「ニキ・ド・サンファル展」 | 土方美雄の日々これ・・・

「ニキ・ド・サンファル展」

人形作家の西村FELIZさんとお会いし、購入した人形を受け取ってから、その人形をコインロッカーに入れて、そのまま、国立新美術館へ。

昨日から始まった「ニキ・ド・サンファル展」。平日の昼間とあって、狙い通り、来場者は少数。ゆっくりと、観ることが出来た。パリで行われたニキの大回顧展は、60万人もの入場者があったというが、残念ながら、日本での知名度は、彼女の出身地のフランスや、海外ほど、大きくはない。世界で唯一の、那須のニキ美術館も、熱心な創設者の死によって、残念ながら、閉館してしまった。

今回の個展は、初期の射撃絵画から、林立する巨大なナナ像の数々、そして、ニキ作品の熱烈なコレクターで、ついにはニキ美術館まで開館してしまった、故ヨーコ増田静江コレクションから、タロット・ガーデンや晩年の作品に至るまで、ニキ・ド・サンファルの生涯と作品を、文字通り、概観出来る、大充実の回顧展。とにかく、2メートルを越す超大作が目白押しで、このド迫力、臨場感は、会場でしか、味わえないもの。圧倒されました。

会期は12月14日まで、あと2回くらいは、最低でも、観に行きます。

国立新美術館のカフェで、しばし、ボーッとしてから、喧噪の国会へ。