聖書のゲマトリア 六芒星と愛され憎まれた数字「13」   (レムナントより)

 

 ‟13”は不吉な数字ではなく、‟愛された”数字であり、‟憎まれた”数字でもある。

 

 

 聖書に書かれた言葉は数値に換算できる。日本語では数字を語呂合わせで意味のある語に変えることがあるが、ヘブル語やギリシャ語はもともと数字に置き替えられる。ラテン語の一部もローマ数字として用いられる。「V」は「5」であるし、「X」は「10」であり、「IV」は「4」で、「VI」は「6」である。また、「L」は「50」であり、「C」は100、「D」は500である。

 

 「父なる神」は「1」であり、1の三乗も「1」である。「イエス」は「8」であり、2の三乗でもある。「2」は「三位一体の神の第2位格」である。「父と子と精霊」の「子」にあたる。そして「聖霊」は27×40=「1080」であり、27は「三位一体の神の第3位格」である3の三乗である。そして、「父なる神」である「1」と「精霊」の「1080」と「キリスト者たち」の「144000」をたすと145081となり、13、37、73に続く六芒星数の156番目に現れる145081と同じである。つまり、「キリスト者たち」は「神」と「聖霊」とともに三位一体の神と合わさって巨大なダビデの星の形になっているのであった。

 

 

 そして、ヘブル語では「愛された」という言葉も、「憎まれた」という言葉も、どちらも数数値換算すると「13」になるという。

 

 「13」という数字はもともとは良い意味であったという。ユダヤ人の男子は13歳で元服式を行い、ユダヤ教では「神の属性」を13個数えているという。にもかかわらず悪い数字になったのは「サタン」のせいであるという。「サタン」とはもともとは「悪魔」の意味ではなく「反逆」の意味であるという。

 

 「サタン」は「ルシファー」とも呼ばれる。‟堕天使”という言葉があるが、「ルシファー」はもともとは天使長の一人であったのに、堕落して神になろうとしたという。「反逆」を企てた「ルシファー」は「反逆」の意味であった「サタン」となった。「サタン」はもともとは「敵対する者」という意味であり、聖書では、「敵対」、「反逆」、「離反」などに関して13年目とか13日とか13という数字がよく関わってくるという。

 

 「サタン」のギリシャ語ゲマトリアは13×28=364で13の倍数であり、364という数字は「悪霊たち」というヘブル語のゲマトリアと同じで、サタンを象徴的に表している「竜」も13の倍数(13×75)であるという。また、「蛇」のヘブル語ゲマトリアは13×100であり、ギリシャ語では13×60=780であるという。「反キリスト」のギリシャ語ゲマトリアは1911=13×147であった。「獣」や「獣の刻印」や「獣の数字」や「背教」もすべて13の倍数であった。さらにはサタンの別称である「ベリアル」や「ベルゼブルによって」や「悪魔」もすべて13の倍数であるという。

 

 また、単語のみならず文章や句の全体も13の倍数になっているという。「悪魔とかサタンとか呼ばれたあの古い蛇」は2197=13×13×13であり、これは13の立方体である。また、聖ジェロームのラテン語訳「旧約聖書」(ウルガタ写本)にしか出てこない「ルシファー」は「暁の子 明けの明星よ どうしてあなたは天から落ちたのか」と記されており、その「LVCIFER」のラテン語ではL=50、V=5、C=100、I=1、F/E/R=0であり、156=13×12となる。

 

 

 キリストの千年王国後の背教者たち「ゴグ」の名も806であり13の倍数であった。

 千年王国となった「イエルサレム(平安京)」の後とは今である。806の名を持つ「ゴグ」とはだれか?