土方美雄の日々これ・・・ -479ページ目
2006-05-24 03:45:27

「出草之歌」の試写を観る

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もうすぐ、午前4時。実は昨日中に書く予定だった「短い原稿」については、たまたま、このブログを見て下さった編集子から25日くらいまでだったら大丈夫・・とのメールがあり、だからまだ書いていないのです、スミマセン。

昨日は下北沢の「シネマアートン下北沢」で開催された長編ドキュメンタリー映画「出草の歌~ある台湾原住民の吶喊 背山一戦」の試写を観る。昼の12時半からの開催だったので、仕事のやりくりをせねばならず、少しきつかったが、これが最終試写で、6月24日(土)~7月7日(金)まで、同館にてレイトショー公開(午後8時半~)とのことで、無理して時間をつくって、下北沢へ行った。実は東京にはもう36、7年も住んでいるのに、下北沢へ行くのはこれが初めて。

この映画は、台湾の原住民出身の立法院委員(国会議員)であるチワス・アリさんと、台湾原住民の音楽グループ「飛魚雲豹音楽工団」のメンバーの台湾での日常活動と、日本の靖国神社に、彼らにしてみれば「侵略者」である日本人と共に「英霊」として合祀されている先祖の魂を奪還するため、数度にわたって展開された日本での抗議活動を描いたもので、実のところ、かくいう私も、東京における「小泉首相靖国参拝違憲訴訟」の原告のひとりで、彼らの靖国神社における抗議行動の場にも、たまたま居合わせたひとりである。映画には知人である東京の訴訟の会のメンバーや、その他、よく知っている人たちの顔なども、映し出されている。そういう映画を、「中南米マガジン」に届いた試写会の案内状を持って観に行くのだから、何だか複雑な心境である。

映画のメインとなっているのは、ひとつはもちろん、彼らの日本の靖国神社への抗議行動であるが、それと平行して、原住民が自らの誇りと権利を取り戻す手段としての音楽活動を、丹念に紹介していくという音楽ドキュメンタリーにもなっている。

この映画に対する評価は様々だと思うが、日本の首相が靖国神社に参拝することに対し、中国や韓国等アジアの人々がどうしてそんなに反発するのかわからないという人にこそ、是非、観ていただきたい作品と思う。

帰りに渋谷に出て、タワーレコードで、coccoのニューマキシシングル「陽の照りながら雨の降る」と、山崎ハコのニューアルバム「歌いたいの」を購入。その感想等は、また後日。


2006-05-23 00:01:04

ああ、月曜日・・

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昨日は結局、午前4時半に寝て、7時に起きたので、睡眠時間はたったの2時間半。この睡眠時間で、フルタイムで仕事をするのは、さすがに、きつい。

午前中は秋葉原の業界紙のオフィスで、水曜に降版予定の業界紙の原稿書きと紙面割付け。午後からそれを上野にある印刷所に入稿し、その足で竹橋のとあるホテルで開催されるさる業界団体の総会の、取材へ。

総会終了後の懇親パーティーを途中で抜けて、ホテルのロビーにて「中南米マガジン」の金安さんと待ち合わせ。近くのカフェで以前、1度話し合った「中南米マガジン」の経営問題について、再び、話し合う。経営問題といっても、今後、出来るだけ長く、同誌を出し続けていくためにはどうすればいいのかを話し合ったのであって、あくまで前向きな話。決して「中南米マガジン」が経営危機ということではないので、どうかご安心を・・。

午後8時ごろ、いったん、ホテルに戻り、フロントに預けてあった荷物を受け取って、帰宅の途へ。今日が締め切りの短い原稿が1本あるが、もう体力の限界です。ごめんなさい、今日中に、必ず書きます。

2006-05-22 03:49:03

ダヴィンチ・コード完結編??

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昨日、意を決して、「ダヴィンチ・コード」を観た。家の近くのシネコンで、しかも深夜のレイトショーで観たのだが、同館は指定席制ではないにしても定員制なので、チケットさえ買えれば、必ず座って観れるというのに、30分前からもう長蛇の列。しかも、若いアベックばっかりで、たったひとりで観に来たおじさんは寂しいゾ。

映画の方は、まぁ、さすがロン・ハワードというか、隙のない重厚なつくりで、カンヌ映画祭のプレミア試写では失笑やブーイングも起きたという一部マスコミ報道ほど、ひどい作品ではなかったが、原作にほぼ忠実なつくりで、したがって、あの原作(原作を読んで、感動されたという方がもしいたら、ごめんなさい)では面白い映画になろう筈はない・・という出来でした、ハイ。

予想通り、カトリックの強い中南米や、これは意外なアジア各国などでも、上映中止を求める運動が起きているようですね。まぁ、結局のところ、映画の「宣伝」にしか、ならないでしょうが・・。

もっと、あれこれ書きたい気もするが、そろそろ、4時。もう寝ます。

2006-05-21 11:00:13

アンデスの音楽と舞踊

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昨日、娘の通う恵泉女学園大学のスプリングフェスタ企画として開催された「アンデスの音楽と舞踊」を観に、多摩センターまで行った。都内とはいっても、私の家からは片道2時間弱という距離。ちょっとした旅行だ。

同企画は3部構成になっていて、その第1部と第3部が、メキシコ学勉強会仲間の水口良樹さん率いる「ペーニャ・ハラナ」によるペルー海岸地方の音楽と、日系ペルー人と日本人によるペルー舞踊グループ「アシ・エス・ミ・フィエラ」のダンス。第2部は「クワルテート・ボリビア」によるボリビアの民族音楽(フォルクローレ)で、多くの人が多分思い浮かべるであろう、「アンデス音楽」はこちら。

かくいう私も、水口さんと出会うまでは、ペルーの音楽というと、このボリビアのフォルクローレをイメージしていたクチで、彼との出会いが私のペルー音楽観を大きく変えた。

ライブはB301という、普段は「ガイダンス」等に使われる大きな教室で行われたが、参加者の多くは外部から来られた方で、在学生の参加は極めて少なく、残念。でも、ステージそのものは大変素晴らしく、それこそあっという間の2時間でした。私は水口さんに頼まれて、舞台を撮影しましたが、多分、あまり使える写真はなかったでしょう、すみません、水口さん。

会場には、同じくメキシコ学勉強会仲間の安藤二葉さんやさかぐちとおるさんなども見えられていて、以前、メキシコ学勉強会にも来て下さったペルー在住の鈴木智子さんのお姿も・・。なんだか、同窓会という雰囲気もありました。

2006-05-20 09:27:36

「ミュージック・クバーナ」7月、渋谷シネクイントで公開

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「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のヴィム・ヴェンダース監督が製作総指揮するキューバ音楽ドキュメンタリー映画「ミュージック・クバーナ」の東京での公開が決まった。スタート日はまだ未定だが、7月、渋谷の「パルコ パート3」内にある「シネクイント」で、レイトショーでの公開となる。

「ミュージック・クバーナ」はこちらは自ら監督した「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」にも出演していた、キューバ音楽界の至宝のひとり、ピオ・レイバ(今年の3月に、88歳で逝去)を中心に、主にキューバの若手実力派ミュージシャンを集めて結成されたバンドによる、東京を含む世界各地でのライブ風景を軸に、バンド参加ミュージシャンの日常生活を追った長編ドキュメンタリーで、2003年に行われたこの映画撮影のためのライブには抽選に外れて、観客(エキストラ?)として参加出来ず、口惜しい思いをした思い出がある(知人の中には当たった人もいました、ううう)。

考えてみると、本作のピオ・レイバを始め、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に出演したオールド・ミュージシャンのほとんどが、すでにこの世におらず、キューバ音楽界も確実に世代代わりが進んでいる。なかでもジューサなど、まったく新しい才能の出現は、少なくとも私などが勝手に思い浮かべていたキューバ音楽のイメージというか、固定観念を大きく打ち破りつつあるといえる。そういった意味で、オールド世代から若手へのバトンタッチをひとつのテーマにしたこの映画は、キューバ音楽の新次元を知るための恰好な手引きのひとつに、間違いなくなるだろう。

2006-05-20 02:06:10

ダック・シーズン

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フェルナンド・エインピッケ監督の(長編劇映画としては)デビュー作にして、メキシコのアカデミー賞といわれているアリエル賞を受賞したメキシコ映画の話題作「ダック・シーズン」を、渋谷のシアター・イメージフォーラムで観た。

ある日曜日のお昼近く、メキシコ・シティーのトラテロルコ広場の近くにある古びた高層アパートの一室では、その部屋に住む14歳の少年が同い年の友人と共に、テレビゲームに夢中になっていた。すると、どうやら隣の部屋に住んでいるらしい、少年らとはまったく面識のない16歳の少女が、ケーキを焼くため台所を貸して欲しいと訪ねて来て、なかば強引に、室内に上がり込んでしまう。さらに、30代半ばの、少年らが注文した宅配ピザの配達人もやって来て、決められた配達時間をごく僅かながら過ぎているので、代金は払えないと強弁する少年たちと、口論になる。そんな年齢も境遇も違う、決して知り合うことはなかったに違いない4人を、突然の停電と、少女が焼いたとんでもないものが入ったケーキとが、結びつける。

映画はその退屈な日曜日の夕方までの、わずか半日間の出来事を描いた室内劇である。とはいっても、何か、劇的なことが起こるわけではない。しかし、4人の交わす何気ない会話が、彼らの孤独でやりきれない、それぞれの境遇を、浮き彫りする。あたかも飛べないアヒルのような彼らは、半日を共に過ごして、それぞれ、飛ぶことを決意して、個々の日常に戻って行く。彼らは、果たして、本当に飛ぶことが出来るのだろうか・・。

映画の舞台となるトラテロルコ広場とその周辺のアパート群は、「トラテロルコの夜」と呼ばれることになる、メキシコ現代史の暗部、軍隊や警察によって、民主化を求める多くの学生や市民が虐殺された歴史的な場所である。しかし、映画はもちろん、そうしたことを一切、描かない。描くのは、少年少女たちや、もう「若い」とはいえない年齢になってしまった、メキシコのおそらくごく普通の青年が抱いている、その先に希望の見えない、何ともいえない閉塞感のようなものである。そうした閉塞感にもがきながらも、彼らはそこからの脱出を模索してもいるのである。4人の、それぞれの新たな旅立ちを暗示しつつ、物語は唐突に終わる。

確かに、見事な出来映えで、メキシコ映画の秀作として、多くの人々の記憶に残る映画だと思う。

映画の冒頭に流れるナタリア・ラフォルカデの歌が、思わず泣きたくなるほど、とてもキュートだ。


2006-05-19 00:56:54

「聖杯伝説」と「ユダの福音書」騒ぎ~「ダ・ヴィンチ・コード」もうすぐ公開~

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ダン・ブラウンのベストセラー小説の映画化「ダ・ヴィンチ・コード」が、いよいよ、今週の土曜日に公開される。全世界的に大ヒット間違いなしといわれる中で、カンヌで行われたワールドプレミア試写会での評判は、さんざんだったようだ。

映画はダン・ブラウンの原作を忠実に映画化したものといわれているが、私はつい先日、文庫になってからようやく、その件の原作そのものを読んだが、正直いって、あまり感銘を受けなかった。一応、「聖杯伝説」をベースにした歴史ミステリィーなのだが、「キリスト教の根幹を揺るがし、ヨーロッパの歴史を塗り替えた世紀の大問題作」というキャッチ・フレーズとは裏腹に、その物語の核となる「聖杯」とは何かという謎解き部分が、それほど衝撃的なものではなく、すでに先行研究のあるものであったからだ。というよりは、そうした先行研究を巧みに取り入れて書いたミステリィーという感じで、物語の最後で明かされる、現実社会での事件の「意外な黒幕」の正体(まぁ、すぐにわかります)を含めて、小説そのものの出来は、総じて今ひとつの感もあった。

そんなおりもおり、「ナショナル・ジオグラフック」誌が「ユダの福音書」を発見という記事を載せて、大いに話題になった。記事の内容を詳述した単行本も、日経ナショナル・ジオグラフック社から緊急出版され、興味に駆られて購入して読んだが、この本は「ユダの福音書」発見までの経緯を丹念に追ったもので、肝心要の福音書そのものの内容については、それとは別に、6月にその邦訳が同社から出版されることになっているのだという。「ダ・ヴィンチ・コード」の公開に合わせ、商売が上手だなぁと鼻白む感もあるが、私が興味があるとすれば、いわゆる「正統派キリスト教(そんなものがあれば・・の話だが)」の教義から見れば「異端」といえる、「ダ・ヴィンチ・コード」が力説するイエス・キリストの家系今日もなお存続説や、ユダの行為を正当化し、それはキリストの意志にかなったものであったとする「ユダの福音書」の存在という「衝撃の事実」そのものではなく、それがキリスト教の根づいた欧米において、実際にはどれほどの「衝撃」をもって受け止められたのかという、まさにその点である。

ともあれ、映画版の「ダ・ヴィンチ・コード」は、実のところ、あまり期待はしていませんが、一応、観には行きます。感想等はまた後日。


2006-05-17 23:10:14

墓参り

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この5月で、父が亡くなって、3年めになる。3回忌は昨年すませたので、今年は命日に親戚等を呼ぶ予定はない。今日の午前中、特にこれという仕事がなかったので、父の墓のある信濃町のお寺に墓参りに行った。墓といっても、駅前の高層ビルのような建物の中にあって、コインロッカーのようなつくりだから、これまた駅前の花屋で買った花を花瓶にいけて、線香をあげたら、もう終わりである。墓が以前多磨墓地にあった時は、ついでに墓の周辺の清掃をしたりして、結構、半日仕事になったが、ビル内の清掃はお寺でやってくれるし、お花以外のお供え物などは、必ず、持って帰らなければならない決まりになっている。この鉄製のコインロッカーの中に、私もいずれ、骨と灰だけになって、入ることになる。

午後からは業界団体の総会を2カ所、はしご。最初が午後1時半~4時までで、次が午後3時半からだから、最初の総会を途中で退席して、次の総会に向かう。最初の総会ではお土産の代わりにと・・3000円分のデパートの商品券が、次の総会では、同じく3000円の「お車代」と、高級クッキーの詰め合わせのお土産が、出る。こうした「お車代」の類を、原則として、決して受け取らないのが「朝日」「読売」等の一般紙、ちゃんと受け取って、自分の懐へ入れるのが業界紙の記者である。

私はもちろん、「下劣」な業界紙の人間だから、しっかり受け取って、自分の懐へ入れました・・けどね。

2006-05-16 23:34:05

安富祖貴子の「魂/Kon」を聴く

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一時は「ディアマンテス」のメンバーであった、安富祖貴子(あふそ・たかこ)のデビュー・アルバム「魂/Kon」(エム・アンド・アイカンパニー)を聴いた。

「安富祖」という性でもわかる通り、彼女は沖縄・金武(きん)の出身で、東京の音楽短大でピアノを学び、卒業後は沖縄に戻って、ピアノの教師をしながら、ホテルなどでひき語りをしていたという。そこで見出されて、ラテン音楽などを歌うようになり、沖縄を代表するラテン音楽グループである「ディアマンテス」に加入した。ソロに戻ってからは、再び、ホテルでジャズのスタンダード・ナンバーなどを歌うようになり、今回のデビュー・アルバムも、「ワーク・ソング」や「ヒーロー」「モーニン」そして「テネシー・ワルツ」などの、ジャズのスタンダード・ナンバー12曲を収録したものである。私は大学時代に一時、ジャズ喫茶などにも通ったことがあるが、その後はジャズをほとんど聴いてこなかった。それでも彼女の歌の並々ならぬ巧さは、よくわかる。

生活が米軍基地と、文字通り、隣り合わせという金武という基地の街に育った彼女には、米兵が我が物顔でのし歩く基地の街の現状に、あるいは様々な葛藤があったのかもしれないが、同時に、彼らの聴く音楽が常に空気のように満ち溢れている環境下で、そうしたリズムを知らず知らずの内に、身につけてもいたのであろう。力強く、とてもこのアルバムがデビュー作とは思えない円熟味と、哀愁をさえ感じさせる貴子の歌は、文句なく、素晴らしい。

沖縄へ行き、彼女の歌を聴くという、新しい楽しみが出来た。

2006-05-16 00:27:13

「ピンクパンサー」&アンデス音楽と民族舞踊の集いへのお誘い

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風邪はまだ完全には治っていないが、ほぼ峠は越した感じなので、仕事が終わってから、日比谷のみゆき座にて、「ピンクパンサー」を観る。

「ピンクパンサー」は、言わずと知れた世界一のダイヤ「ピンクパンサー」をめぐるドタバタ喜劇で、今回のリニューアルに際しては、世界一おバカな警官クルーゾー警部をスティーヴ・マーティンが「きまじめ」に演じ、まさにはまり役といえる。彼の部下である堅物の平警官役のジャン・レノとの、絶妙なコンビぶりも楽しい。とにかく、あまりにもバカバカしくて、脱力する展開と、ラストの意外なクルーゾーの「名警部」ぶりも一興で、私としては大満足の1本でした。是非是非、シリーズ化していただきたい。あのビヨンセも、出ています。

ところで、ここからは、全然、違う話題をひとつ。

私の娘の通う恵泉女学園大学では、毎年5月にオープンキャンパス方式で「スプリングフェスタ」を開催しているが、今年は5月20日(土)が開催日。この「スプリングフェスタ」の1企画である「アンデス音楽と民族舞踊」に、メキシコ学勉強会仲間の水口良樹さんが出演し、演奏することになった。時間は午後3時~4時半までで、B301教室にて開催される。もちろん、無料。

恵泉女学園大学への行き方は、小田急線か京王線の多摩センター駅下車、駅前の京王プラザホテル前から随時、無料のスクールバスが出ていて、新宿方面からなら、約1時間ほどの距離。

ご興味のおありの方は、是非是非、ご参加下さい。私も行きます。

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