぞ桜嵐記って感じですね。 → 「桜嵐記」といえばウエクミ先生が電撃的に宝塚歌劇を去られたとのこと。本当に残念というかなんというかねぇ。 古臭い古典芸能然とした「ベルバラ」をウエクミバージョンで見たかったな。
如意輪寺から急坂を登ったり降りたりしながら中千本公園へ到着しました。
ここからの眺めはまさしく「吉野の桜」って感じでした。
そろそろ昼食タイム、あらかじめ予約しておいたこちらの旅館でランチです。
ミニ会席料理、お鍋は吉野葛入りでした。
見た目華やかでボリュームたっぷり、デザートは吉野葛でした。
これが「一目千本」と言われる吉野の桜です。
ピンク色の絨毯を敷き詰めたような見事な景色でした。
冷たいものが欲しくて吉野葛餅入りの桜ソフトを食べました。
甘いものが体に入って足の疲れも忘れてしまいます。
中千本へ続く街道は桜の季節は歩行者天国になっています。
道の両側にはあらゆるお土産物屋さんがひしめき合っていて、そして平日にも関わらずすごい人出でした。
街道は「一目千人」といった感じですね。
吉野山の名所中の名所といえば蔵王堂・金峯山寺でしょうね。
こちらも桜満開で人もいっぱいでした。
蔵王堂近くの柿の葉寿司で有名な「ひょうたろう」さんへ。
予約販売のみ、しかも予約は3日前までに限定されています。
店構えは伝統があってかなり敷居が高いなぁって感じでしたが店員さんはすごくフレンドリーでした。
予約無しでは買えませんので要注意ですね。(桜の季節のみ)
早速夕食でいただきました。
今まで食べた柿の葉寿司は一体なんだった?みたいな衝撃的な美味しさでびっくりしました。
桜の季節を外して吉野まで買いに行っても十分値打ちあるなぁって感じです。
帰りは山道を下って吉野ロープウェイに乗って駅まで行きます。
しかしたった3分の乗車で450円って高くないか?
吉野駅前に桜色した郵便ポストが立っていました。
すべて「桜」ですね。
そして帰路はこちらも桜、近鉄特急「さくらライナー」に乗車して帰阪しました。
帰路の特急指定券も14時台〜17時台まですべて完売、まあこの季節は一番の稼ぎどきだからねぇ、もっと増発すればいいのだろうけど線形が悪い吉野線では1時間に2本(特急)、急行も2本程度がせいぜいなんでしょうね。

































